nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

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彼女は貞操を奪われて、屈折した心を持つようになった般若なのか?

前回の記事↓
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新橋駅の汐留改札で13時以降に待ち合せた。彼女は13時15分頃になるというメールが入る。改札口向こう側の階段から降りてくる彼女の足取りはゆっくりで、顔も曇りがちで、どこか悩んでいるように見える。私と会うと、笑顔にはなったが、目の奥では笑っていないような雰囲気だ。アラジンの劇場に向けて歩きながら、汐留改札の写真は、自分で撮ったのか? と不審な様子で聞いてくる。
あれはネットにあった画像をコピーしただけだと答えても、素直に納得しないようである。
今朝から食事もせず、咽喉が乾いたということだから、劇場のあるビルのコンビニに立ち寄ろうとしたら休みであった。少し歩いたところにドラッグストア「マツモトキヨシ」で、私は緑茶の綾鷹を手にとり、彼女のアイスティーと一緒に会計を済ました。1つしかないビニール袋にアイスティーを入れて、彼女に渡した。ビニールはいる? と聞くと、いるいると答える。
「緑茶はバッグに入れたね」
と力の無い口ぶりだ。私の好意が不審のもとになっている感じがした。歩きながら、アラジンは何回目だっけ?と聞いてくる。私は以前、メールで2回観たことがあると書いたのだが、2回目だよと嘘をついた。じゃあ私と同じねと呆れたように笑う。
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アラジンの内容は、盗人でお金の無いアラジンが、魔人ジーニーの力を借りて、大金持ちの王子様となり、王の娘ジャスミンを口説くという内容で、これも、彼女の過去の傷に響くものではないかと不安になった。今回は、彼女がもう一度観たいというのだから、心配することもないだろう。
芝居がはねて後、「天空焼肉 星遊山」で食事をするにも、まだ時間が1時間半あった。無目的に歩くことになりそうだから、喫茶店でも入りますか? というと、黙ってうなずいた。「bubby's 汐留」の看板が目についた。あそこにしようか? ドリンクだけで大丈夫なのかなと首をかしげる。2人、同じ野菜ジュースのようなドリンクを頼んだ。
Kさんは、青い顔をして、ゆっくり話始める。
「違うんならいいんだけど、Mさんといて、嫌な気がしないじゃん。すぐ同調するし、皆にこんな風に応対しているのかなと思って……、まだYOUBRIDEはやっているの?」
「もうやめたけど、半年契約だから、10月までは会員になっているみたいで、2ヶ月ぐらいログインをしていないよ」
「本当に? メールでもきたらどうするの?」
「ログインしていないと、自分のプロフィールの表示が上位にこないから、全然なんだよ。自分にとっては、美帆さんが最後だから、いや、ストーカーじゃないよ。他には興味がないよ」
「私は、見た目から、そういうのが器用に見えるじゃん。本当は不器用だからね。Mさんは、逆に不器用に見えるけど、そういうところあるのかなぁと思っちゃって……。付き合っているのに、別れた時のために保険かけているのとかあるじゃん。ああいうの凄く嫌なんだよね」
ギクッとしたけど、彼女の真摯な思いに触れ、私の胸は高鳴り、ここだけの話、勃起した。
 私はKさんの育ちが経営者の娘として育ち、田園調布、自由ヶ丘、品川、恵比寿、有楽町というと、日本のセレブの街として、上位にあげられるところで仕事しているから、目も肥えていて、目標とする生活レベルが高いと思う。その期待に沿えるだけの力が、自分に備わっているのかということが一番の不安だと述べた。彼女は、そんな違いは何も感じないと頷いている。社長令嬢だと話しても、IT社長のようなものではなく、土木関係だから、汗のニオイがするし、男臭い中で育ったため、男のような性格になったのかもしれないと笑っている。その笑顔が可愛いかった。
冷房が寒いというから、外に出ることにした。PLAZAがあるというから、彼女についていく。化粧品売場であった。口紅、マスカラ、化粧品の道具を、一つ一つ確かめている。美容は奥が深いと思った。
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焼肉店に入る。外は、汐留の電通ビルがあり、その脇から東京都心の高層ビルが遠くまで櫛比している。人工的なもので埋め尽くされている世界を眺めていると、そこにいるそれぞれの生活感情よりも、蟻の巣ではなく、東京人の巣といった心身共に同一色の人種しか存在しないようなはかない気持ちになる。
彼女は席につくと外を眺めた。
「個室じゃん」
と喜びとも怒りともつかないあやふやな言い方をした。
朝から何も食べていないとあって、出てくるものを、私より早く片付けていくようだった。
デザートを残して食べ終えたところで、彼女は席を立ち、トイレにいった。私はその間に会計を済ます。
帰ってきた彼女は、貯金はいくらあるんだっけ? と聞いてくる。
「前、写メで見せたと思うんだけど」
「他にはないの?」
「あれ全部だけど」
「あれだけかぁ」
と下を向いた。彼女が急に不潔になったような気がした。相談している店長が金目当てではないか? と心配そうにしていたのを思い出す。私も、ついにきたのかと思った。以前、不動産に勧誘されそうになったことがあったのだ。
彼女は父親の紹介で社債をやっていて、ローリスクなんだけど、金利が3%あって、先月、元本も回収したから、トータルで300万円ぐらい利益を出していると話した。金銭感覚のことで、合わないんじゃ、また、結婚直前で辛い思いするのは嫌だなぁと意気消沈している。資産運用なら別にいいじゃないか、やろうよと励ますように話していても、ここだけは彼女は譲れないとばかりに、真剣な目で私を見つめてくる。
「もし私が言わないで、友達に言われたら、やろうかなと思うの?」
「思わない。生活に差し迫ったものが無いから」
「じゃあ、子供だったということ?」
「20代で小説家になりたいと話したことがあったよね。文豪になる人達は、太宰、三島、宮沢賢治バルザックゲーテだって、皆、貴族的な育ち方をした人達なんだ。そうでなければ、人間関係における美を描くなんてことを考えられないんだよ。自分が大学を卒業して作家になりたいと考えた時、親元から通う独身貴族として、人工的に貴族的な生活をこしらえたとも言えるのではないか?
女性が結婚相手として選ぶ条件は3つあると三島由紀夫を言う。それは、お金、社会的地位、男性的魅力なんだろうけど、お金と地位を偽るのは、いずれ破綻をまねくのはわかるからやらないだけで、男性的魅力だって、結婚したらいきなりカツラをとったらヤバイでしょ。僕は、お金と社会的地位については虚飾なく、正直に答えるようにしているんだ。相手が処女だったら貞操権侵害で訴えられた場合、200万円払わないといけないじゃん」
処女だったらと言った時に、彼女は金剛力士像のような怖い顔をした。もしかしたら、5年付き合った彼氏が、初めての人だったのであろう。そうでないといいなぁと思った。
「私は親と子の違いより、先生と子の違いがあるわね。スパルタでいくしかないわね。しっかりしなさいね」
と彼女は立ち上がった。急な感情の変化が読めず、私はタジタジとなって、彼女の後ろから店の外に出た。帰りは有楽町で別れた。また逢いましょうというと、頷いていたから、大丈夫だと思う。しかし、女心は秋風のように変わりやすいというから不安だ。

明日、彼女にどれだけ誠意が伝わるだろう!

前回の記事↓
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明日、13日(木)にKさんとアラジンを観てくる。新橋の汐留改札に13時過ぎに待ち合わせである。また逢えることが嬉しくもあるけど、関係がこのまま平行線をたどり、フェードアウトすることになれば、彼女1本に絞って賭けた意味はどこにあるのかという空虚感に襲われるだろう。それをとにかく恐れている自分がいるのだ。しかし、もう婚活で沢山の女性と会ってきて、これだという女性は彼女ともう1人ぐらいではないか? それに、ここまで進展したのも、Kさん以外にはいない。多くの女性に振られ、限られた好意を示してくれた女性とはフェードアウトし、傷つき傷つけてきて、疲れきって結婚をあきらめかけたところで、彼女に出会ったのだ。これ以上の女性は他にいない。
ツヴァイも、YOUBRIDEも休止し、他の女性と会うたびにかけていたお金を、彼女だけに投資することに決めたのだ。相談相手の店長からすれば、頻繁に会っているようだけれど、いつも食事をする店が高すぎて気になるということだ。今度は、サイジェリアやガストで食事をしてみればとアドバイスをくれた。
店長は理性があり、常識的な人である。
しかし、彼女は今、男性不信の極致にいる。言葉や行動から誠意を読み取ることができずにいる中で、最も頼りになる目安は、どこまでお金を遣ってくれるかが、相手の誠意をはかる尺度となっている感は否めない。私は彼女への結婚前投資限度額を200万円としてみよう。私の思いが伝われば、今度は、結婚生活を見据えて、貯金のために水筒を持っていってみたらどうなの? とか、もう少し安いところでいいんじゃないとか言い始めると予想している。
前回、有楽町でお会いした最後に、私へ「もぉー君」と渾名で読んでくれたから、私は、明日、隙あれば、「みぃーちゃん」と呼んでみよう。
話したい内容は、彼女が食事の最中に、こだわりは本当に無いのか? と聞いたことに対する答えというものにしてみたい。
そのために、結婚生活のことが書かれた本を2冊、結婚生活に対する見解が書かれた本を1冊読んでみた。
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「気が早くて、ヘリコプターかもしれないけど、本を読んできたんだ。自身のこだわりって何だろうと思ってね。以前、みぃーちゃんは、ブログを読んで考えているって言ってたじゃん」
こんな感じで話をしてみようかな。

彼女の心の傷を癒すことは、結婚への途上にあると言えるのか?

前回の記事↓
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7月30日(木)に、JR有楽町駅国際フォーラム口で20時に待ち合わせすることになった。頭の先から爪先まで一点の抜かりもなく決めている彼女。ヘアメイクの仕事をフリーになって日々こなしている彼女だから、鏡を持ち出して、髪型を凄く気にするのは当然だ。メイクをして綺麗にしてあげるという自信に溢れた姿で、相手を安心させるぐらいでなければいけないのだろう。化粧品売場の販売員だって、綺麗に容姿を決めているのを見れば、フリーランスのメイクの仕事となれば、少しの乱れも許されないのだろう。
私と会うと、Kさんのまなじりは、柔和になった。とても優しい笑顔で、私は嫌われていないのだと安心すると同時に、期待に背いてはいけないという緊張がこみ上げてきた。前回はグレーのマスクをしていたのだが、今回は私と同じ形をしたマスクをしていた。
「同じマスクだね」
 と楽しそうに笑っている。今日の行く店は、「伊豆の旬やんも」である。国際フォーラム口から歩いて7、8分のところにある。
道行く間、無言のままになってしまうから、晴れて良かったですねとか、西東京の方からくると、都会に来たなぁと思いますよとか、当たり障りのない話をする。
5年間、婚約者の幻想を見ていたことによる失望からくるものだろうか? 騙されていたことで大きく傷ついた彼女の心は、人間不信となっているところもあるのだろうか? 新東京ビルの地下に降りる階段のところで、彼女の顔に影が差し、表情がえらく曇るように思えた。疲れていて、元気が湧いてこないように見える。
もしかして、ただ傷を癒したくて会いにきているだけでもあるまい。逆に、これほど大きな傷を癒すことができれば、大いに惚れてくれる可能性もあるものだ。
 劇団四季のチケットも、タクシーも、1食1万円以上の飲食費も全部私が払っている。それに戸惑う素振りもない。愛情の深さを図って安心してくれていることを、彼女の過去を癒す助力になることを願う。ただのメッシー、アッシーとしてあしらわれているにしても、彼女が私にとって最後の女なのだ。そもそも、この婚活には、誰かと命を懸けて向き合い、絆を深めて、築き上げていこうとする覚悟から始めたことであり、また、深く深く傷ついて、女に見切りをつけようとしたことでもあったではないか? それにおいて、最高の女に出会ったのだ。
いくらでもお金を投資し、立ち直れないほどの傷を受ければいいではないか?
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 席につくと、彼女はいつになく澄ましている。ツンとして、頑なに心を閉ざしているようでもある。
「いい店を見つけるのが上手いね」
 と卑屈な笑顔になった。
「それとさぁ、マンマミーアにコロナの役者が出演していなくて良かったね」
 と力無く笑っている。
「あれ、見たんだ。ビックリしたけど、代役の人だから、関係無かったから良かったよね。公演が2日間中止だったなんて大変だっただろうね」
 となだめるように話した。Kさんは、えっと、眉間に皺を寄せて、目を大きく開けた。
鋭い目で、じっと私を見つめてくることが多いから、以前から気になっていたけど、彼女の過去を聞いて納得した。一つ一つ確かめるようにしていくと言う。
 「こだわりは本当に無いの?」
 これを聞かれたのは2度目である。特に大きなこだわりはないと話した。私の趣味は思索であって、本当のところ、広辞苑が1冊あれば、満足な1日を送れるのである。
「婚約破棄につながるような決定的なこだわりは無いよ。バイセクシャル、ホモ、ゲイとかね。宗教の信者だとか、借金があるとか、職務・経歴、貯金の有無を偽っているとか、そういうものは、自分には無いよ。でも、どんなに頑張っても、期待に応えられないこと状況になることはあるかもしれない」
「お金で解決できることが多いというようなことが書かれていたね。随分、ドライな人なのかなと思ったけど、会ってみたら、全然……」
と首を傾げて目を大きくしてみせる。
私はドライとウェットの2面性があるのかもしれない。理知的であり、夢想的でもあるのだろう。
彼女は心を許したのか、子供の頃の夢は、考古学者や、FBIに入って、悪い奴を捕まえようということだそうだ。毎週水曜日に犯人をみつける番組を欠かさず見ていると話していた。
「個性が強いね。いいと思うよ。皆にうずもれているのは嫌だよね」
他の女性であると受けつけないことが、Kさんの場合は肯定してくれる。
彼女はナイナイの岡村が好きで、猿顔の男性が好きであるということ。岡村がライオンキングの役者に挑戦していて、ハイエナ役で4回転するのが難しく苦戦するところが放映されていたそうだ。頑張れと応援していたから、実際、数年前にライオンキングを観た時、思ったような内容ではなく、消化不良で終わったみたい。ハッピーエンドが好きだから、キャッツのような天国に行く内容ではなく、アラジンがもう一度見たいということになった。ライオンキングとキャッツの座席が〇がついていて、アラジンは△だったけど、座席はあるようだよと話してきたのは、アラジンが見たいけどということを示唆した彼女なりの遠慮だったのだろう。
両親が宮城県から経営指南のために、東京に来るから、その際、食事でもするかもしれないけど、日帰りだから無理かなぁと会いたくないような素振りが見えた。Kさんは、専門学校に通うようになってから、一人暮らしをさせられた。独立して親を頼らず生活していけるように、親の介護等考えなくていいようにという配慮らしい。それにしても、女性を育てる方法論として正しいのだろうか?
「年頃の娘を自由にさせたら、だらしなくなる場合が多いのだから、近くにいさせて大事にしたいと思うのが普通じゃないかな」
寂しそうで、1世代の年上を求めるKさんの心情は、ファザコンが抜けていないところが出ているのだろう。
「会っている間に、次の約束が出来て良かったぁ。約束がとれるまで、恐ろしさで身体が震えるんだよね。」
「あぁ」と驚いた彼女の奇声が響く。
「怖いよぉ……」
 と私は、独り言のように呟いていた。
帰り道、路上を歩く際、車道側は男が歩くんだよねと聞くと、そうだよと応える。ホストの番組でやっていたと口にすると、ホストだけでなく、誰でもやるよと口をとがらせる。庇護して欲しいという欲求が強く働くようだ。三田線の改札口まで見送る。その間、2度ほどハイヒールが脱げそうになる。私が立ち止まると、靴のサイズいくつ? と聞いてくる。28.0と言うと、いいね、22.0は店に無いから、22.5を履いているんだけど、このように脱げてしまうんだと苛々している。改札口でまたアラジンを観ましょうと言うと、泣きそうな顔をしてしばらく私の顔を見ている。少しずつ離れていくとこであったが、それを引き留める魂に触れたような気持ちになった。
今度の13日(木)に汐留のアラジンを観にいって、食事をして、次の約束をとりつけるようにしたいなぁ。また逢えるのだから、今は正直嬉しい。
Kさんが好きなのは、『和牛の炭火焼』であった。↓

・前 菜 『初夏の味覚 前菜盛り合わせ』

・汁 物 『いさきの沢煮椀』
 
・刺 身  伊豆川奈港直送『地魚刺身盛り合わせ』
  本鮪・金目鯛・あおりいか など

・焼  物 『地魚の炭火焼き』 
 銀だら西京漬焼き 備長炭仕上げ など

・中 皿 『和牛の炭火焼き』
   備長炭仕上げ

・煮 物 『冷やし鉢』
 鮑 冬瓜 南瓜 丸茄子 オクラ
 
・お食事 『酢橘そうめん』 香物   

・デザート 『無花果と白胡麻豆乳ぷりん』
 

今までの彼女との馴れ初め!↓
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2つの心 重ね合う形はそれぞれか?

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前回のやり取り↓
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こんばんは!
ご連絡ありがとうございます。
30日(木)でお願いします。忙しいと思われますが、お食事はできますでしょうか?
当日の駅を教えていただけると嬉しいです。

 長文を失礼します。横浜のSALONE2007を出てから考えていたことをお話したいです。
蒸し返して申し訳ないのですが、前の人の話を聞いていてすぐ、太宰治が頭に浮かびました。
 太宰の作品は、居酒屋にいる友人達に、お金が入ったから静岡の温泉旅館に行こうと誘い、金額をかなり盛って話していたため、皆が遠慮無く、飲み食いしているうちに、あきらかに足りなくなって窮地に陥る話、誘われると断れない性分のため、学費を夜遊びで散財して、実家に最もな理由をつけて催促する話、大学には、途中から出席もしていないのに、実家や近しい人達には、卒業できる風を装って安心させ、苦労する話とか、人間の弱さを道化て書いてあるものばかりなんです。
作者自身も破滅的な人生を送り、親族、身内の犠牲の上に成り立つ文学でした。人間の弱さを知る分、文面には、心に沁みるような金言や優しさがあって、それに支えられた時期もあります。しかし、私は彼のようには、絶対になりたくないと考えるようになりました。
太宰と三島の関係の記事↓(注:私は同性愛者ではないです!)
http://www.onechan1977.com/archives/3750637.html
太宰が『人間失格』を書いて、すべてを告白して死んだとされているのに異を唱えて、果たして告白は可能なのか? とアンチ太宰を標榜して書き上げたのが、三島由紀夫のデビュー作『仮面の告白』です。彼の作品の主人公は、寺の徒弟、海難事故で子供を亡くした奥さん、都知事選に出馬した夫婦、船乗りの若い男、婚約者のいる大学生等、多岐にわたるのですが、それぞれが皆、意思によってやり遂げようとするところに、刹那、垣間見られる美(詩)を現わしています。
三島が、太宰さんの文学は嫌いなんですと告げにまで行った強い気持ちは私そのもので、美帆さんの価値観や考え方に呼応するものではないかと考えています。
 どういうところを見て真面目に思ったのか? と問いかけられて、答えに窮したけど、人の深いところをみて、関係を築こうとしている姿そのものだとは言えないでしょうか。
最近美しいことあった? と聞かれて、船乗りの言葉が良かったとお伝えした、横浜「港の見える丘公園」からのプロポーズの言葉を添付します。↓
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婚活 致命的なデート 挽回のチャンスは貰えるのか?

前回までの記事↓
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7月16日(木)に劇団四季の『マンマミーア』を観てきた。ヘアメイクで働いている女性と4回目のデートである。この時期になると、下手に話さなくても、情というものが出てきて、関係に落ち着きが出てきたと思った。しかし、現実は厳しく、Kさんと会ってから、どこか前回までと違う雰囲気であった。
13時10分頃に、彼女が日本大通り駅の改札に現れ、来てくれたお礼を述べた。神奈川芸術劇場までの道のりで、ここの近辺は、海釣り施設が多くあって、この近くには来たことがあるの? と聞いてみたけど、ここら辺はない、あるのは豊洲でシーバス釣りをルアーでやったことぐらいという返事であった。その口調は、元気がなく、コロナの感染者数が多くなったことで、仕事に影響があったのかもしれないと考えた。
それもあったのだろうけれど、『マンマミーア』のテーマそのものが、彼女の傷口に塩をすり込むようなものだったと気付くのは、後のことだった。
『マンマミーア』
Mamma mia
DONNA
I was cheated by you
And I think you know when.
So I made up my mind, it must come to an end
あなたに騙されたの
いつだったか、あなた覚えているでしょ?
だから私は諦めたの、もう終わったんだって。

Look at me now, will I ever learn?
I don't know how, but I suddenly lose control
There's a fire within my soul
Just one look and I can hear a bell ring
One more look and I forget everything
ほら見て、昔学んだはずじゃなかったの?
どうしてかは分からないのだけれど、突然理性を失っちゃったの。
私の魂に火がついたの。
あなたと少し目が合っただけで、胸が高鳴ったわ。
もう一回あなたと目が合ったら、今までの事を全部忘れてしまうわ!

Mamma mia, here I go again
My my, how can I resist you?
Mamma mia, does it show again
My My, just how much I've missed you?
なんてこと!またやっちゃった
あーあ、どうしたらあなたに抗えるのかしら
なんてこと!まただわ
あーあ、どれだけあなたが恋しかったのかしら

Yes, I've been broken-hearted
Blue since the day we parted
Why, why did I ever let you go?
Mamma mia, now I really know
My my, I should not have let you go
ええ、私はずっと傷ついていたわ
あなたと別れた時から。
どうして私はあなたと別れちゃったのかしら?
なんてこと!今分かったわ
あーあ、私あなたと別れるべきじゃなかったのね

Look at me now, will I ever learn?
I don't know how, but I suddenly loose control
There's a fire within my soul.
Just one look and I can hear a bell ring
One more look and I forget everything
ほら見て、昔学んだはずじゃなかったの?
どうしてかは分からないのだけれど、突然理性を失っちゃったの。
私の魂に火がついたの。
あなたと少し目が合っただけで、胸が高鳴ったわ。
もう一回あなたと目が合ったら、今までの事を全部忘れてしまうわ!

Mamma mia, here I go again
My my, how can I resist you?
Mamma mia, does it show again
My, my, just how much I've missed you?
なんてこと!またやっちゃった
あーあ、どうしたらあなたに抗えるのかしら
なんてこと!まただわ
あーあ、どれだけあなたが恋しかったのかしら

Yes, I've been brokenhearted
Blue since the day we parted
Why, why did I ever let you go?
Mamma mia, now I really know
My my, I should not have let you go
ええ、私はずっと傷ついていたわ
あなたと別れた時から。
どうして私はあなたと別れちゃったのかしら?
なんてこと!今分かったわ
あーあ、私あなたと別れるべきじゃなかったのね

DONNA
What the hell are you all doing here?
Well I'd love to stop and chat,
but I have to go and clean out my handbag: or something
あんた達こんなところで一体何してるの?!
…いいわ、おしゃべりは止めましょ
私は行って整理しなきゃいけないのよ、鞄とか、何か適当なモノをね

BILL
Age does not wither her.
月日を経ても彼女は色あせないな!

HARRY
I was expecting a rather should matron
私はもっと大人の女性になってるのを期待したんだがね

SAM
No she's still Donna.
いや、彼女は昔のドナのままだよ

DONNA / SAM / BILL / HARRY
Just one look and I can hear a bell ring
One more look and I forget everything
あなたと少し目が合っただけで、胸が高鳴ったわ
もう一回あなたと目が合ったら、今までの事を全部忘れてしまうわ!

Mamma mia, here I go again
My my, how can I resist you?
Mamma mia, does it show again
My, my, just how much I've missed you?
なんてこと!またやっちゃった
あーあ、どうしたらあなたに抗えるのかしら
なんてこと!まただわ
あーあ、どれだけあなたが恋しかったのかしら

Yes, I've been brokenhearted
Blue since the day we parted
Why, why did I ever let you go?
Mamma mia, now I really know
My my, I should not have let you go
ええ、私はずっと傷ついていたわ
あなたと別れた時から。
どうして私はあなたと別れちゃったのかしら?
なんてこと!今分かったわ
あーあ、私あなたと別れるべきじゃなかったのね

幕が下りて、観客が全員立ち上がっても、Kさんは、座ったまま、黙っている。カーテンコールの最中であったが、もう出ようかと促した。イタリアンレストラン SALONE2007の予約は、18時であったから、それまで、近くにある、海の見える丘公園でも行ってみるか? と問いかけた。彼女は、不機嫌に、いいよでも、どこかで化粧品の買い物がしたいということであった。赤レンガ倉庫の方にあると彼女がいうから、そちらに向かって歩きだした。象の鼻パークを横に、橋を渡るところで、こっちで夕食を食べるの?と不快に話しかけてくる。
「予約したけど、どうするの? キャンセルするの? こっちでとるの?」
と聞くと、
「仮予約と言っていて、そのままになっていたから、予約していないのかと思った」
とあきらかに苛々している。
クローバーと野草の間のそっと咲いている花を見て機嫌を取り直した。
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「これで幼い頃、花輪をつくったわ? 知らない? 四つ葉のクローバーを見つける名人を、前にテレビでやっていて、40分で30ぐらい見つけていた」
「なかなか、見つけられないよね」
「私なんか、あるのすらわからないぐらいだった」
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赤レンガ倉庫は、百貨店になっていて、化粧品売場を、受付で聞いたら、ないということだった。次に、横浜ワールドポーターズに行き、2つの化粧品売場を見て回った。お目当ての日焼け止めの薬品がなく、新港埠頭にある化粧品店の名を言うと、そこには間違いなくあると、憂鬱そうな彼女を連れて行くことにした。今日だけに限らず、彼女は、いつもダルそうで元気がなかった。
買い物を終えると、18時10分前で、タクシーを呼ぶタッチパネルを操作した。すぐ、所定の場所にタクシーがくる。
イタリア料理店のコースは↓
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彼女が好きだったのは、「烏賊と豚のコロッケ」であった。私は「淡路島ポーク」(イノシシ豚)が美味しかった。鮮魚売場にいつもおいてあるカラスミを食べたことがなかったけど、やはり高価なだけある味覚であった。
今日、話したいことがあるんだと言ってきて、最後のデザートが出てきたところぐらいで話すねと口にした。
かすれた声で話始めた彼女は、憔悴しているようであった。顔色は青ざめて、耐えられない記憶を言葉にして、絞り出すように話し始めた。
――5年間付き合っていた婚約者がいたことはご存知だったと思うけれど、一緒に暮らしていたのね。ある日、マンションだかアパートだかのチラシを沢山持ってきて、2人で住む家を決めようと彼が言い出して、Kさんは、今住んでいるところでもいいと考えていたのに、彼の言葉にのって、探して歩いた。2人で住む場所を決めたんだけど、彼が、実家に帰って、土地があるから、そこに家を建てようと言い始めたの。それは、それでいいかなと思った。次に、結婚式は一生に一度のことなんだから、自分で決めなよと言われて、尊敬する先輩とネットで探して、福岡の式場で、親しい身内だけで、挙げようということになったの。2人で行って、契約という話になった時、やっぱり1度帰って、それから連絡しようという話になったの。後日、近場でいいじゃないか?と彼が言い始めて、せっかく決めたのに、まあいいやとなったんだけど、ある日、ちょっと話があるからと呼ばれたの。こんなこと初めてだったから、彼の話すところは、実際は、貯金がほとんどないんだと言われて、今まで、嘘をつかれていたことがわかって、全身の力が抜けてくるような感じ、頭の中が真っ白になる感じで、考えさせて欲しいということにしたの。この先、関係を続けていくことは、無理だとあきらめて別れることになった。両親、親戚、職場と挨拶周りをしたのに、こんなことになって、すべてやる気がなくなったの。だから、お付き合いしながら、相手のことを知っていくということができず、絶対に大丈夫だとわかってから、関係を進めていきたいのね。富士山頂に行くのに、歩きながら行くのか、ヘリコプターで行くのか、色々な手段があるけど、歩きながら行ってくれる人でないと、難しいかなと力無い声で、途切れ途切れに話した。
その後に、しばらくして、
「美帆さんのことが好きなので、大切にするので、お付き合いしてください」
と告白をしてしまった。ヘリコプターで行こうとしてしまったのは悔やまれる。本日、18日(土)、今だに返事が来ない。心が張り裂けるほど辛い。もうダメなのか?

「お疲れ様です!
今日はお会いし、貴重なお話をしていただき、本当に嬉しかったです。信頼していた人に裏切られる経験は、想像を絶するほど大変なものですが、君の見方に奥深さを与えているのだと思います。
人付き合いが多い人はお金を多くつかう分、裏を返せば、上手な遊び方、楽しい会話、エスコートの仕方を学んでいるともいえるので、私に最も足りないところだと自覚していました。
最初にお会いした品川プリンスホテルのカフェでも、品川、自由が丘の飲食店でも、横浜の新港埠頭に行く間も、不器用な私に温かな微笑みを向ける姿が不思議で、心を打たれていました。
 2000年程前の古代ギリシャの少年は、学校で詩と音楽と体育を習い、ひたすら美しく生き、ひたすら美しく死ぬことを良しとし、パルテノン神殿にいる女神アテネの愛を願ったとされています。Kさんの眼差しの美しさは、その良心を呼び起こすようでもあります。
今日はお仕事もあり、お忙しい中、ありがとうございました。また、キャッツか食事でもしましょうね!よろしくお願いします!」

「昨日は、自らの状況を、ときに富士山頂に登る比喩まで用いて、わかりやすくお話して頂いたのに、婚活本にとらわれて、告白までしてしまい、申し訳ございませんでした🙇‍♂️🙇‍♂️
お話しにくいことをあれほど噛み砕いて伝えていただいた誠意を、むげにする振る舞いであったと反省しております🙇‍♂️
貯金額の書面の写真をお送りすることも、本来の道にそむくことかもしれませんが、美帆さんの無垢な信頼を裏切った者への怒りがそうさせていると思し召し、お許しください。
容量の問題があるので2回にわけます」

「繰り返し、すみません🙇‍♂️💦
今日、昼出勤なもので、マンマミーアの和訳を今朝、読んでいたら、とんでもないテーマの内容をお見せしたことがわかり、仰天してメールしました。取り返しのつかない、許されないことをしてしまい、本当に申し訳ございませんでした🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️」

横浜開港記念館の写真↓
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婚活!!中途半端な口説きは怪我のもと?

 ツヴァイに入会し、YOUBRIDEのアプリで婚活を始めたのが、2018年12月のことであった。それから、振られて傷ついても、傷つけても、何か価値ある情報が残せるのではないかと、はてなブログに書き続けてきた。婚活そのものは、関係性が薄くて、すぐ切ったり切られたりしやすいというものだ。学校生活で仲良かった友達というものも、学校の社会を離れると、あれほど仲良かったのに全然会わなくなるということはよくあることである。学校社会でよりよく生きる上での打算があって、その縛りで、仲間との連帯を強くしようという動きが生じるのだろう。
ネット社会の婚活は、相手に少し嫌なところがあると、関係をぷっつりと切れるのであるから楽ではある。
紹介した人の顔を潰してはいけないという戸惑い等、ほとんどない。
 埒の明かない婚活の日々であったけれど、1人の女性といい関係になれそうな気配はある。しかし、いつ切られるのかという不安は絶えずつきまとっている。『LOVE理論』にあるように、同時に5人を口説こうとすれば、好きな女性の前でテンパらないというのを実践するべきか、彼女1人のために追いかけることをしてみるか迷っている。同時に口説くというけれど、会うことによる体力・気力の消費も半端ないものである。
彼女だけに絞ると、それ以外の日は、好きな映画を観たり、本を読んだり、野球を観戦したりできるのである。どちらが良いのだろう?
今回、お茶の水大学大学院を卒業した29歳の女性と会い、今、物思いに浸っている。
 昨日、19時に新百合ヶ丘駅に会った彼女は、デブであった。容姿も良いとは言えず、学歴が高く才知が備わっているため、頭が回る分欲深く、毒ガスが心持ち膨れ上がった鼻の孔から、ぶすぶす出ているようだった。
会うと、私の立っているところが、通行人の邪魔になるといったばかりに、ずれた方がいいよというジェスチャーをした。マスクをして見つめる目が鋭く、苛立ちに満ちている。
お茶にしますか? 食事しますか? と聞くと、どちらでもいいよと眉間に皺を寄せながら微笑んだ。
ジョナサンに入り、注文する。
私は、凄い学歴ですよね、高校も附属だったのですか? と聞いた。岩手県出身で、一度は東京に出てこようと考えて、お茶の水女子大学に入学したそうだ。大船渡出身ということで、大船渡高校の佐々木投手のことを話したら、驚いたように、私の母校なんだけど、まさか、あそこからあんな有名な人が出るなんて思わなかったと口にした。
私が肘をぶつけてコップを倒しそうになると、時代劇の悪役のように、へへへと笑っている。
私が父親がプロ野球選手になりたかったこと、母親が小説家になりたかったこと、その両親のもとで育った私は、存分に影響を受けているということ、両親は宮沢賢治が好きだから、岩手には何度も行ったことがあると話した。食べながら、さすが勉強を多くしてきたとあって、考えているのか、食べるスピードが遅くなり、首を何度も牛のように左に右に向けて、また、むしゃむしゃと皿にあるサラダや肉をパクリとやる。
怒っているのか、呆れているのかわからないから、とにかく、話を聞いてあげることにした。すると、楽しそうに話続けている。
薬学の基礎研究をした話、友達に誘われると予定を入れてしまうから、暇な時間がほとんどなくなる話、中学では剣道、高校から今日まで合唱を続けていて、一番好きな合唱曲は『ぜんぶ』だという話、フランスのボルドー、パリに2度行ったことがあり、タイは今年の初めに行ったらしい。3大寺院とタイの宮殿を見てきたそうだ。私は20代も30代も、時間があれば、文学に費やしてきた。体験なのか、思索なのか、どちらも大事なのに、知らぬうちに思索に偏っていたようだ。
21時30分を回っていて、2時間半ぐらいおしゃべりをして、明日も仕事だからと別れることになった。
彼女は、自身の傷に追われていて、その傷をいやしてくれるから喜んでいるに過ぎない。男性を探しにきているのではなく、本当にいい人が現れたら結婚したいなぁぐらいのレベルである。ツヴァイには、男性との交際経験がほとんどないような女性が多く、どういった男性がという具体案には達していない。この女性は無理であると悟った。こちらに聞いてくるより、自分が話していると、胸がすくのか、そのことだけにとらわれている。私についてはほとんど聞いてこないのだ。
私の中では、ヘアメイクの女性だけにつくしてみて、駄目なら次とした方が、充実感があるものだと思う。5人を同時に口説いた方が、ぎこちなさが無くなり、その自然さに女性は惹かれて、仲良くなれるかもしれない。男性の性としては、一途になる時、充実感が湧いてくるものなのだから、確率はあがっても、幸せではない。
私「本日はお忙しい中、お会いして頂きありがとうございます!
剣道、合唱、テニス、旅行と、お話を聞いていて、自分の関心事に興味と責任を持ち、真摯に取り組まれてきた姿が目に浮かぶようでした。周りからとても信頼されているだろうと思います。
上品な容姿と雰囲気で、申し込みも多いとは思いますが、またお会いできたら嬉しいです。
今日はありがとうございました!」

Sさん「こちらこそ、昨日はお時間作っていただきありがとうございました。
食事までご馳走いただきありがとうございます。

たくさん話を引き出していただき、またさまざまなことをご存知で、幅広く造詣が深い方なのだなと感じました。
加えて、そのような過分なご評価までいただき恐縮です。

次回のお話について考えたのですが…申し訳ありません、今回はご縁が無かったということにさせていただきたいです。
お返事に時間がかかってしまいましたことも、あわせてお詫びいたします。

短い間でしたがメールのやりとりなど、ありがとうございました。」
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Kさんと初ディズニーは叶うのか?

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↑前回と前々回の記事
令和2年7月2日(木)、婚活を始めてから、3回も会うのは今回が初めてだ。田中みなみにも似ている彼女の容姿は出色で、良く私なんぞに会ってくれるものだと不思議に思っている。本人は、あまり真面目に思われないから、メール等でやりとりした上で誠実そうな男性と交際したいという思惑があるそうだ。憧れの先輩が結婚相手に出会ったのもYOUBRIDEであったそうだから、私の彼女Kさんが結婚すれば、愛のキューピッドはその先輩ということになる。
自由が丘の食べログランキングで選ぶと、和食1位の店が「星花」と出た。韓国料理が「まんぷく」であった。Kさんは、「星花」がいいというから、そこのコースを予約した。
1時間早くついて、店まで歩いてみた。
オシャレでモダンな街、経済に恵まれた街といった印象を受ける。
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王貞治のCM「モボナはお菓子のホームラン王」で有名になった本店↑
モンブランを日本で初めて販売した店が自由が丘にあるとは知らなかった。結構歩くもので、汗がじっとりかいた。
当日、自由が丘駅改札口出てすぐの「donish bar」の前で立って待っていた。
メールの返事がないから、すっぽかされるのではないかと不安がよぎる。よく考えれば、メールアドレスだけの繋がりしかない関係なのだ。
時間通りに、Kさんは私の横から現れた。
絶対donish barのところに立っていると思ったよと笑っていた。タクシーで行く? と聞くと、歩こうよと明るく首で合図をする。
蚊が出てきて、刺されるとアレルギーなのか腫れあがるんだと足を気にしている。絆創膏を貼っている。
「星花」の個室に通される。部屋に入るところで、彼女の目が険しく不安に満ちるのは、何か嫌な経験があるのだろうか?
「このたび、お会いして頂いてありがとうございます。もう会えないのかなと不安でしたが、会えて嬉しいです」と素直に率直に自分の気持ちを打ち明けた。ディズニーが営業を再開したという話題になり、私は一度も行ったことがないので、一緒に行きませんか? と聞くと、いいですよということだ。ランドとシーはどっちがいいかというから、最初はランドからが無難かなとはっきりしない答え方をした。
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1番高いコース(おまかせ8000円コース)を予約していた。割りばしが3膳おいてあるから、2人ですけどと話すと、若い男性が頭を下げて、2階に上がっていった。きっと、料理人や店主に愚痴を言われたのだろう。戻ってきた時は、変にオドオドしていた。
「手に職のある世界は、これだからね。Kさんは大変だと思うよ。競争が厳しいから」
Kさんは、怪訝な顔をして頷く。
上記のコース料理が出てきた。季節野菜のわっぱ蒸しの食材、にんじん、ごぼう、なす等が、ふんわりととれたての風味そのままに口の中でとけるようだ。刺身4点盛の中で食べられないものがあったら、あげるねということだった。あじ、いわし、サバ等の青魚はよっぽど鮮度が良くないと食べられないそうだ。そういうアレルギーなものが結構彼女にはある。図太いといった感じではなく、繊細である。ヘアメイクの仕事自体は、繊細でなければ務まらないだろう。
しまあじ、まぐろ、金目鯛の湯引き、真鯛であった。しまあじを食べるのを躊躇していたが、食べると、全然食感が違うと頷いている。
鮎の塩焼きと沢ガニの唐揚げでは、沢ガニが食べられることを驚いていた。故郷の海岸には、沢山、沢ガニが歩いていたそうだ。鮎を串刺しにして食べたことある? 美味しいよねと笑顔である。喜んでいるようだ。キンキの揚げ出しは、骨ばかりであったが、煎餅のような要領で齧って、出汁をすすると、身体に美味しさが沁みてくるようである。
最後の食事は、3つから選べるということで、Kさんどれがいいと聞くと、すぐ彼女の判断で、カニイクラ土鍋御飯に決まった。遠慮しないところがとてもいい。
お酒を2杯呑んだだけなのに、酔いが回ってきて、こんな楽しい気持ちは久しぶりである。
「自分はお付き合いしたい気持ちでおります」
 といつも通り、気持ちを言葉にすると、怒ったように、それ告白なの? と目がマジになった。
「僕は、今まで一度も告白したことがないんです」
「えっ、前、一度あったと言ったじゃん」
「あれも、ままごとのようなものだった。中学生の恋愛みたいで、Hもないしね。本気の付き合いといった感じじゃないから」
「今、盛ったね」
 と笑顔になってくれた。
 硬派で、不器用で、一途で、優しい男性を探しているそうだ。
「まだ、少しわからないことがあるから、付き合う中で決めるようにしよう」
帰りはタクシーを呼んだ。
「暗い中で、蚊にさされたら大変でしょ」
改札に入り、別れる際、明るく笑って、じゃあねと手を振ってくれた。また、会えるだろうか?
「今日は、お会いできて嬉しかったです!
和食のイメージが少し違うようでしたが、お口に合いましたでしょうか? もう少し配慮するべきだと反省しています🙇‍♂️
1番に考えていることは何か? という質問に、美ではないかと自分をかんがみて考えました。いついかなる時も、美を探し求めていたと思います。苦労を知らないと言われればそれまでですが……🙇‍♂️
 ボクシングに興味が無くても、かませ犬として呼ばれた戸高秀樹が、下馬評をくつがえし、世界チャンピョンになった試合をみて、美しいと思いました。それから防衛失敗で引退するまでの試合をすべて観ました。倒れても立ち上がる姿に感動したことが忘れられず、今日、ジムを見かけて、会いたくなり、顔を出したのです。
 ただ立ち寄ったということを聞くと、「えっ🤯ボクシングが好きだったの??」と意味不明な人物にとられますよね。
 Kさんの容姿はオーラのある美しさで、どんなことをしていても、ドラマになるから羨ましいです。軽みの中に筋の通った真面目さがあって素敵だと思います。
またお会いして、今後、マンマミーアやディズニーに行きたいです!
今日はお疲れのところ、ありがとうございました!」

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阪神タイガース・プロ野球・スポーツ