nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

2024-01-01から1年間の記事一覧

『カリガリ博士』──夢と現実の狭間で問いかける映画

1920年に公開された映画『カリガリ博士』は、まさに映画史に残る異形の作品です。その表現主義的な美術や、現実離れしたセットの数々が織りなす光景は、まるで夢遊病者の視点そのもの。そこに描かれるのは、現実がいかに不確かで、どれほど私たちの認識が曖…

辰吉寿以輝、苦節10年の挑戦!父と子のボクシング伝説に迫る感動の一夜

辰吉寿以輝選手がついに東洋太平洋タイトルマッチに挑んだ夜、ボクシング界は大きな注目を集めました。世界戦ではないにもかかわらず、試合前からの盛り上がりは異例の熱気。多くのファンが、この10年間の努力と挑戦の集大成を見届けようとテレビの前に集ま…

笑いを超えた芸術性と普遍性:『モダン・タイムス』の本質を考える

チャールズ・チャップリンの『モダン・タイムス』は、一見すると笑いに満ちたエンターテインメントのように映ります。しかし、その笑いは単なる娯楽にとどまらず、資本主義社会の労働者階級が抱える悲哀を浮き彫りにし、風刺という芸術の神髄を見せてくれる…

「柿傳」新宿で極上の茶懐石を堪能!観光客にもおすすめの「柿傳」体験レポ

新宿といえば、映画館やショッピング、グルメが揃った大都会。その喧騒から一歩足を踏み入れると、まるで老舗旅館に来たかのような上質な空間で、本格的な茶懐石を味わえる名店があります。その名も「柿傳(かきでん)」。新宿駅東口からほど近く、独特の風…

映画『ロボットドリームズ』:AIがすすめた“切ない友情”の傑作を観た

映画『ロボットドリームズ』が日本で公開されるのは、新宿と渋谷の限られた劇場のみ。こんなに評価が高い作品なのに?そう思って調べてみたところ、映画批評サイト「ロッテントマト」で驚異の**トマト指数98%**を獲得していることが判明!批評家がこれだけ…

新宿・バルボラで再会した神崎ゆか:驚きと懐かしさの交差点

高級店にふさわしい容姿端麗な彼女。初対面の美貌に心の中でガッツポーズをしたものの、胸の奥には不思議な懐かしさと寂しさが混じった感覚が漂っていました。期待していた感情とは裏腹に、湧き上がるはずの情熱がどこか鈍くなっている自分に気づきます。「…

前澤祐子小学校教諭にキスされた! 文豪への道を諦めた私が、新宿で見つけたもう一つの『天国』

小説家になりたいという夢を抱きつつ、現実は仕事に追われる毎日。私には小説を書く才能も時間もなく、「文学のストリートミュージック」ともいえるブログが、唯一の表現手段となっているのかもしれません。でも本当は、それすらも限界に近づいている。そん…

三国伸治先生 小学校教諭の思い出! 朝日新聞のロックじゃねえを読んで!

朝日新聞の朝刊で、小学校6年生の時の担任が、「ロックじゃないぞ」という言葉をキーワードにして、情操教育をしていた事例が紹介されていた。筆者(森川葉の音さん)が 小学6年生時の担任教師の思い出.その人は、とにかくよく「怒る」.しかも、ほかの「…

祖母との思い出と私の孤独――流れる時の中で見つけたもの

老人ホームに通い、祖母に会いに行っていた日々が、昨日のことのように思い出される。しかし、もう祖母はこの世にはいない。その喪失感がふと胸を締め付ける。私の独身生活を心配し、優しく見守ってくれた祖母には、もう二度と会うことができない。頻繁に会…

【青梅の亀の井ホテル】過去と現在の対比から見る宿泊体験

青梅の「亀の井ホテル」には、この1年で両親と3度も訪れました。かつてここが「かんぽの宿」だったころは、卵焼きを提供するスタッフが朝食会場に立っていたり、夕食時には多くのスタッフが忙しくも丁寧に対応してくれていました。そのアットホームな雰囲気…

新宿バルボラでの日向奈緒さんとの特別な時間 – 初恋の記憶と大人の幻想が交錯する夜

新宿バルボラで出会った日向奈緒さん。その黒髪ロングと猫を思わせる可愛らしい顔立ちは、まるで私の初恋の人が蘇ったかのような錯覚を覚えました。細身の体に豊かな胸、そしてどこか懐かしい雰囲気。その美しさには胸が高鳴りましたが、話はそれだけでは終…

ストレス過敏なパートリーダー候補を抱えた職場の葛藤と未来

職場に一人、ストレスに非常に弱いパートがいる。彼女は、ちょっとしたプレッシャーやストレスを隠すことなく表に出すタイプで、その反応が周囲に与える影響は計り知れない。無視や嫌な顔、苛立ちを直接的に表現することもあり、職場の雰囲気を一気に悪化さ…

「中道」と「差別化」の狭間で――ブログとYouTubeから考える成功法則

よく「良い政治は中道を行く」と言いますが、YouTubeの世界も同じように、多くの人に受け入れられやすい内容ほどアクセスが集まりやすいのは事実です。しかし、その裏には、人気を追求するYouTuberたちの葛藤があります。自分が伝えたいことと、視聴者が求め…

折田楓のSNS戦略、斎藤知事との確執から見える「炎上商法」の光と影

折田楓が、「斎藤県知事の選挙活動でSNS戦略を担当したのは私だ」と名乗り出たことで、SNS上で批判が巻き起こっています。「承認欲求の塊」との声も多く、私自身も同じように感じる部分があります。この動きが注目を集め、自身のフォロワーを増やし、さらな…

小学校1年生で学んだ人生の教訓:田中先生との出会いから気づいたこと

小学校1年生に入学した私を待ち受けていたのは、「田中真紀子」という名前の担任の先生でした。名前だけ聞くとインパクトがありますが、当時の私は、彼女の厳格さや決めつけるような指導スタイルに馴染めず、初日から「学校に行きたくない」と泣きわめいてし…

青春を取り戻す歌:映画『シング・ストリート 未来へのうた』レビュー

仕事で忙しい日々が続く中、隙間時間で観る映画には妥協したくない。そんな思いから私は映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」を頼りに、トマトメーター90点以上の作品だけを選んで観るようにしている。そして今回観たのは、2016年公開のジョン・カーニー監…

幼稚園時代の記憶:逃げる心と出会いの光景

幼稚園の記憶といっても、写真にすればほんの5、6枚分程度だ。しかし、その一枚一枚が今も鮮烈に心に刻まれている。登園拒否から始まる幼稚園生活 入園して間もなく、私は登園拒否になった。母と一緒に幼稚園の門前まで行くも、先生や児童たちが背後で見守る…

魅了された天才の筆致:樋口一葉の『たけくらべ』が語る人間模様

私が樋口一葉に惹かれたのは、『たけくらべ』を読んでからだ。その小説に宿る繊細な感受性と鋭い洞察に、まさに「天才」と呼ぶにふさわしい才能を感じたのだ。展示で見た一葉の家族の物語 一葉の展示は彼女の家族、特に父親と母親の写真から始まる。父親は士…

天皇と日本人の心:伝統と現代のはざまで揺れる皇室の役割

遠藤周作原作の映画『沈黙』での一場面に、ポルトガルの宣教師が長崎奉行・井上筑後守に問いかける。「なぜ、キリシタンを迫害し拷問するのか?」と。井上は、ここが「天皇の国」であり、異国の教えが根付く土壌は存在しない、と毅然と答えた。このやりとり…

20年前の男児わいせつで免職 埼玉県教育局の女性幹部の件に寄せて

小学校の女性教諭が、32歳の時に、小6の男子生徒に対して、性加害をしたことがニュースになっている。今から20年も前のことなのに、事実確認が済んだ段階で、懲戒解雇ということになった。時効がないというのは恐ろしいことだ。それだけ社会的責任のあ…

水俣病に向き合ったユージン・スミスの写真が伝える、闘う人々の物語

1970年、熊本県水俣の地を訪れた世界的な写真家ユージン・スミス。彼は、チッソ工場から20年以上にわたって海に流出した水銀によって引き起こされた水俣病と、その被害に苦しむ人々の姿をレンズに収めた。この地にやってきた彼の目に映ったのは、深刻な健康…

【玉木雄一郎の不倫問題を考察】SNS時代の「暴露」と政治家の責任

玉木雄一郎氏の不倫問題が世間を騒がせています。政治家のスキャンダルはこれまでも珍しいものではありませんが、近年、SNSの普及によってその影響力が格段に増しています。もはや誰もが情報を発信できる時代、秘密はすぐに暴かれ、社会全体がそれを共有する…

43歳、孤独と希望の間で振り返る私の人生

実際の年齢を忘れることが増えました。スマホで調べると、自分が43歳になったことに気づき、少し驚きました。かつて年齢を重ねるたびに抱いていた期待や希望は、今では薄れてしまっています。結婚相手もおらず、生い立ちの影響から本当の友人関係を築くこと…

トランプ再登場で世界は変わるのか? ウクライナ戦争と日本への影響を考える

2024年の大統領選挙が近づく中、トランプ前大統領が「ウクライナとロシアの戦争を24時間以内に終わらせる」と発言し、注目を集めています。しかし、この発言は本当に実現可能なのでしょうか?ウクライナ戦争の現状とトランプの構想 現在、アメリカはウクライ…

「劇団四季『ユタと不思議な仲間たち』– 目に見えない縁がつなぐ成長と感動の物語」

劇団四季の自由劇場で「ユタと不思議な仲間たち」を観劇しました。上演期間はわずか2週間ほどにも関わらず、満員御礼が続くほどの人気ぶり。四季の作品には常に高い完成度が求められますが、今回もその期待を裏切らないどころか、さらに超えてきました。私も…

有村架純が舞台で幽霊に見えた理由とは?新国立劇場で『友達』を観劇して

9月8日、新国立劇場で安部公房作・加藤拓也演出の舞台『友達』を観劇してきました。有村架純や伊原六花といったテレビでお馴染みのスターが多数出演する豪華なキャストで、客席は満席。スターシステムが生み出す幻想的な空気感と、安部公房の独特な世界観に…

風邪で思い出す、働く環境と心の健康

先日、11月に入ったばかりだというのに、久しぶりに風邪らしき症状が現れた。熱はないものの、喉の痛みから始まり、次第に鼻水が止まらなくなり、気管支がゼェゼェと苦しい。そんな状態で仕事に向かう日々は、なかなか厳しい。風邪の症状が出ると、体調管理…

精子提供者と希望者のリアルなやり取り:電話相談で感じた「信頼」のカギとは?

精子提供に関するやり取りには、いろいろな期待や不安が混ざり合います。今回は「サヨリ」さんという希望者との会話を通じて、相手がどんな情報や安心感を求めているのかに気づく機会がありました。そのプロセスを詳しくお伝えしたいと思います。サヨリさん…

O型ドナー探しのリアル!意外な出会いから始まった精子提供希望者とのやり取り

精子提供の話はどこか遠い話と思っていたが、ある日突然、私のもとに連絡が舞い込んだ。「初めまして、O型のドナーさんを探しております。一度お話しするチャンスをいただけませんか?」と、東京在住の女性・サヨリさんからのメッセージ。少し緊張しながら返…

橈骨頭骨折をしてから1ヶ月間のリアルな体験記

骨折をしてから早くも1ヶ月が経過しました。あっという間ですが、振り返るとこの期間で感じたことや、学んだことは少なくありません。骨折がきっかけで、一時的に仕事を休んでいる間、多くの映画を観たり、本を読んだりできました。貯金も2000万円近くあるの…

にほんブログ村 ライフスタイルブログ こころの風景へ
にほんブログ村