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日々に出会った美を追求していく!

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彼女の心の傷を癒すことは、結婚への途上にあると言えるのか?

前回の記事↓
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7月30日(木)に、JR有楽町駅国際フォーラム口で20時に待ち合わせすることになった。頭の先から爪先まで一点の抜かりもなく決めている彼女。ヘアメイクの仕事をフリーになって日々こなしている彼女だから、鏡を持ち出して、髪型を凄く気にするのは当然だ。メイクをして綺麗にしてあげるという自信に溢れた姿で、相手を安心させるぐらいでなければいけないのだろう。化粧品売場の販売員だって、綺麗に容姿を決めているのを見れば、フリーランスのメイクの仕事となれば、少しの乱れも許されないのだろう。
私と会うと、Kさんのまなじりは、柔和になった。とても優しい笑顔で、私は嫌われていないのだと安心すると同時に、期待に背いてはいけないという緊張がこみ上げてきた。前回はグレーのマスクをしていたのだが、今回は私と同じ形をしたマスクをしていた。
「同じマスクだね」
 と楽しそうに笑っている。今日の行く店は、「伊豆の旬やんも」である。国際フォーラム口から歩いて7、8分のところにある。
道行く間、無言のままになってしまうから、晴れて良かったですねとか、西東京の方からくると、都会に来たなぁと思いますよとか、当たり障りのない話をする。
5年間、婚約者の幻想を見ていたことによる失望からくるものだろうか? 騙されていたことで大きく傷ついた彼女の心は、人間不信となっているところもあるのだろうか? 新東京ビルの地下に降りる階段のところで、彼女の顔に影が差し、表情がえらく曇るように思えた。疲れていて、元気が湧いてこないように見える。
もしかして、ただ傷を癒したくて会いにきているだけでもあるまい。逆に、これほど大きな傷を癒すことができれば、大いに惚れてくれる可能性もあるものだ。
 劇団四季のチケットも、タクシーも、1食1万円以上の飲食費も全部私が払っている。それに戸惑う素振りもない。愛情の深さを図って安心してくれていることを、彼女の過去を癒す助力になることを願う。ただのメッシー、アッシーとしてあしらわれているにしても、彼女が私にとって最後の女なのだ。そもそも、この婚活には、誰かと命を懸けて向き合い、絆を深めて、築き上げていこうとする覚悟から始めたことであり、また、深く深く傷ついて、女に見切りをつけようとしたことでもあったではないか? それにおいて、最高の女に出会ったのだ。
いくらでもお金を投資し、立ち直れないほどの傷を受ければいいではないか?
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 席につくと、彼女はいつになく澄ましている。ツンとして、頑なに心を閉ざしているようでもある。
「いい店を見つけるのが上手いね」
 と卑屈な笑顔になった。
「それとさぁ、マンマミーアにコロナの役者が出演していなくて良かったね」
 と力無く笑っている。
「あれ、見たんだ。ビックリしたけど、代役の人だから、関係無かったから良かったよね。公演が2日間中止だったなんて大変だっただろうね」
 となだめるように話した。Kさんは、えっと、眉間に皺を寄せて、目を大きく開けた。
鋭い目で、じっと私を見つめてくることが多いから、以前から気になっていたけど、彼女の過去を聞いて納得した。一つ一つ確かめるようにしていくと言う。
 「こだわりは本当に無いの?」
 これを聞かれたのは2度目である。特に大きなこだわりはないと話した。私の趣味は思索であって、本当のところ、広辞苑が1冊あれば、満足な1日を送れるのである。
「婚約破棄につながるような決定的なこだわりは無いよ。バイセクシャル、ホモ、ゲイとかね。宗教の信者だとか、借金があるとか、職務・経歴、貯金の有無を偽っているとか、そういうものは、自分には無いよ。でも、どんなに頑張っても、期待に応えられないこと状況になることはあるかもしれない」
「お金で解決できることが多いというようなことが書かれていたね。随分、ドライな人なのかなと思ったけど、会ってみたら、全然……」
と首を傾げて目を大きくしてみせる。
私はドライとウェットの2面性があるのかもしれない。理知的であり、夢想的でもあるのだろう。
彼女は心を許したのか、子供の頃の夢は、考古学者や、FBIに入って、悪い奴を捕まえようということだそうだ。毎週水曜日に犯人をみつける番組を欠かさず見ていると話していた。
「個性が強いね。いいと思うよ。皆にうずもれているのは嫌だよね」
他の女性であると受けつけないことが、Kさんの場合は肯定してくれる。
彼女はナイナイの岡村が好きで、猿顔の男性が好きであるということ。岡村がライオンキングの役者に挑戦していて、ハイエナ役で4回転するのが難しく苦戦するところが放映されていたそうだ。頑張れと応援していたから、実際、数年前にライオンキングを観た時、思ったような内容ではなく、消化不良で終わったみたい。ハッピーエンドが好きだから、キャッツのような天国に行く内容ではなく、アラジンがもう一度見たいということになった。ライオンキングとキャッツの座席が〇がついていて、アラジンは△だったけど、座席はあるようだよと話してきたのは、アラジンが見たいけどということを示唆した彼女なりの遠慮だったのだろう。
両親が宮城県から経営指南のために、東京に来るから、その際、食事でもするかもしれないけど、日帰りだから無理かなぁと会いたくないような素振りが見えた。Kさんは、専門学校に通うようになってから、一人暮らしをさせられた。独立して親を頼らず生活していけるように、親の介護等考えなくていいようにという配慮らしい。それにしても、女性を育てる方法論として正しいのだろうか?
「年頃の娘を自由にさせたら、だらしなくなる場合が多いのだから、近くにいさせて大事にしたいと思うのが普通じゃないかな」
寂しそうで、1世代の年上を求めるKさんの心情は、ファザコンが抜けていないところが出ているのだろう。
「会っている間に、次の約束が出来て良かったぁ。約束がとれるまで、恐ろしさで身体が震えるんだよね。」
「あぁ」と驚いた彼女の奇声が響く。
「怖いよぉ……」
 と私は、独り言のように呟いていた。
帰り道、路上を歩く際、車道側は男が歩くんだよねと聞くと、そうだよと応える。ホストの番組でやっていたと口にすると、ホストだけでなく、誰でもやるよと口をとがらせる。庇護して欲しいという欲求が強く働くようだ。三田線の改札口まで見送る。その間、2度ほどハイヒールが脱げそうになる。私が立ち止まると、靴のサイズいくつ? と聞いてくる。28.0と言うと、いいね、22.0は店に無いから、22.5を履いているんだけど、このように脱げてしまうんだと苛々している。改札口でまたアラジンを観ましょうと言うと、泣きそうな顔をしてしばらく私の顔を見ている。少しずつ離れていくとこであったが、それを引き留める魂に触れたような気持ちになった。
今度の13日(木)に汐留のアラジンを観にいって、食事をして、次の約束をとりつけるようにしたいなぁ。また逢えるのだから、今は正直嬉しい。
Kさんが好きなのは、『和牛の炭火焼』であった。↓

・前 菜 『初夏の味覚 前菜盛り合わせ』

・汁 物 『いさきの沢煮椀』
 
・刺 身  伊豆川奈港直送『地魚刺身盛り合わせ』
  本鮪・金目鯛・あおりいか など

・焼  物 『地魚の炭火焼き』 
 銀だら西京漬焼き 備長炭仕上げ など

・中 皿 『和牛の炭火焼き』
   備長炭仕上げ

・煮 物 『冷やし鉢』
 鮑 冬瓜 南瓜 丸茄子 オクラ
 
・お食事 『酢橘そうめん』 香物   

・デザート 『無花果と白胡麻豆乳ぷりん』
 

今までの彼女との馴れ初め!↓
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2つの心 重ね合う形はそれぞれか?

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前回のやり取り↓
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こんばんは!
ご連絡ありがとうございます。
30日(木)でお願いします。忙しいと思われますが、お食事はできますでしょうか?
当日の駅を教えていただけると嬉しいです。

 長文を失礼します。横浜のSALONE2007を出てから考えていたことをお話したいです。
蒸し返して申し訳ないのですが、前の人の話を聞いていてすぐ、太宰治が頭に浮かびました。
 太宰の作品は、居酒屋にいる友人達に、お金が入ったから静岡の温泉旅館に行こうと誘い、金額をかなり盛って話していたため、皆が遠慮無く、飲み食いしているうちに、あきらかに足りなくなって窮地に陥る話、誘われると断れない性分のため、学費を夜遊びで散財して、実家に最もな理由をつけて催促する話、大学には、途中から出席もしていないのに、実家や近しい人達には、卒業できる風を装って安心させ、苦労する話とか、人間の弱さを道化て書いてあるものばかりなんです。
作者自身も破滅的な人生を送り、親族、身内の犠牲の上に成り立つ文学でした。人間の弱さを知る分、文面には、心に沁みるような金言や優しさがあって、それに支えられた時期もあります。しかし、私は彼のようには、絶対になりたくないと考えるようになりました。
太宰と三島の関係の記事↓(注:私は同性愛者ではないです!)
http://www.onechan1977.com/archives/3750637.html
太宰が『人間失格』を書いて、すべてを告白して死んだとされているのに異を唱えて、果たして告白は可能なのか? とアンチ太宰を標榜して書き上げたのが、三島由紀夫のデビュー作『仮面の告白』です。彼の作品の主人公は、寺の徒弟、海難事故で子供を亡くした奥さん、都知事選に出馬した夫婦、船乗りの若い男、婚約者のいる大学生等、多岐にわたるのですが、それぞれが皆、意思によってやり遂げようとするところに、刹那、垣間見られる美(詩)を現わしています。
三島が、太宰さんの文学は嫌いなんですと告げにまで行った強い気持ちは私そのもので、美帆さんの価値観や考え方に呼応するものではないかと考えています。
 どういうところを見て真面目に思ったのか? と問いかけられて、答えに窮したけど、人の深いところをみて、関係を築こうとしている姿そのものだとは言えないでしょうか。
最近美しいことあった? と聞かれて、船乗りの言葉が良かったとお伝えした、横浜「港の見える丘公園」からのプロポーズの言葉を添付します。↓
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婚活 致命的なデート 挽回のチャンスは貰えるのか?

前回までの記事↓
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7月16日(木)に劇団四季の『マンマミーア』を観てきた。ヘアメイクで働いている女性と4回目のデートである。この時期になると、下手に話さなくても、情というものが出てきて、関係に落ち着きが出てきたと思った。しかし、現実は厳しく、Kさんと会ってから、どこか前回までと違う雰囲気であった。
13時10分頃に、彼女が日本大通り駅の改札に現れ、来てくれたお礼を述べた。神奈川芸術劇場までの道のりで、ここの近辺は、海釣り施設が多くあって、この近くには来たことがあるの? と聞いてみたけど、ここら辺はない、あるのは豊洲でシーバス釣りをルアーでやったことぐらいという返事であった。その口調は、元気がなく、コロナの感染者数が多くなったことで、仕事に影響があったのかもしれないと考えた。
それもあったのだろうけれど、『マンマミーア』のテーマそのものが、彼女の傷口に塩をすり込むようなものだったと気付くのは、後のことだった。
『マンマミーア』
Mamma mia
DONNA
I was cheated by you
And I think you know when.
So I made up my mind, it must come to an end
あなたに騙されたの
いつだったか、あなた覚えているでしょ?
だから私は諦めたの、もう終わったんだって。

Look at me now, will I ever learn?
I don't know how, but I suddenly lose control
There's a fire within my soul
Just one look and I can hear a bell ring
One more look and I forget everything
ほら見て、昔学んだはずじゃなかったの?
どうしてかは分からないのだけれど、突然理性を失っちゃったの。
私の魂に火がついたの。
あなたと少し目が合っただけで、胸が高鳴ったわ。
もう一回あなたと目が合ったら、今までの事を全部忘れてしまうわ!

Mamma mia, here I go again
My my, how can I resist you?
Mamma mia, does it show again
My My, just how much I've missed you?
なんてこと!またやっちゃった
あーあ、どうしたらあなたに抗えるのかしら
なんてこと!まただわ
あーあ、どれだけあなたが恋しかったのかしら

Yes, I've been broken-hearted
Blue since the day we parted
Why, why did I ever let you go?
Mamma mia, now I really know
My my, I should not have let you go
ええ、私はずっと傷ついていたわ
あなたと別れた時から。
どうして私はあなたと別れちゃったのかしら?
なんてこと!今分かったわ
あーあ、私あなたと別れるべきじゃなかったのね

Look at me now, will I ever learn?
I don't know how, but I suddenly loose control
There's a fire within my soul.
Just one look and I can hear a bell ring
One more look and I forget everything
ほら見て、昔学んだはずじゃなかったの?
どうしてかは分からないのだけれど、突然理性を失っちゃったの。
私の魂に火がついたの。
あなたと少し目が合っただけで、胸が高鳴ったわ。
もう一回あなたと目が合ったら、今までの事を全部忘れてしまうわ!

Mamma mia, here I go again
My my, how can I resist you?
Mamma mia, does it show again
My, my, just how much I've missed you?
なんてこと!またやっちゃった
あーあ、どうしたらあなたに抗えるのかしら
なんてこと!まただわ
あーあ、どれだけあなたが恋しかったのかしら

Yes, I've been brokenhearted
Blue since the day we parted
Why, why did I ever let you go?
Mamma mia, now I really know
My my, I should not have let you go
ええ、私はずっと傷ついていたわ
あなたと別れた時から。
どうして私はあなたと別れちゃったのかしら?
なんてこと!今分かったわ
あーあ、私あなたと別れるべきじゃなかったのね

DONNA
What the hell are you all doing here?
Well I'd love to stop and chat,
but I have to go and clean out my handbag: or something
あんた達こんなところで一体何してるの?!
…いいわ、おしゃべりは止めましょ
私は行って整理しなきゃいけないのよ、鞄とか、何か適当なモノをね

BILL
Age does not wither her.
月日を経ても彼女は色あせないな!

HARRY
I was expecting a rather should matron
私はもっと大人の女性になってるのを期待したんだがね

SAM
No she's still Donna.
いや、彼女は昔のドナのままだよ

DONNA / SAM / BILL / HARRY
Just one look and I can hear a bell ring
One more look and I forget everything
あなたと少し目が合っただけで、胸が高鳴ったわ
もう一回あなたと目が合ったら、今までの事を全部忘れてしまうわ!

Mamma mia, here I go again
My my, how can I resist you?
Mamma mia, does it show again
My, my, just how much I've missed you?
なんてこと!またやっちゃった
あーあ、どうしたらあなたに抗えるのかしら
なんてこと!まただわ
あーあ、どれだけあなたが恋しかったのかしら

Yes, I've been brokenhearted
Blue since the day we parted
Why, why did I ever let you go?
Mamma mia, now I really know
My my, I should not have let you go
ええ、私はずっと傷ついていたわ
あなたと別れた時から。
どうして私はあなたと別れちゃったのかしら?
なんてこと!今分かったわ
あーあ、私あなたと別れるべきじゃなかったのね

幕が下りて、観客が全員立ち上がっても、Kさんは、座ったまま、黙っている。カーテンコールの最中であったが、もう出ようかと促した。イタリアンレストラン SALONE2007の予約は、18時であったから、それまで、近くにある、海の見える丘公園でも行ってみるか? と問いかけた。彼女は、不機嫌に、いいよでも、どこかで化粧品の買い物がしたいということであった。赤レンガ倉庫の方にあると彼女がいうから、そちらに向かって歩きだした。象の鼻パークを横に、橋を渡るところで、こっちで夕食を食べるの?と不快に話しかけてくる。
「予約したけど、どうするの? キャンセルするの? こっちでとるの?」
と聞くと、
「仮予約と言っていて、そのままになっていたから、予約していないのかと思った」
とあきらかに苛々している。
クローバーと野草の間のそっと咲いている花を見て機嫌を取り直した。
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「これで幼い頃、花輪をつくったわ? 知らない? 四つ葉のクローバーを見つける名人を、前にテレビでやっていて、40分で30ぐらい見つけていた」
「なかなか、見つけられないよね」
「私なんか、あるのすらわからないぐらいだった」
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赤レンガ倉庫は、百貨店になっていて、化粧品売場を、受付で聞いたら、ないということだった。次に、横浜ワールドポーターズに行き、2つの化粧品売場を見て回った。お目当ての日焼け止めの薬品がなく、新港埠頭にある化粧品店の名を言うと、そこには間違いなくあると、憂鬱そうな彼女を連れて行くことにした。今日だけに限らず、彼女は、いつもダルそうで元気がなかった。
買い物を終えると、18時10分前で、タクシーを呼ぶタッチパネルを操作した。すぐ、所定の場所にタクシーがくる。
イタリア料理店のコースは↓
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彼女が好きだったのは、「烏賊と豚のコロッケ」であった。私は「淡路島ポーク」(イノシシ豚)が美味しかった。鮮魚売場にいつもおいてあるカラスミを食べたことがなかったけど、やはり高価なだけある味覚であった。
今日、話したいことがあるんだと言ってきて、最後のデザートが出てきたところぐらいで話すねと口にした。
かすれた声で話始めた彼女は、憔悴しているようであった。顔色は青ざめて、耐えられない記憶を言葉にして、絞り出すように話し始めた。
――5年間付き合っていた婚約者がいたことはご存知だったと思うけれど、一緒に暮らしていたのね。ある日、マンションだかアパートだかのチラシを沢山持ってきて、2人で住む家を決めようと彼が言い出して、Kさんは、今住んでいるところでもいいと考えていたのに、彼の言葉にのって、探して歩いた。2人で住む場所を決めたんだけど、彼が、実家に帰って、土地があるから、そこに家を建てようと言い始めたの。それは、それでいいかなと思った。次に、結婚式は一生に一度のことなんだから、自分で決めなよと言われて、尊敬する先輩とネットで探して、福岡の式場で、親しい身内だけで、挙げようということになったの。2人で行って、契約という話になった時、やっぱり1度帰って、それから連絡しようという話になったの。後日、近場でいいじゃないか?と彼が言い始めて、せっかく決めたのに、まあいいやとなったんだけど、ある日、ちょっと話があるからと呼ばれたの。こんなこと初めてだったから、彼の話すところは、実際は、貯金がほとんどないんだと言われて、今まで、嘘をつかれていたことがわかって、全身の力が抜けてくるような感じ、頭の中が真っ白になる感じで、考えさせて欲しいということにしたの。この先、関係を続けていくことは、無理だとあきらめて別れることになった。両親、親戚、職場と挨拶周りをしたのに、こんなことになって、すべてやる気がなくなったの。だから、お付き合いしながら、相手のことを知っていくということができず、絶対に大丈夫だとわかってから、関係を進めていきたいのね。富士山頂に行くのに、歩きながら行くのか、ヘリコプターで行くのか、色々な手段があるけど、歩きながら行ってくれる人でないと、難しいかなと力無い声で、途切れ途切れに話した。
その後に、しばらくして、
「美帆さんのことが好きなので、大切にするので、お付き合いしてください」
と告白をしてしまった。ヘリコプターで行こうとしてしまったのは悔やまれる。本日、18日(土)、今だに返事が来ない。心が張り裂けるほど辛い。もうダメなのか?

「お疲れ様です!
今日はお会いし、貴重なお話をしていただき、本当に嬉しかったです。信頼していた人に裏切られる経験は、想像を絶するほど大変なものですが、君の見方に奥深さを与えているのだと思います。
人付き合いが多い人はお金を多くつかう分、裏を返せば、上手な遊び方、楽しい会話、エスコートの仕方を学んでいるともいえるので、私に最も足りないところだと自覚していました。
最初にお会いした品川プリンスホテルのカフェでも、品川、自由が丘の飲食店でも、横浜の新港埠頭に行く間も、不器用な私に温かな微笑みを向ける姿が不思議で、心を打たれていました。
 2000年程前の古代ギリシャの少年は、学校で詩と音楽と体育を習い、ひたすら美しく生き、ひたすら美しく死ぬことを良しとし、パルテノン神殿にいる女神アテネの愛を願ったとされています。Kさんの眼差しの美しさは、その良心を呼び起こすようでもあります。
今日はお仕事もあり、お忙しい中、ありがとうございました。また、キャッツか食事でもしましょうね!よろしくお願いします!」

「昨日は、自らの状況を、ときに富士山頂に登る比喩まで用いて、わかりやすくお話して頂いたのに、婚活本にとらわれて、告白までしてしまい、申し訳ございませんでした🙇‍♂️🙇‍♂️
お話しにくいことをあれほど噛み砕いて伝えていただいた誠意を、むげにする振る舞いであったと反省しております🙇‍♂️
貯金額の書面の写真をお送りすることも、本来の道にそむくことかもしれませんが、美帆さんの無垢な信頼を裏切った者への怒りがそうさせていると思し召し、お許しください。
容量の問題があるので2回にわけます」

「繰り返し、すみません🙇‍♂️💦
今日、昼出勤なもので、マンマミーアの和訳を今朝、読んでいたら、とんでもないテーマの内容をお見せしたことがわかり、仰天してメールしました。取り返しのつかない、許されないことをしてしまい、本当に申し訳ございませんでした🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️」

横浜開港記念館の写真↓
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婚活!!中途半端な口説きは怪我のもと?

 ツヴァイに入会し、YOUBRIDEのアプリで婚活を始めたのが、2018年12月のことであった。それから、振られて傷ついても、傷つけても、何か価値ある情報が残せるのではないかと、はてなブログに書き続けてきた。婚活そのものは、関係性が薄くて、すぐ切ったり切られたりしやすいというものだ。学校生活で仲良かった友達というものも、学校の社会を離れると、あれほど仲良かったのに全然会わなくなるということはよくあることである。学校社会でよりよく生きる上での打算があって、その縛りで、仲間との連帯を強くしようという動きが生じるのだろう。
ネット社会の婚活は、相手に少し嫌なところがあると、関係をぷっつりと切れるのであるから楽ではある。
紹介した人の顔を潰してはいけないという戸惑い等、ほとんどない。
 埒の明かない婚活の日々であったけれど、1人の女性といい関係になれそうな気配はある。しかし、いつ切られるのかという不安は絶えずつきまとっている。『LOVE理論』にあるように、同時に5人を口説こうとすれば、好きな女性の前でテンパらないというのを実践するべきか、彼女1人のために追いかけることをしてみるか迷っている。同時に口説くというけれど、会うことによる体力・気力の消費も半端ないものである。
彼女だけに絞ると、それ以外の日は、好きな映画を観たり、本を読んだり、野球を観戦したりできるのである。どちらが良いのだろう?
今回、お茶の水大学大学院を卒業した29歳の女性と会い、今、物思いに浸っている。
 昨日、19時に新百合ヶ丘駅に会った彼女は、デブであった。容姿も良いとは言えず、学歴が高く才知が備わっているため、頭が回る分欲深く、毒ガスが心持ち膨れ上がった鼻の孔から、ぶすぶす出ているようだった。
会うと、私の立っているところが、通行人の邪魔になるといったばかりに、ずれた方がいいよというジェスチャーをした。マスクをして見つめる目が鋭く、苛立ちに満ちている。
お茶にしますか? 食事しますか? と聞くと、どちらでもいいよと眉間に皺を寄せながら微笑んだ。
ジョナサンに入り、注文する。
私は、凄い学歴ですよね、高校も附属だったのですか? と聞いた。岩手県出身で、一度は東京に出てこようと考えて、お茶の水女子大学に入学したそうだ。大船渡出身ということで、大船渡高校の佐々木投手のことを話したら、驚いたように、私の母校なんだけど、まさか、あそこからあんな有名な人が出るなんて思わなかったと口にした。
私が肘をぶつけてコップを倒しそうになると、時代劇の悪役のように、へへへと笑っている。
私が父親がプロ野球選手になりたかったこと、母親が小説家になりたかったこと、その両親のもとで育った私は、存分に影響を受けているということ、両親は宮沢賢治が好きだから、岩手には何度も行ったことがあると話した。食べながら、さすが勉強を多くしてきたとあって、考えているのか、食べるスピードが遅くなり、首を何度も牛のように左に右に向けて、また、むしゃむしゃと皿にあるサラダや肉をパクリとやる。
怒っているのか、呆れているのかわからないから、とにかく、話を聞いてあげることにした。すると、楽しそうに話続けている。
薬学の基礎研究をした話、友達に誘われると予定を入れてしまうから、暇な時間がほとんどなくなる話、中学では剣道、高校から今日まで合唱を続けていて、一番好きな合唱曲は『ぜんぶ』だという話、フランスのボルドー、パリに2度行ったことがあり、タイは今年の初めに行ったらしい。3大寺院とタイの宮殿を見てきたそうだ。私は20代も30代も、時間があれば、文学に費やしてきた。体験なのか、思索なのか、どちらも大事なのに、知らぬうちに思索に偏っていたようだ。
21時30分を回っていて、2時間半ぐらいおしゃべりをして、明日も仕事だからと別れることになった。
彼女は、自身の傷に追われていて、その傷をいやしてくれるから喜んでいるに過ぎない。男性を探しにきているのではなく、本当にいい人が現れたら結婚したいなぁぐらいのレベルである。ツヴァイには、男性との交際経験がほとんどないような女性が多く、どういった男性がという具体案には達していない。この女性は無理であると悟った。こちらに聞いてくるより、自分が話していると、胸がすくのか、そのことだけにとらわれている。私についてはほとんど聞いてこないのだ。
私の中では、ヘアメイクの女性だけにつくしてみて、駄目なら次とした方が、充実感があるものだと思う。5人を同時に口説いた方が、ぎこちなさが無くなり、その自然さに女性は惹かれて、仲良くなれるかもしれない。男性の性としては、一途になる時、充実感が湧いてくるものなのだから、確率はあがっても、幸せではない。
私「本日はお忙しい中、お会いして頂きありがとうございます!
剣道、合唱、テニス、旅行と、お話を聞いていて、自分の関心事に興味と責任を持ち、真摯に取り組まれてきた姿が目に浮かぶようでした。周りからとても信頼されているだろうと思います。
上品な容姿と雰囲気で、申し込みも多いとは思いますが、またお会いできたら嬉しいです。
今日はありがとうございました!」

Sさん「こちらこそ、昨日はお時間作っていただきありがとうございました。
食事までご馳走いただきありがとうございます。

たくさん話を引き出していただき、またさまざまなことをご存知で、幅広く造詣が深い方なのだなと感じました。
加えて、そのような過分なご評価までいただき恐縮です。

次回のお話について考えたのですが…申し訳ありません、今回はご縁が無かったということにさせていただきたいです。
お返事に時間がかかってしまいましたことも、あわせてお詫びいたします。

短い間でしたがメールのやりとりなど、ありがとうございました。」
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Kさんと初ディズニーは叶うのか?

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↑前回と前々回の記事
令和2年7月2日(木)、婚活を始めてから、3回も会うのは今回が初めてだ。田中みなみにも似ている彼女の容姿は出色で、良く私なんぞに会ってくれるものだと不思議に思っている。本人は、あまり真面目に思われないから、メール等でやりとりした上で誠実そうな男性と交際したいという思惑があるそうだ。憧れの先輩が結婚相手に出会ったのもYOUBRIDEであったそうだから、私の彼女Kさんが結婚すれば、愛のキューピッドはその先輩ということになる。
自由が丘の食べログランキングで選ぶと、和食1位の店が「星花」と出た。韓国料理が「まんぷく」であった。Kさんは、「星花」がいいというから、そこのコースを予約した。
1時間早くついて、店まで歩いてみた。
オシャレでモダンな街、経済に恵まれた街といった印象を受ける。
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王貞治のCM「モボナはお菓子のホームラン王」で有名になった本店↑
モンブランを日本で初めて販売した店が自由が丘にあるとは知らなかった。結構歩くもので、汗がじっとりかいた。
当日、自由が丘駅改札口出てすぐの「donish bar」の前で立って待っていた。
メールの返事がないから、すっぽかされるのではないかと不安がよぎる。よく考えれば、メールアドレスだけの繋がりしかない関係なのだ。
時間通りに、Kさんは私の横から現れた。
絶対donish barのところに立っていると思ったよと笑っていた。タクシーで行く? と聞くと、歩こうよと明るく首で合図をする。
蚊が出てきて、刺されるとアレルギーなのか腫れあがるんだと足を気にしている。絆創膏を貼っている。
「星花」の個室に通される。部屋に入るところで、彼女の目が険しく不安に満ちるのは、何か嫌な経験があるのだろうか?
「このたび、お会いして頂いてありがとうございます。もう会えないのかなと不安でしたが、会えて嬉しいです」と素直に率直に自分の気持ちを打ち明けた。ディズニーが営業を再開したという話題になり、私は一度も行ったことがないので、一緒に行きませんか? と聞くと、いいですよということだ。ランドとシーはどっちがいいかというから、最初はランドからが無難かなとはっきりしない答え方をした。
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1番高いコース(おまかせ8000円コース)を予約していた。割りばしが3膳おいてあるから、2人ですけどと話すと、若い男性が頭を下げて、2階に上がっていった。きっと、料理人や店主に愚痴を言われたのだろう。戻ってきた時は、変にオドオドしていた。
「手に職のある世界は、これだからね。Kさんは大変だと思うよ。競争が厳しいから」
Kさんは、怪訝な顔をして頷く。
上記のコース料理が出てきた。季節野菜のわっぱ蒸しの食材、にんじん、ごぼう、なす等が、ふんわりととれたての風味そのままに口の中でとけるようだ。刺身4点盛の中で食べられないものがあったら、あげるねということだった。あじ、いわし、サバ等の青魚はよっぽど鮮度が良くないと食べられないそうだ。そういうアレルギーなものが結構彼女にはある。図太いといった感じではなく、繊細である。ヘアメイクの仕事自体は、繊細でなければ務まらないだろう。
しまあじ、まぐろ、金目鯛の湯引き、真鯛であった。しまあじを食べるのを躊躇していたが、食べると、全然食感が違うと頷いている。
鮎の塩焼きと沢ガニの唐揚げでは、沢ガニが食べられることを驚いていた。故郷の海岸には、沢山、沢ガニが歩いていたそうだ。鮎を串刺しにして食べたことある? 美味しいよねと笑顔である。喜んでいるようだ。キンキの揚げ出しは、骨ばかりであったが、煎餅のような要領で齧って、出汁をすすると、身体に美味しさが沁みてくるようである。
最後の食事は、3つから選べるということで、Kさんどれがいいと聞くと、すぐ彼女の判断で、カニイクラ土鍋御飯に決まった。遠慮しないところがとてもいい。
お酒を2杯呑んだだけなのに、酔いが回ってきて、こんな楽しい気持ちは久しぶりである。
「自分はお付き合いしたい気持ちでおります」
 といつも通り、気持ちを言葉にすると、怒ったように、それ告白なの? と目がマジになった。
「僕は、今まで一度も告白したことがないんです」
「えっ、前、一度あったと言ったじゃん」
「あれも、ままごとのようなものだった。中学生の恋愛みたいで、Hもないしね。本気の付き合いといった感じじゃないから」
「今、盛ったね」
 と笑顔になってくれた。
 硬派で、不器用で、一途で、優しい男性を探しているそうだ。
「まだ、少しわからないことがあるから、付き合う中で決めるようにしよう」
帰りはタクシーを呼んだ。
「暗い中で、蚊にさされたら大変でしょ」
改札に入り、別れる際、明るく笑って、じゃあねと手を振ってくれた。また、会えるだろうか?
「今日は、お会いできて嬉しかったです!
和食のイメージが少し違うようでしたが、お口に合いましたでしょうか? もう少し配慮するべきだと反省しています🙇‍♂️
1番に考えていることは何か? という質問に、美ではないかと自分をかんがみて考えました。いついかなる時も、美を探し求めていたと思います。苦労を知らないと言われればそれまでですが……🙇‍♂️
 ボクシングに興味が無くても、かませ犬として呼ばれた戸高秀樹が、下馬評をくつがえし、世界チャンピョンになった試合をみて、美しいと思いました。それから防衛失敗で引退するまでの試合をすべて観ました。倒れても立ち上がる姿に感動したことが忘れられず、今日、ジムを見かけて、会いたくなり、顔を出したのです。
 ただ立ち寄ったということを聞くと、「えっ🤯ボクシングが好きだったの??」と意味不明な人物にとられますよね。
 Kさんの容姿はオーラのある美しさで、どんなことをしていても、ドラマになるから羨ましいです。軽みの中に筋の通った真面目さがあって素敵だと思います。
またお会いして、今後、マンマミーアやディズニーに行きたいです!
今日はお疲れのところ、ありがとうございました!」

性犯罪の被害者を守る会の活動家とお見合いした!萎えはしません!

コロナウィルスによる自粛により、今まで通りに働けなくなった女性が将来の伴侶を求めだしたというのであろうか? ツヴァイで婚活を始めて、敬遠されるのが当たり前だった私であるが、以前と比べて、コンタクトを申込み、承諾される比率は、以前の3倍である。
6月23日(火)の18時にAさんと新宿駅西口小田急百貨店入口前で待っていた。急にお腹が痛くなり、トイレに駆け込んだ。携帯が振動する。
「今、Mさんらしい人を見かけました。青い服を着ていらっしゃいますよね。化粧品売場で待っていますので、ゆっくりしてきてください」 化粧品売場の横を通る。白いスプライトの入った青いワンピースを着ていて、年相応のオシャレな雰囲気である。マスクをしているから、美人に見える。
 ルノアールまでそれなりに歩きますけど、そこに行きますか? と渋面をつくる。私は正直どこでもいいのだ。せっかく調べてくれたから、ルノアールに行こうということになった。店内は、3密を避けるために、1テーブルごとに間隔を空けている。座ると広々としていて、ホテルのラウンジに来ている気分で、これは幸先がいいぞと思った。
マスクと取ると、小さい鼻と小さい口が露わになる。これは、ちょいブスの顔だ。
まぶたを伏せるように笑うのは、慈愛があって、触れるものの心に暖かさをもたらすようで魅力的であった。
 彼女は、専修大学の法学部を卒業して、新卒で入社したところが、ブラックで辞めてから、派遣の仕事を転々としてきたようである。今は、医療機器販売の事務仕事を契約社員として勤務しているようだ。上司に恵まれて、とても働きやすく満足していると笑った。
 ツヴァイに加入したのも、テレワークにより出社できなくなったため、今後の先行きが不安になったためだろう。まだ、加入して1週間しか経っていない。この初々しさによる好意は、半減して考えてちょうど良い。これからいくつかの男性とやりとりしていく上で、私の存在は、彼女の煩悩から生じる雲に隠れてしまうだろう。
 法学を志しただけあって、学生の頃は、非行に走る少年・少女達と活動を共にするボランティアをしていて、現在も性犯罪に合われた方達と、性犯罪を厳罰化する法律に改正するための運動をしていると話していた。海が好きですとAさんは言う。
 私は先月訪れた下田の海を見据える吉田松陰銅像が脳裏に浮かんだ。「身はたとえ武蔵の野辺に朽ちぬとも、とどめおかまし大和魂
 私は随分と、この純血な心情から遠いところへきたものだ!
 最後に、仲良くなってからだと困るので、聞きますけど、宗教はやっていますか? と聞かれた。
 私の父が空海の生涯に憧れて、高野山の寺で小僧をしながら、高野山大学に4年間通った話をした。女人禁制にして、高野山を修行の道場にして、ひたすら、学校をつくり、書物をのこし、池をつくりと社会的価値の高いものに昇華しようとする考え方に、影響を受けてきたことは認めるけれど、無宗教であることには変わりないと答えた。
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 話し合いを終えてからのメール。

私「お疲れ様でした!
今日は忙しい中、お会いして頂きありがとうございました。とても綺麗で知的な方で、お誘いも多くあるとは思いますが、また都合が良い時で構いませんので、お会い出来たら嬉しいです!
お話に、法による正義を感じ、吉田松陰銅像がある下田の海を思い出しました。両親も寂しいでしょうから、自宅に時々帰って庭の剪定でもしてあげてくださいね!
今日はありがとうございました!」

Aさん「Mさん


今日はお時間をいただきありがとうございました。

無事にお買い物できて、いま帰路に着きました。

お茶ごちそうさまでした。

次にお会いするときには私にごちそうさせてくださいね。

Mさんにいろいろお話し聞かせていただいたおかげで、婚活がんばろうって思えました。

スーパーの鮮魚担当のお仕事は大変ですけど、お身体を大切に頑張ってくださいね。

私の両親のことも気づかっていただきありがとうございます。
たくさん親孝行しようと思います。

下田には吉田松陰銅像があるんですね。全然知りませんでした。今度行く機会があればチェックしますね。

本当に今日はありがとうございました。」

性格はいいのに外見で判断する自分は何故だろう。

池袋サンシャインに13時に待ち合わせだ。ランチか茶かという選択を迫られたが、よほど相手に好印象を抱いていない限り、茶にするべきだと今回も思った。
池袋駅は魔宮と言われるほど、複雑で、池袋サンシャイン→と書かれた看板を頼りに、改札を出てから紆余曲折する道を歩いた。駅構内から外に出ると、コロナ禍が終えたような人手の多さに息をのむ。3密回避もないものだ。
池袋サンシャインに行く看板が路上にもあり、池袋の経済の重要な施設になっていることを感じる。お笑いライブがあるからと、スタッフの3人がチケットを販売している。地下のライブハウスであるらしい。クラスターは大丈夫だろうか? それにしても日本人は真面目だ。道歩く人の大半は、マスクをしている。
 池袋サンシャインの中も魔宮であった。複雑でどうなっているのか分かりづらい。水族館があると聞いていたから、行きたいなぁと思った。夜は会社の飲み会で、以前の上司と17時に三鷹駅で待ち合わせた。だから16時にはここを出なくては間に合わない。
 13時に、2階の噴水前広場で待ち合わせた。白いスカート、ピンクのカーディガンの出で立ちで現れたSさんは、目が大きく綺麗に見えた。どこでランチをするか探して歩いた。パスタの店が空いているしオシャレだからという理由で決まった。
 テーブルにつき、マスクを外す。団子鼻と避けた口、悪いけど、ブスである。しかし、笑うと目がとても優しい。私の婚活市場における相場では相応しいけれど、荒んだ心は、これと結婚して、それぞれの人生のしがらみに巻き込まれるよりは、ソープに時々行く方が、楽しいよなと情けない言葉が脳裏をよぎる。異性との経験が少ない私は、相手に高望みをするようだ。情けない!

 彼女は、信金に総合職で入社したけれど1年で辞めた。高校出の叩き上げで威張っている奴がいて、仕事も大変だし、当時、祖母と母が大病したことで看病せざるをえなかったということだ。それから、住まいの一軒家を塾として改造し、母は数学、父は国語、Sさんは英語となったらしい。英語を勉強して、教えられるぐらいまで学力をつけたそうだ。新宿にある事務のバイトを、週末になるとしていたが、コロナが恐いから休職している。
 コーリーの小さい種類、シェルティという犬を小4から飼い始め、大学を卒業して4年経った26歳の時に、老衰で亡くなったという。家には入れず、庭で飼っていて、16年間も生きたのなら、長生きであろう。1日も散歩を欠かさないため、高校を終え友達と遊ぶにしても、途中で切り上げて、散歩をしないといけなかったのが、大変負担だったそうだ。最後まで慈しみをもってやり遂げたのは、素晴らしいと思った。
私の気のない応対は、やはり伝わっているのだろうか? 
苛々した様子で、彼女が頼んだ分のお金1300円を出してくれた。時刻を見ると、15時10分である。水族館に行こうと思った。 
その後のメールのやりとり
私「お疲れ様です。
水族館のチンアナゴは、一部だけでしたが、大人気でした。結構、客が入っていました。
コーギを長く育てたお話に豊かな愛情を感じ、涙腺が緩みました。
塾のご指導も頑張ってくださいね。 
今日はありがとうございました!」

Sさん「チンアナゴの写真、すごくきれいですね(*´ω`*)✨
ショーはやってましたか?

滑舌がわるくてすみません💦コリーです(kowtow)(コリーの小さい種類で、シェルティという犬種でした)

今日は池袋まで来ていただいてありがとうございました。また良かったら、どこか行けたら嬉しいです」

私「昨日、歓送迎会を終えたのが、0時過ぎでした。スーパーで働く人種は、みんなとワイワイやるのが好きなのが多いですね!

ショーはコロナの関係ですべて中止ということでした。ソーシャルディスタンスと注意喚起をしながらも、館内は密で、第2波がくるのは間違いないなぁと思いました。

すみません💦コリーでしたね🙇‍♂️牧羊犬という話でしたから、失礼しました。

こちらこそ、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。」

コロナ自粛なんて馬鹿みたい、免疫で治すものだ。身体を温めればいいだけと力説するオバさんが車上で演説している。本人は恥ずかしくて退去??↓
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阪神タイガース・プロ野球・スポーツ