バイデン大統領が、当選すれば、ウクライナが戦争を継続できる。しかし、トランプになれば、即時、停戦ということで、アメリカ国民は、どちらを支持するかで、世界の情勢を変えることができるなんて、アメリカはなんてパワフルな国なんだ。また、他国の運命を、話し合いで決するというのは、なんだか、やりきれない気持ちにもなる。
経済でも、言語でも、政治でも、アメリカ合衆国が、世界を支配しているのが、スマホによる本格的なボーダレス化で、はっきりとわかってきた。日本は、アメリカ側であるから、世界の趨勢を考えれば、アメリカべったりで頑張ってくれれば、私の生涯において、近くに爆弾が空から落ちたり、地雷を恐れて、こわごわ道を歩くということはなさそうだ。だったら、最初から、新NISAの投資先を、オルカンとS&P500に絞ってやれば良かったと思う。国内株100万円ほど買ってみたけど、イスラエルとイランのつばぜり合いがあった翌日、ガクンと、信じられないほど株価が下がっていた。
中国もバブル経済がはじけて、相当参っているようで、以前は、GDPにおいてアメリカを抜くとまで言われていたけど、そんなのは遠い昔になりつつある。今では、若い人達の職場を、容易できなくなってきて、習近平も焦り始めている。
やはり政治においても、金の切れ目は縁の切れ目といえるのであって、共産圏であるロシアの味方であるべきなのだが、イギリスの首相に、習近平が行って会いにいったり、アメリカのバイデンと会談をしたりと、経済を優先しなければいけない事情が、透けてみえてきている。一人っ子政策により、少子化であるゆえに、日本と同じ未来を歩みそうだ。
日本の将来のためなら、どんどん子供をつくった方がいいのであるから、精子と卵子を配合する技術で、子供を人工的に増産するというのはいけないのだろうか? 親は無しで、公共機関が絶対に管理する人間というカテゴリーをつくっても面白い。それだけでできた広大な街があれば、別段、差別も感じないだろうに……中国では、こんな妄想を実現している施設があると聞いている。私は、婚活で失敗してから、生涯独身でいいと決断した。でも、両親の高齢化が著しく、この先、私は独りぼっちになることが確定している。想像するだけで、不安が増大して、止みそうにない。
ドイツのヒンデンブルグ号という巨大な気球船が、アメリカの空軍基地に降り立とうとした時に、爆発して炎上したように、私も、爆発前の兆候を、我とわが心に感じている。タイタニック号が氷山にぶつかり沈没する前に、楽団員が演奏を続けて、皆を鼓舞していた気概を私にください。逃げるでもなく、あきらめるでもなく、それを美の励ましに高める愛を、私の心に授けてください。このままだと、ひろゆきの言う、無敵の人になりそうだ。
これから世界の趨勢は、どうなるのだろう。中国は経済の低迷で、ロシアには、自制を求める側にまわるだろう。問題は、ウクライナとロシアを、以前の状態に戻せればいいということだけど、ロシアのプーチンは認めないし、ずっと、戦場に軍隊を送り続け人海戦術を続けるだろう。戦地の様子を映した動画や画像は、あきらかに異変がおきている。ロシアの軍隊は、トラックのようなもので戦地を駆け回っている。それを、ドローンが見つけて攻撃する。人をおとりにして、ウクライナの兵器を消耗させつづけているといった感じだ。
トランプが大統領になって、ウクライナが、領土を少し折れる形で停戦の運びとなりそうだ。経済復興においては、アメリカがウクライナを支援していくようになるだろうか。イスラエルとハマスのような犬猿関係になってしまっては、元も子もない。でも、これが歴史の因果というものなのだろう。ロシアが、経済的にとびきり裕福になっていれば、ウクライナだって、ロシアから離脱する真似はしなかっただろうし、ロシアだって去る者は追わないだろう。やはり、世の中、政治の世界も金なのか?
ゲーテ著『ヘルマンとドロテーア』を読みたくなった。暗い世相は、この舞台と似ているだろう。フランス革命に続く世界史の動乱期のある夏の日、ライン地方をフランス軍に追われた避難民たちが通り過ぎていく。彼らに救援物資を届けに行った富裕な市民の息子ヘルマンは、そこで避難民の娘ドロテーアと出会う……。新しい秩序をうちたて、平和な生活を建設しようとする若者を、悠々たる余韻を響かせる叙事詩の中に描いている。
ラストの部分に私は感銘を受けた。「若きウェルテルの悩み」よりは、こっちの作品が好きである。
今日は、就寝の時間なので、明日、また続きを書きたいと思う。鮮魚の仕事は、長時間労働で朝が早い。4時に起きなくてはならぬ。Good night!