nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

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コロナの熱は普通ではない。医療体制はいかに?

コロナウィルスに家庭内感染をしてから、丸3日経った。熱が37度5分から38度5分をいったりきたりで、今まで経験したことがないほど、高熱が続き、その倦怠感から、何もやる気が起きなくなっていた。早朝に目が覚めると、喉には、はっきりと大きなシコリを感じたけれど、熱が下がっていると実感した。体温計を測ると、36度9分と出た。カコナール(解熱剤)なしで、久しぶりの36度台だ。感染前と変わらない生活に戻れるように思えただけで、嬉しさがこみあげてくる。
ドストエフスキーが、「人間は自分が幸せであることを知らないだけだ、ただそれだけの理由なのだ」という言葉が、胸の奥から響いてくる。では、ウクライナでロシア兵の捕虜になり、カッターナイフで金玉をえぐり取られた男は、自分が幸せであることを知らないと言えるのか? ドストエフスキーの言葉に普遍妥当性を感じないから納得できなかったけど、今の私の体験レベルの話では、心に沁みる言葉である。

昨日、近くの内科にコロナ感染の有無と治療薬を求めて行ってきた。猛暑の中、駐車場に停めて、約束した時刻の30分も遅れて、看護師が現れる。それから30分して医師がきて、両方の鼻の奥に棒を突っ込んでは、左右に10回ずつ振るのだが、その際、かき氷を口にかきこんだ時に、頭が真っ白になるぐらいのショックと似たような状況になった。医師は頑張れという。舐めたものだ。炎天下で高熱で苦しむ患者を1時間も待たせ、よく言えたものである。小説家と外科医にセンチメンタルは禁物というけれど、情にかられると、手元が狂うから、医者としてあるべき姿なのかもしれない。
私より前にきていた高齢の男性は、その後、薬を持ってくるのが遅いと、看護師を呼びつけ、マスクをとって怒っているようだった。
外出禁止というけれど、食料品はどうするのだ。ネットで調べると、もうコロナが完治した頃にやってくるというじゃないか。それにしても、東京都で1日2万人以上がコロナに感染しているとは、かなりの非常事態ではないか? 感染を野放図にし、集団免疫をつける狙いがあるのか? それにしても、コロナは普通の風邪ではない。この高熱に3日3晩さらされてみれば、考えは変わるだろう。今現在、午後6時であるが、また、熱っぽくなってきた。

コロナに感染する前に見た居酒屋の光景。↓
皆俺だけは、うつらないと思っているのだ!

コロナのしつこさに死神を重ねてしまう!

コロナに感染して2日経ってみた。カコナールという解熱剤をのんで、数時間後に熱は下がるけれど、薬の効果が切れると、38度まで熱が上がってしまう。今まで経験したことのない苦しさだ。5日後に職場復帰を目論んでいたがあきらめた。今朝、会社に電話をかけて、発熱したことと、病院に行くことを伝えようと思う。無理だと感じたのは、身体に関節と腰の痛みが出てきたこと。仕事をした翌日には、身体が動かないこともあり得ると思った。また、当初なかった喉の痛みが出てきたことだ。
ワクチンを接種したことで、風邪になると、呼吸するたびに、気管支に夾雑音が響き渡るが、今回は無いなぁと甘くみていた。しかし、さきほど、喉の痛みが強くなり、息を吸って吐くたびに、ゼェゼェと音がするのだ。
東京都で1日平均、2万5千人が感染しているとすれば、1か月(30日)で75万人として、東京都の人口1398万人で割ると、5.3%の確率でかかることになる。いつ誰がなってもおかしくない状況なのだ。
それにしても身体がしんどいと、何もできないものだ。頭をつかう読書も体力を必要とするから難しい。映画も今のところあきらめた方が無難である。健康だった頃に訪れた観光地のことが頭に浮かび、幸せだったと心底思えてくる。
コロナはただの風邪ではない。一度かかると、このウィルスはしつこく身体にまとわりついてくるほど厄介だ。みんな、大したことないと嘘を言っているように思えてくる。誰に言うとでもないが、「雨にも負けず、風にも負けず、コロナにも負けず」負けずに頑張ります。

山上徹也容疑者の問題の根は深く、今後の社会の在り方への警鐘だ!

山上徹也容疑者の生い立ちがわかってきた。奈良県の県立高校で1番偏差値の高い郡山高校に進学し、在校中は、応援団に所属していた。私と同じ、松坂世代である。松坂大輔率いる横浜高校と、甲子園の準々決勝でぶつかり、スタンドで山上容疑者は応援団の一員として学ランを着て応援していた。同志社大学に進学するも、父親が経営する会社が、バブル崩壊後に倒産し、亡くなった後に、母親は、自宅を売却したお金を統一教会に全額寄付した。それにより、山上容疑者は、大学の中退を余儀なくされ、親子の絆も永遠に失ってしまったのだ。
その後、海上自衛隊に入隊し、3年で除隊した後、宅地検定やファイナンシャルプランナーの資格をとり、社会復帰を試みたが、転職・退職の繰り返しにより、派遣労働者になり、定職を得られずにいた。安倍晋三が首相を退いてから、統一教会の宣伝にVTRで参加しているのを目にし、日本で最も信頼されているような人が、家庭を破壊した統一教会を斡旋しているのだと、一方的に憎しみの感情を抱き、7月8日の射殺事件につながるということだ。
この統一教会安倍晋三が関係しているということは、事件の導火線に火がついたことに過ぎないと思う。
決して犯人を擁護しているわけでもなく、100%許されることもなく、すぐに死刑にしてくれないかと思っているほどだが、ことは、そんなに個人対個人で考えるほど浅い問題ではない。
私と彼は同級生であり、バブル崩壊後の10年に就職活動をしなければならなかったことから、生涯未婚率、生涯獲得賃金は戦後最低と言われているロストジェネレーション世代(ロスジェネ世代)である。就職氷河期世代という名でマスコミには取り上げられることが多い。その救済策として、政府が職業を斡旋するように各企業に推し進めているけれど、ほとんど効果はなく、キチンとした職歴もないまま40代を迎えた人よりも、20代の人を雇いたいというのが本音であろう。世代間格差の問題を見て見ぬふりをしてきた社会、バブル景気に浮かれ騒いでいて、その崩壊をつゆにも信じずに浮かれてきた親達の世代、当時の政治のミスが、我々の世代を貧しくしているのは事実であるのだ。
もう一度、述べておくが、犯人を擁護しているのではない。もっと、根底には深い問題がある。
日本では信教の自由が憲法で保障されているため、宗教法人の認可を受ければ、尊師の髪の毛を守り神として1万円、小便を聖水として10万円で販売しても、警察に無条件では捕まらない。私が同じことをメルカリでやろうものなら、迷惑防止条例によりすぐ捕まるだろう。オーム真理教以来、宗教法人による高額のお布施を要求されたなどという詐欺まがいの事件が絶えないというのも、日本社会の確固たる問題なのに、見て見ぬふりをしているともいえる。
犯人の異常性にかこつけて、トカゲの尻尾切りのように、臭いものに蓋を被せているのではいけない。ロスジェネ世代は、日本中に1700万人もいるのだ。そのうち60万人がひきこもりで、全く仕事をしていない。40・70の問題が、今後50・80の問題になり、両親を亡くした時、親の年金を当てに生活していた息子は、果たしてどういう行動に出るのか?
正規の職につけず、派遣暮らしをしていた連中が、働くのをやめて、山上容疑者のように無職になり、社会に一方的に恨みを募らせていった場合、どうなるのか? その予備軍を少しでも減らしていく対策が、早急に求められる。働き盛りの年代になったロスジェネ世代が、世代間格差の中で、不遇な時を過ごす者が多いというのは、実は、政治の第一に掲げる問題なのである。これに蓋を被せること、見て見ぬふりをすること、見殺しにすることは、あってはならないのだ。
コメントを見ても、元首相への追悼のコメントと犯人への憎しみのコメント、私はそのすべてに同意するけれど、その根底にある問題に目をそらしているような気もしてならない。まったく、今回の事件と我々は別ものだという証明をしようとするコメントの数々だとしたら、さらなる事件を起こす2発の号砲のようにも聞こえてくる。
誰も山上容疑者も見ていなかった。見向きもしなかった。1発撃っても、彼の姿には気づかないようだった。やはり、気づかなければいけなかったのだ。本当に、この問題に目をそらしてはいけない。もっと深くにわだかまっている社会問題に目を向けよう。

安倍晋三が撃たれた!💦世界の終わりを聴く🙇‍♂️

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今日、安倍晋三が撃たれた。


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高齢の両親と近くのバーミアンで食事をして後、スマホで世界の終わりの『MAGIC』を聴こうと、久し振りに幸せな気持ちでいたら、臨時ニュースで、元首相である安倍晋三演説中に撃たれると表示された。負傷と書かれているので、どこか足か腕でも怪我をしたのだろうかぐらいに思った。政治で高名な方が、まさか凶弾に倒れるなんて、もうこの時代にはないはずだと考えていたからだ。

事件の映像を見ても、安倍元首相を狙おうとすれば、いくらでも出来る状況に驚く。自転車で後ろから、すぐ近くまで誰でもできるようだ。銃声が一度鳴って、外れているのにも関わらず、誰も動こうともしない。ヤフコメには、今の平和ぼけした日本を端的に表しているというのがあった。

安倍総理は、政治家の中で、唯一応援していた政治家であり、政治的信条は良くわかっていないところもあったが、政治活動にすべてを賭けている純粋さが伝わってくる様子がいくつも感じられ、その度に、好ましく思っていた。政治への愛があふれている数少ない政治家のうちの1人だろう。

私は、この死を知り、何を考えたか? ビズリーチの社長もゴルフ中に亡くなった。41歳というから、私と終わりだ。私は、もういつ死ぬかわからない。寝る時間、食べる時間、ストレスに苛まれて苛々している時間を外してみると、人生は短い。活動できる時間はまことに少ない。人生は好きなことをするべきだ。私は、文学が好きだから、それだけのことをしていたい。時間があれば、『アウステルリッツ』でも読みたいのだ。

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世界の終わりの『MAGIC』の「人生は素晴らしいと」と叫ぶところは素晴らしい生きたアートだ。


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新宿駅で、駆け出しのギタリストが歌を歌っている。若い女性が、何度も写真を撮っている。古代ギリシャの頃から、女性に身体を引き裂かれるほどモテる男は、竪琴片手に歌を歌うオルフェウスだ。f:id:nyoraikun:20220708194700j:image心に響く歌というものではないけど、やはり、人の心は、いつの時代も変わらないものがある。

f:id:nyoraikun:20220708193127j:imagef:id:nyoraikun:20220708193136j:imagef:id:nyoraikun:20220708193153j:imagef:id:nyoraikun:20220708193159j:image

 

永遠の青春の幻想を、新宿歌舞伎町でしかと見た!

遥「さっきはほんと優しさの塊をありがとうでした!緊張してたから安心できました🫶🏻❤️これこら仲良くしてね😭」

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私「こちらこそ、明るく優しくお相手してくれてありがとうございます。☺️
とても綺麗な方で驚きました。仕事では円安と電気代の値上がりで😵頭を悩ませていましたが、若さあふれる活力に触れて😳、また頑張ろうという気力がメラメラと湧いてきました。
予約が困難になるでしょうけど、またお会いできる日を楽しみにしています☺️」

遥「こんな丁寧に、、ありがとうございます( ; ; )❤️
はじめての方でとても重入れ深くて、さらに優しくて幸せです😭またお会いしたいです😭」

遥「来週お仕事いっぱいですか??」

私「ご返信ありがとうございます☺️
風俗で、こんなに感動したことは、無いですね。
まさにマリウポリと対極の世界でした。あの場所で息絶えたら、人生の絶頂で終えられたと言えるぐらいです。
若くて美人な女性と、ラブシーンがこの歳で成り立つ幻想をしかと見ました。🙇‍♂️美女と野獣のようです。
お身体にお気をつけてくださいね。また分かり次第ご連絡します!」

遥「本当ですか?
はじめてで満足していただけただけで本当に嬉しすぎてかんどうしてます😭😭😭
心が広すぎてありがとうございます❤️」

遥「また会えるまでずっとまってますね🫶🏻笑」

私「お疲れ様です!
お暑いですね😵💦
先日は本当に嬉しかったです!
お写真は前髪を気にされていたけど、とてもお綺麗ですし、遥さんの魅力を裏切るものでは無いと思います。
客寄せは無用だと思いますが、迷惑でなければ、cityheavenの口コミに書いておきますね!」

遥「おはようございます🥱
3日ぶりですね!
実はまた早くお会いしたくて何回か思い出しちゃってます…🤫笑」

遥「思った通り前髪汗かいてるのバレバレですね🥲そう言ってもらたので自信もちます!!

必要です!いいんですか!お願いします!笑🥹」

私はまた書いてみた。口コミなるものを!

永遠の青春を実感する遥かなるユートピア

この度は、風俗史上、最高のお喜びをありがとうございます。

階段の踊り場でお会いして、女優の吉〇里〇がいると思ってしまい、どこかの舞台に紛れこんだような気持ちになりました。屈託のない明るさ、時折見せる純真な笑顔、女性らしい自然体に息をのむ美しさがあって、ことが進むにつれて、初めてキスをした時のような恥ずかしさと戸惑いがこみ上げてきました。もう私も中年の仲間入りといえる歳ですが、若くて美人な女性とのラブシーンが、この歳で成り立つ幻想をリアルに味わうことができました。

賢者タイムの甘いふくよかな香りのする湯船では、お話にあった『美女と野獣』のように、一輪の薔薇の花が散るまでに魔法が解けて、美女にお似合いの若い王子様になれたらという夢想に誘われます。それは、時と共に一切が過ぎ去り、すべてが変わりゆくゆえに、あらゆる欲望があるとも思えてくるんです。

遥さんは、今後、予約困難になり、バルボラのスターと噂されるようになるでしょうけど、いつまでも変わらずに、いてくれることを心ひそかに願っています!」

平野啓一郎に会う! ドナルドキーンの思い出!

2022年6月25日(土)、神奈川近代文学館で、作家の平野啓一郎の講演があった。題名は、ドナルドキーンとの思い出というもので、彼が会場に入ってくるなり席につき、話を始めた。安部公房の講演で、何も準備をせずにきて話をするというのがあって、一度はやってみようと思っていて、今日、その日にしようと考えているというところから話を始めた。1時間、ずっと言いよどむことなく、ドナルドキーンに関することを話続けていて、やはり言葉による自己表現で生活するプロは違うなぁという印象を強く受けた。
作家というと、広範囲に渡って様々な作家を論じるイメージが強いけれど、平野氏は、三島由紀夫谷崎潤一郎泉鏡花森鴎外などの作家を読み込んでいるけれど、夏目漱石川端康成などは、まったく興味を示さないようであった。何度も話に三島由紀夫について出てくるので、私は嬉しくなったが、他の聴衆はどう思ったか知りたいところである。
最後に質疑応答ということなのであるが、コロナ感染予防ということもあり、事前に質問箱に入れる形式となっている。私の質問だけを読み上げて、15分近くもその説明に費やし、時間切れということで終えてしまったのには、嬉しいと同時に、申し訳ない気持ちにもなった。
「三島の終生の友人であり、理解者であったドナルドキーンさんであるが、『太陽と鉄』については、とても嫌いな作品だと述べています。三島没後30周年の島田雅彦古井由吉の対談で、平野啓一郎さんは、『太陽と鉄』を楽しい作品だと2人に紹介していますが、文武両道については、三島本人もわからなくなってきたのではないかと疑問を呈しています。なぜ、ドナルドキーンさんは、『太陽と鉄』を嫌いだったのでしょうか? 平野啓一郎さんと三島についての意見の一致や不一致についてのエピソードがあれば教えてください?」
「太陽と鉄は、軍隊における共同体原理に近く、鉄で身体を鍛えて、剣を用いるといった要素が強く、ドナルドキーンさんは、戦争を忌避されている方ですから、嫌だったのでしょう。黒い服を着ているとナチスドイツを思い出すから、黒い服は着ないということが後でわかり、自分は好きで着るからまずかったのかなと後悔している。三島が天皇というとき、どの天皇をさしているのかということについて、キーンさんなら知っているかもしれないけど、自分にはずうずうしさがなかったから、もっと図々しくあれば良かったと、いまだに後悔しています」
と話してくれた。
平野啓一郎の話で、他に興味が湧いたのを、いくつか紹介したい。
安部公房と食事をしていて、食事の最後に、このチーズは日本人でも合うなと言ったそうだ。国際派作家で、人種を超越した天才と信じていた作家が、日本人でも合うという判断をすることに、日本人という括りで話をすることにショックを受けたらしい。面白いエピソードである。
川端康成の義理の妹がロシアに行くときに、横浜の港に文壇の連中が集まり、瀬戸内寂聴もそこに交じって、妹の乗る船に手を振っていたが、機械の故障で、その後、2時間ぐらい停泊することになり、ばつの悪い川端康成が、離れたところにある石段にいって、ポツンと座っていたという。
瀬戸内寂聴の自宅で話をうかがった際、生前の島崎藤村を見かけたことがあるという話を聞いて、歴史上の人物だと考えている方も、実はそんなに大した時が経っているわけではないと実感したそうだ。
森鴎外の娘の経営するカフェが、銀閣寺の近くにあった。京都大学在学中に行きつけになり、鴎外のエピソードをせがむうちに、仲良くなった。年齢からカフェを切り盛りすることができなくなり、店内に飾ってあった森鴎外の机を、あげるからと言われたのだが、とんでもないと断ってしまった。あの時いるとなぜ言えなかったのだろうといまだに悔やんでいる。芦屋の記念館にその机は展示されているが、あの時、首をたてに振っていればという気持ちは一生消えない。でも、そういう性格だから、彼女に好感を持ってくれたんだろうと自分で自分を慰めている。

平野啓一郎の顔は、思索の跡が、表情に感じとれるほど重厚である。聴衆も周りはメモをとって聴く方ばかりで、作家として登壇している以上、それに応えるプレッシャーもあるのだろうなとも思えた。本来、講演活動を作家はしたいものなのだろうか? 本当は、書斎にいて、作品に精を出していたいのではないか? 講演会の後は、何か用事があるのだろうか? 純文学であるから、様々な活動もしていかないといけないのか? など、いらん疑問も湧いてきた。

1階のドナルドキーン展では、三島由紀夫が最後にキーンに送った手紙が、封筒と共に展示されていた。三島由紀夫の直筆の手紙であるから、あまりにもリアルであった。
「小生とうとう名前どおり魅死魔幽鬼夫になりました。キーンさんの訓読は学問的に正に正確でした。小生の行動については、全部わかっていただけると思い、何も申しません。ずっと以前から、小生は文士としてではなく、武士として死にたいと思っていました。今さらご挨拶するのも他人行儀みたいですが、キーンさんが小生に尽くして下さったご親切、友情、やさしさについては、ただただ感謝のほかはありません。キーンさんのおかげで、僕は自分の仕事に自信を抱くことができましたし、キーンさんとの交際はたのしさに充ちていました。本当に有難うございました。(中略)この夏下田へ来て下さった時は、実にうれしく思いました。小生にとっての最後の夏でもあり、心の中でお別れを告げつつ、たのしい時をすごしました。」
心の中でお別れを告げつつという言葉に、三島由紀夫が生々しく、その場に存在しているような気持ちになった。


帰りに寄った新宿駅 飲んで食べたくなるインパクト。この自動車を見ると、全体で夏の飲料を売ろうとする気持ちが伝わってくる。

コロナ禍で宅配事業が急成長。スーパーに勤める私は競合の業種が増えることを意味する。複雑な気持ちで、CMの安達祐実を見つめる。これが浜辺美波になったらどうしようか……💦

帰宅して自宅前のゴミ置き場を写真におさめる。安部公房の真似であるが、アルコールを呑む人の多さを感じる。人生に酔いたいのだ!

ウクライナよ! 権力ある者同士の意見の齟齬から悲劇が生じる。

ウクライナ侵攻が2月に起きた時、何故、止められなかったのか? という疑問がすぐに湧いてきた。アメリカを初めとした西側諸国が、人工衛星や情報網で、逐一、ロシアの動向を掴んでいながら、ロシアのプーチンに思いとどまらせることぐらい出来たはずだ。

その疑問について、下記の記事が正確に述べていると思えた。↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/ced36f3a776c45a3d894f6ac849ce81b1f858c4c?page=2
超大国の思惑があるのは間違いない。当初は停戦交渉に前向きだったウクライナのゼレンスキー大統領も、キーウ近郊の虐殺があって、侵略前の状況になるまで戦うと決意したようだ。それには、西側諸国から提供された武器の威力を実感しているから言えることだろう。しかし、米国は、ここに来て、ロシアに攻撃できるだけの長距離ミサイル兵器は供与しないということにした。そして、武器の提供を遅らせることで、戦争の期間を伸ばそうとしている意図を感じるのだ。

バイデンの表情は、苦渋や義憤に駆られた表情の裏に、薄笑いが湧いてくるような気味悪さがある。プーチンには、余命を悟った上で、自身の権力を最大限利用して、培ってきた大ロシア帝国のロマンを実現しようと、成るようになれという感じに見える。まるで、死と生の中間にいる死神のように、シュミレーションゲームを安全で孤独な地下室で行っている感覚と言えるだろうか?

「自分がいないなら、世界など残して何になろう。自身の身の破滅と世界の崩壊がイコールの関係でいいじゃないか」という心のささやきが聞こえてくるようだ。

そうしている間も、戦争が長引き、民間人の犠牲は青天井に増えていく。より権力のある者同士の意見がまとまらないしわ寄せが、下部組織に悲劇として現れるというのは、一つの会社においてもあることだ。

我々は、私は、何をすればいいのだろう? イエロー・モンキーのJAMをまた聞いてみよう。


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カテゴリ
阪神タイガース・プロ野球・スポーツ