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パリ五輪:体操エース宮田選手、喫煙と飲酒問題で代表外れる - 背後に潜むスポーツ界の現実


パリ五輪を目前に控え、体操界のエースである宮田選手が喫煙と飲酒の問題で代表メンバーから外されました。代替選手を立てる時間もなく、この問題はチーム全体に影響を与える深刻な状況となっています。宮田選手を告発したのは誰かという疑問が浮かびますが、競争の激しいスポーツ界では、足を引っ張ろうとする人間がいるのは事実です。強化合宿から外された選手たちの中には、宮田選手や協会、監督、コーチに対して恨みを抱く者も多いでしょう。

私自身も、私立高校で野球をしていた際、監督のメンバーに選ばれなかった者たちが恨み節を述べているのを見てきました。卒業後も球場に足を運ぶ者はほとんどおらず、新聞やテレビで美談として描かれる高校野球の裏には、そんな現実があります。現実は決して生易しいものではなく、監督に重宝されていた選手ですら、不満を抱えることがあるのです。

喫煙と飲酒に関して言えば、それほど珍しいことではないでしょう。私自身は吸っていませんでしたが、シャワー室でタバコの残骸が詰まった袋を見かけることもありました。「健全な肉体に健全な精神が宿る」とは言いますが、実際には心身のバランスを保つのは難しいものです。スポーツ選手は結果が全ての世界に生きており、人としての生き方を問う機会は少ないのです。


私もかつて、1年間で休みが正月の5日だけという環境で野球をしていました。当時は、結果を出すことだけが全てであり、人生について考える余裕はありませんでした。野球を辞めてから、ようやく人生について考える機会が増えました。スポーツに没頭するだけでは、世間知らずになり、搾取されやすいことに気づいたのです。アメリカが日本を占領した際、3S政策(スポーツ、セックス、スクリーン)を打ち出し、国民を考えさせないようにしたことが今の日本社会に影響を与えていると感じます。

三島由紀夫が警鐘を鳴らしたように、日本が主体的に誇りを持てる社会を築くことが必要です。宮田選手が喫煙・飲酒をしたことを厳しく指摘しつつも、五輪でその無念を晴らすチャンスを与えるべきではないでしょうか。彼女は体操に命をかけてきたのですから、その責任は彼女自身よりも周囲の大人にあるでしょう。戦後の日本社会が抱える問題を見直し、若い世代が誇りを持てる未来を築くことが求められます。

この文章を通じて、宮田選手の問題をより広く考えるきっかけになれば幸いです。

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