※こちらの記事は、過去の記事をより読みやすく書き直してものです。
ツヴァイ で上智大学出身の文学好きな女性とやり取りすることになった。結婚の可能性はゼロに近い感じもするが、来るものは拒まずでいこう。
以下、やり取りの内容である。
私「改めてツヴァイのMです。
八王子市別所に住んでいます。八王子と言っても広いので、どの辺りにお住まいですか?
語学が好きなんて素晴らしいことですね。国際化の時代に英語で難なく会話ぐらいできるようになりたいと思っているばかりで、実行には至っておりません。
もともと英語はエリートのための学問でしたが、これからのさらなる情報化社会では、英語ができないと世界の情報をリアルタイムで得られずに、支障が生じてくるでしょうね。
ずっと語学の勉強をされていたのでしょうか?」
Yさん「メールをありがとうごいます。
Yと申します。
八王子、広いですよね。私はJR線沿いに住んでいます。
お褒め頂きありがとうごいます!英語がずっと好きでしたが、受験の都合などで大学・大学院でフランス文学科に所属していました。皮肉な事ですが、フランス文学を深めるうちにドイツ語に興味が出てきまして、最近までドイツ語を習っていました。ずっと語学ばかりやっていますが、英語もままならないまま、他言語に手を出してしまい、どれも中途半端という有様です😅
まずは英語をブラッシュアップするのが社会的需要にかなっているのですが、手が回らずです💦
Mさんはドイツに興味があるとの事、渡独の経験はありますか?どんな分野に興味がありますか?やはりドイツといえばクラシック音楽でしょうか?」
私「こんばんは!
ご返事ありがとうございます。
フランス文学を勉強されていたのですね!
文学の最高峰と言われるだけあって、好きな作家や作品も多いです。
モーリヤック『子羊』、カミュ『異邦人』、モーパッサン『脂肪の塊』、サガン『悲しみよこんにちは』は感銘を受けました。他にも素晴らしい作家や作品が豊富にありますね。好きな作家や作品はありますか?
ドイツ語は語彙が多くて、覚えるのが大変らしいですね!渡独の経験は残念ながらございません。興味ある歴史上の人物にドイツ人多いです。
文学では、ゲーテ、ヘルマンヘッセ、トーマス・マン。哲学者では、ニーチェ、マルクス。政治家では、アドルフ・ヒトラー。音楽家では、モーツァルト、ベートーヴェン。他には、アンネフランクやアインシュタインもそうですよね。
明治期の日本は、西欧の文化的教養をドイツから取り入れたというから、日本人は、ドイツに親しみ深いものがあるのかもしれません。
ドイツの音楽は凄いですよね!Yさんはピアノもお弾きになれるそうで尊敬します。」
Yさん「おはようございます。
今日もお仕事でしょうか?お疲れ様です🍵
フランス文学って最高峰と言われているのですか!?私たちの代では、どの国の文学もそれぞれの良さがあって、どこの国の文学も平等に扱われています。
凄い読書量ですね!私の方が勉強になります。
モーパッサンは私も好きですよ。
好きな作家といいますか、研究していたのはアルフレッド・ド・ミュッセという詩人です。大変読みやすく、軽妙洒脱な文章です。
ドイツ語の語彙はなんでも繋げてしまうのでやたら長くなるんですよね。フランス語には無い中性名詞や格変化というものがあって、文法はフランス語よりも難しいのでは無いかと思われます。
ヘルマン・ヘッセは「シッダールタ」が愛読書になる位好きです。とても深いですよね。寧ろ「車輪の下」の方が挫折してしまいました。
なるほど、歴史上の人物で興味のある方がおおいのですね。
沢山読書はされているのですか?
明治期の日本、確かにドイツから沢山影響を受けていますよね。国民性も似ている所があるし。
はい、ドイツ・オーストリアの音楽は凄いと思います。イタリアは歌曲が強いですが、この二国は器楽が凄いですよね。
ピアノ、そんな大したものじゃないんです。14年もブランクがありまして、リハビリに四苦八苦しています。
Mさんは表現されたものがお好きとの事ですが、ご自身は楽器や演劇などのご経験はおありですか?」
私「こんばんは!
今日も仕事でした。STAY HOMEとなると、食材を求めてお客が次々来ますね。
私もそれぞれの文学に良さがあると思います。ただ海外の文学作品で、翻訳されているのが、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカがほとんどで、その他の国の作品に触れる機会がないだけかもしれません。
アルフレッド・ド・ミュッセという詩人を調べると、劇的な人生を送られている方ですね。興味を持ちました。特に影響を受けた作品はありますか?
『シッダールタ』は最後の詩的な描写に圧倒されたことを思い出します。とても深い内容でしたね。また、読んでみたいです。
文学の研究をされていたほど沢山読んでおりませんが、三島由紀夫が影響を受けた作品を中心に読んでいた時期があります。
ピアノをまた弾こうとしたきっかけがあったのですか?
恥ずかしながら楽器も弾けず、戯曲は読むことはあっても、演劇の経験はございません。新人賞に小説を書いて送っていたこともありますが、難しかったです!(^^)!
いい勉強にはなりました!」
Yさん「本日もお疲れ様でした🍵
最近はスーパーや薬局くらいしか皆さん行かないですもんね。いつもより忙しいですか?
確かに翻訳があるのは大国のものが多いですよね。デンマークはマイナーですが、アンデルセン「絵のない絵本」が大好きです。とても幻想的でポエティックなんですよね。あとはあまり翻訳がある国のものは思いつかないですね。
ミュッセは影響を受けたというか、研究していたのが「ロレンザッチョ」という戯曲でして。この作品に出会わなかったら、大学院に進学していませんでした。16世紀のイタリアが舞台の五幕からなる長大な劇です。渡辺守章という人が翻訳を出しています。
シッダールタの最後は本当に私も圧倒されました。何度読んでも感動しますね。
三島由紀夫、私は相性が悪いのか、すぐに挫折してしまいました。私には読みづらかったようです。でも、独特の美学が凄いですよね。文章としては、私は太宰治がかなり読みやすかったです。
ピアノは長年師事していた先生が、高校の時に高齢で引退してしまったんです。それで、その先生以外から習いたくないと思っていてずっと独学で弾いていたんです。でもある時、習わないと技術が錆びれてしまう一方だし、友人からアップデートしたら?と背中を押されて。それで今年から新しい先生の所で習い始めたんです。
鑑賞するだけでも、とても気持ちが豊かになって良い事だと思います!その上、小説まで執筆なさったのですね!凄いです!
どんなあらすじの作品なんですか?」
私「お疲れ様でした。
夜分遅くすみません💦
ここ数ヶ月はあまりにも忙しいです。
癒しに夜景が見たくなって、東京ランキングを調べたら、1位の場所(ゆうひの丘)が、職場からの帰り道にあるから、立ち寄ってみました。午後8時頃でしたが、ベンチのカップルだけでなく、1人できて芝生に寝そべっている人、友達数人で携帯ゲームをやっている人等、それなりに人がいました。遠くの水平線まで夜景が広がっていて、開放感があります。
今度休みの日に、「絵のない絵本」や「ロレンザッチョ」を読んでみようと思います。
ピアノの師匠への想いが詩的ですね!聞くのも野暮ったいですが、何故、先生以外から習いたくないと思ったのですか?
新人賞もとっていないので、あらすじなんて述べるのは恥ずかしいですね☺️
転職前の職場は、フィリピン、中国、台湾からの出稼ぎ労働者に出会う機会が多かったので、その時に感じたことから書いてみました。
自己表現は本当に難しいです!^_^」