聖地巡礼– category –
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聖地巡礼
500年前の人間も、今の僕らと変わらない――「ルーヴル美術館展 ルネサンス」を見て
9月9日、国立新美術館で開幕した「ルーヴル美術館展 ルネサンス」に行ってきた。 初日ということもあって、ものすごい人だった。 開館15分ほど前に着いたのだが、すでに長蛇の列。入場まで約1時間。ようやく会場に入っても人、人、人で、作品を見るのもひ... -
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祈りは残す。けれど、服従はしない――「空海と真言の名宝」を見て
東京国立博物館で、特別展「空海と真言の名宝」を見てきた。 空海という人には、昔からどこか馴染みがあった。両親も空海が好きだったし、「お大師さん」という呼び名も、子どものころから耳にしてきた。歴史上の人物というより、日本人の暮らしの奥に昔か... -
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ワイエス展──静かな絵ほど、人間の孤独を暴いてくる
美術館を出た後もしばらく、胸の奥に湿った空気が残っていた。 アンドリュー・ワイエスの絵画には、どれも説明しがたいもの悲しさが漂っている。 明るい日差しは差し込んでいる。 風は吹いている。 人物も家も、そこに存在している。 なのに、なぜか生命の... -
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葛飾北斎の絵にいたのは、富士山ではなく、人間だった
葛飾北斎の絵を見ていると、富士山や風景の美しさ以上に、そこにいる人間たちの姿が気になってくる。 江戸時代の人々は、いったい何を考えながら、この道を歩いていたのだろうか。どんな用事を抱え、どんな悩みを抱え、どんな人に会いに向かっていたのだろ... -
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チュルリョーニス展に行ってきた――森、墓地、王たちの光に見た「内なる星図」
立西洋美術館で開催されている「チュルリョーニス展 内なる星図」に行ってきた。 チュルリョーニスという名を、私はそれほど以前から深く知っていたわけではない。ただ、画家であり、作曲家でもあったというその経歴に、どこか強く惹かれるものがあった。... -
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【完全版】江戸東京博物館に行って気づいたこと──人はなぜ「誰かと生きる」のか
学びとは、こんなにも人間くさいものだった 4 寺子屋の再現。 一人は退屈そうに頬杖をつき、一人は真面目に書き、一人は隣にちょっかいを出している。 ——あまりにも、今と同じだ。 教育とは制度ではない。人間そのものだ。 江戸の人生は「短い」けれど、濃... -
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【東京スカイツリー夜景と吉原サブマリン】
孤独な一人旅で気づいた「人は一人では生きられない」という当たり前の話 指に刺さった鯛の棘が、10日間ずっと痛かった。 東京の夜景よりも、吉原で遊んだ時間よりも、浅草のホテルよりも、 結局いちばん心に残ったのは、病院でその棘が「スッ」と抜けた、... -
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1997年と2025年――人生で、いちばん幸せだった年
2025年を終え、今日は1月5日。年末年始の商戦がようやく一段落した。 今年の魚は厳しかった。頼みのブリもカキも価格が高騰し、利益を取るのは容易ではなかった。予算は現実離れしており、心も身体も削られる日々が続いた。 それでも――2025年は、私の人生... -
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ラムセス大王展を訪れて──口コミと体験の交差点で見えたもの
ラムセス大王展が話題になっていたので、足を運んでみた。私はもともと、口コミを参考にして出かけることが多い。多くの人が「良い」と評価する展示やイベントは、実際に訪れても外れが少ない。大阪・関西万博もそうだった。人気ランキングや来場者ブログ... -
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【万博ロスの私が、上野で“5つの展覧会”をハシゴした日】
― 孤独と感動の狭間で、人類の美しさに触れた ― 大阪・関西万博の熱気がまだ身体に残っている。あの大屋根リングの下で、世界中の人々が笑い、語り、優しくなれた――そんな空間を失った喪失感、いわゆる“万博ロス”。 その代わりを探すように、私は上野へ向... -
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【青梅亀の井ホテル】二度目の宿泊で見えた「家族と時代の変化」
【青梅亀の井ホテル】二度目の宿泊で見えた「家族と時代の変化」 リニューアル後、二度目となる青梅亀の井ホテルを訪れた。父は「年に三度は行きたい」と言い、私も「元気なうちに一緒に過ごしたい」と思っていた。しかし、思い出は必ずしも美しいだけでは... -
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責任者になって変わった私生活|45歳を前に考える「仕事と夢のバランス」【万博ロスと上野美術館めぐり】
責任者になって私生活が変わった──45歳を前に、仕事と夢の狭間で感じた現実と希望。万博ロスの心を癒すために訪れる上野公園の美術館めぐりを通じて、「生き方」を見つめ直すエッセイ。 責任者になって、私生活が制約されるようになった 責任者として働く... -
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佐野元春45周年ツアー――ノスタルジーではなく、今を生きるロックの証明
佐野元春が45周年、コヨーテバンドが20周年を迎え、全国ツアーが始まった。私はこれまでにも20周年の武道館公演、25周年のライブと、節目ごとに彼のステージを見てきた。マスメディアに姿を見せる機会が減っても、ライブには変わらずファンが集う。それが... -
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万博ロスは、人生の祝祭が終わったあとに訪れる“創造の前兆”
私は、夢洲の地に二度足を運んだ。一度目は九月十六日、そして二度目は十月七日。どちらも火曜日だった。朝焼けのなか、弁天町からタクシーで向かい、人々の熱気と歓声の中に溶け込んだあの時間を、今もはっきりと思い出せる。 二度目に訪れた日は、来場者... -
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飛田新地よりも幻だった──万博ロスに泣いた夜
あの夜、夢洲の光が消えた瞬間、私は涙をこらえきれなかった。半年間だけ現れた理想の世界──大阪・万博。その眩しさは、七年前に迷い込んだ飛田新地よりも、はるかに幻だった。どちらの世界にも「現実」がなく、どちらにも「優しさ」があった。そして、ど...