nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

智慧の書

魅了された天才の筆致:樋口一葉の『たけくらべ』が語る人間模様

私が樋口一葉に惹かれたのは、『たけくらべ』を読んでからだ。その小説に宿る繊細な感受性と鋭い洞察に、まさに「天才」と呼ぶにふさわしい才能を感じたのだ。展示で見た一葉の家族の物語 一葉の展示は彼女の家族、特に父親と母親の写真から始まる。父親は士…

安部公房展!名づけることで恐怖は消えるのか?安部公房が描く『枯尾花の時代』の真髄

安部公房の文学に触れることで、私が感じたのは、人間が「名づける」という行為に対する驚きと、その裏に潜む恐ろしさでした。特に彼の『枯尾花の時代』にある「ライオンすら枯尾花にしてしまった」という表現は、物事をどう認識するかによって恐怖さえも無…

金沢・浅野川の夕景と白糸像の水芸に癒される散歩コース

泉鏡花記念館の所在を知ったのは、youbride で婚活している時だった。その女性は、成城生まれで、幼稚園の頃から泉鏡花の夜叉ケ池などを読まされていたという。彼女が生まれてすぐに、母親が脳の病気になって、寂しい思いをして育ったから、子供が物心つくま…

1年5万円の小説講座の講評が返ってきた。

会話だけの小説を原稿用紙3枚で書くというもの。小説講座に送った原稿「久しぶりに来たけれど、このバーも随分と様変わりしたね。まるで、古い夢の続きを見ているようだ。」 「ええ、前より静かで、どこか無機質になったわね。まるで時間が止まったみたい。…

【山羊の歌】に魅せられて―中原中也の詩に今の自分を重ねる

『山羊の歌』から抜粋 作中原中也汚れつちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまった悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる汚れつちまった悲しみは たとへば狐の皮衣 汚れつちまった悲しみは 小雪のかかってちぢこまる汚れつちまった悲しみは なにの…

彼女の心の傷を癒すことで見えた結婚への道

7月30日(木)、JR有楽町駅国際フォーラム口で20時に待ち合わせ。彼女は一切の隙を見せずに登場しました。フリーのヘアメイクアーティストとして働く彼女にとって、完璧なスタイルと自信に満ちた姿は当たり前のこと。それが相手を安心させる力となるのです。…

婚活 致命的なデートの失敗 挽回の可能性はあるのか?

前回までの記事はこちら: 1回目のデートwww.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com 2回目のデートwww.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com 3回目のデートwww.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com 4回目のデートwww.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com 劇団四季の『マンマミーア』を観劇 …

婚活の現実:口説き方の選択とその難しさ

ツヴァイに入会し、YOUBRIDEのアプリで婚活を始めて、丸1年が経ちました。それから振られて傷ついても、傷つけても、何か価値ある情報が残せるのではないかと思い、はてなブログに書き続けてきました。婚活そのものは、関係が薄くて、すぐに切ったり切られ…

初めてのディズニーデートは実現するのか?Kさんとの特別な一日

前回の記事www.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com 前々回の記事www.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com ※この記事は、過去の記事をより読みやすくリライトしたものです。婚活を始めてから3回目のデートが実現しました。今回のお相手は、田中みなみにも似ている美人のKさん…

性犯罪被害者支援活動家とのお見合い体験!心が揺さぶられる出会い

※この記事は、過去の記事をより読みやすくリライトしたものです。 コロナウィルスの影響で自粛が続く中、今まで通りに働けなくなった女性たちが将来の伴侶を求め始めたのかもしれません。ツヴァイで婚活を始めて以来、敬遠されることが多かった私ですが、最…

池袋サンシャインでの出会い:内面と外見の狭間

※この記事は、過去の記事をより読みやすくリライトしたものです。 池袋サンシャインに13時の待ち合わせだった。ランチかお茶かの選択を迫られたが、相手に好印象を抱いていない限り、今回はお茶にするべきだと考えた。池袋駅は「魔宮」とも称されるほど複雑…

婚活!メールだけで長く交際しようとする女性心理とは?

こんにちは。婚活の世界では、メールでのコミュニケーションが続くことも少なくありません。今回は、Eさんとの実際のやり取りをもとに、メールだけで長く交際しようとする女性心理について考察してみたいと思います。 メールのやり取りから見える関係性の発…

婚活!奇跡!まゆゆより可愛い絶世のマブと会えた

前回の記事はこちら↓ [ ]6月17日(水)に、youbrideで出会った女性と2回目のデートをしてきました。場所は彼女の職場近く、品川で19時に待ち合わせ。彼女はヘアメイクの仕事をしていて、女優のような美貌とおしゃれなセンスが際立っていました。 時間通りに…

コロナ禍の婚活:メールだけでどこまで親しくなれるのか?

※この記事は、過去の記事を、より読みやすくリライトしたものです。 コロナ禍の婚活 メールだけでどこまで親しくなれるのか?こんにちは!ツヴァイのMです。 私は、ポメラニアンの飼い方についてお話ししたいと思います。トイレのしつけが難しいとよく聞きま…

健康診断の結果(肺に影)から考える日常のありがたさ

先日、会社の健康診断でレントゲン写真を撮りました。結果を見ると、「右中肺野結節影疑い」と書かれていました。健康診断で指摘されるのは、いつも善玉コレステロールの値が異常に高いということであり、経過観察だけで済んでいました。しかし、今回の結果…

婚活アプリで出会った女性とのリアルなデート体験記

6月3日に、品川プリンスホテルのカフェテラス24のラウンジ前で待ち合わせをしたのですが、開いていませんでした。急遽、タワー2階のCAFEマウナケアの前に場所を変更しました。彼女が現れたのは10分遅れで、自粛明けで仕事が忙しいらしいです。 彼女はツヴァ…

南伊豆の旅:三島由紀夫の舞台を巡る

MIROでのショッピング 汗びっしょりになった服を変えようと、生活用品を扱っているMiroという店に行きました。入口上の怪獣のオブジェが面白いので撮影しました。 弓ヶ浜海水浴場 南伊豆休暇村の前には弓ヶ浜海水浴場があります。白い砂浜が弓なりに広がって…

三島由紀夫の足跡を辿る旅:下田東急ホテル訪問記

南伊豆休暇村への道中、私は下田の赤根島からまず下田東急ホテルへ立ち寄ることにしました。ここは、三島由紀夫が毎夏仮住まいとして過ごした場所です。しかし、5月31日まで臨時休業中で泊まることは叶いませんでした。坂道を上がっていった丘の上に位置する…

三島由紀夫が愛した下田の日新堂と赤根島の旅

三島由紀夫が昭和39年から45年まで、毎夏訪れた下田のお菓子屋さん、日新堂に入ってみた。 店内は、三島由紀夫の写真が沢山貼ってあった。三島由紀夫が日本一のマドレーヌと絶賛した味ということだ。奥から老婦人が出てきた。「三島由紀夫の来た夏」の著者横…

三島由紀夫の足跡を辿る伊豆半島の魅惑の旅

熱海発の電車に乗り、12時30分に伊東駅に到着しました。そこから東伊豆の道をひたすら南下し、最終目的地の下田を目指します。途中、温泉を売りにした旅館の大きな看板が何度も目に入りました。また、道中で怪しい建物を発見しましたが、果たしてここに入る…

熱海・伊東・伊豆半島の文学旅行:三島由紀夫の足跡を辿る

5月26日(火)と27日(水)の2日間、熱海、伊東、そして伊豆半島を巡る文学の旅に出ました。三島由紀夫の「月澹荘綺譚」(下田)や、西伊豆の安良里を舞台にした「獣の戯れ」、さらに三島由紀夫ゆかりの老舗である熱海の「ボンネット」や下田の「日新…

(婚活)夢想と現実が交錯する丘の夕景

前回のやりとり↓ www.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com 私「こんばんは! 緊急事態宣言を大阪と東京以外を解除しても、感染者数が抑えられることを祈っています!ゆうひの丘は実際に見ると、近くの車影や人影がつぶさに見えるので、夢想に浸るには、現実感が邪魔…

益田祐介(youtuber)に見える精神科医(心理学)の限界

彼のYouTubeチャンネルはわかりやすいと評判ですが、一方で医者でありながら売名行為やお金儲けばかりを企んでいるとの批判もあります。いつの時代も、周囲と違うことをすれば叩かれるのは同じです。私は彼の話し方や声のトーンが聴きやすく、ホワイトボード…

(婚活)アンデルセンの幻想と現実の狭間で:『絵のない絵本』と『サンドラの週末』を通じて感じた心の旅

私「おはようございます! 昨日は休みで、「絵のない絵本」を読んで、「サンドラの週末」を観ました。 「絵のない絵本」は、月の目を通して語るため、年月や場所に制約されず、著者の思い描いた絵になる光景を、それぞれの詩にまとめた作品だと思いました。 …

(婚活)心と言葉の乖離と映画の魅力についての対話

前回のやりとり↓ www.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com Yさん「こんばんは。 本日もお仕事でしたでしょうか?お疲れ様です。 返信のペースやタイミングはあまり気になさらなくて大丈夫ですよ。 ゆうひの丘っていうスポットがあるのですね!調べてみましたら、とて…

(婚活)自粛疲れの中での気分転換:メールのやり取りと日常の楽しみ

前回までのやりとり↓ www.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com ※こちらの記事は、過去の記事をより読みやすくリライトしたものです。 緊急事態宣言下の婚活は、メールが主になっている。以前は、少しメールのやりとりをしたらすぐ一度お見合いしてという流れであった…

文学と音楽の対話 - 夕日の丘にて

※こちらの記事は、過去の記事をより読みやすく書き直してものです。 ツヴァイ で上智大学出身の文学好きな女性とやり取りすることになった。結婚の可能性はゼロに近い感じもするが、来るものは拒まずでいこう。 以下、やり取りの内容である。 私「改めてツヴ…

不確かな関係の中での希望 - Kさんとのメールのやり取りから学ぶこと

返事が数日こないと、もう終わりだと思う。 でも、彼女からの返事は、観念した頃に来るのだ。 同時期にやりとりを始めたAさんとも、メールでもっと楽しくやっていれば良かった。電話を掛けたばかりに、既読スルーの状況になってしまった。実際に会って、すぐ…

現代の婚活!未接続の想い

www.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com 午後8時ぴったりにAさんに電話をかけた。23分の会話であった。面識の無い人に、仲良くなろうとして電話したことは、今まで経験がない。話に間が生じると、相手の沈黙が何を意味しているのか考えても、普段の表情がイメー…

読書家の私とAさんの心温まる交流:ポリアンナ物語から始まる婚活エピソード

前回の記事↓ www.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com Aさん「こんにちは。 お休みだったんですね、ゆっくり休めましたか? 読書家さんなのですね。そうですね、、本名でやられてる方のほうが信じやすくはあります。 ポリアンナ物語をご存知なのですか?上野は少し遠…

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