智慧の書– category –
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社畜に疲れた44歳が三島由紀夫とAIに救いを求めた理由
「仕事に追われ、疲れが抜けない。自由を願いながらも正社員という安定に縛られてしまう――そんな社畜的な日常の中で、私は三島由紀夫と安部公房の全集、そしてAIに救いを求めるようになった。44歳のいま、文学とテクノロジーの力を借りて『文化的に生きる... -
国立西洋美術館で出会った異彩を放つ女性と、絵画が教えてくれた“オンリーワン”の生き方
美術館で出会った、対照的なカップル 展示室で見かけたカップルが印象的だった。女性は一枚一枚の絵をじっくり見つめ、細部まで味わうように時間をかける。一方、男性はペットボトルの水を飲もうとして係員に止められるなど、どこか「彼女についてきただけ... -
国立西洋美術館「素描展」鑑賞記録
――道具から巨匠の筆致まで これまで前を通り過ぎるだけだった国立西洋美術館。初めて足を踏み入れると、その展示の密度と質に圧倒された。国立の文学館や博物館と同じく、やはり「お金のかけ方が違う」と感じさせられる。今回は常設展と特別展「素描展」を... -
『新・JAPONISM』体験レポート
縄文土偶から初音ミクへ――“祈り”が育んだ日本アニメ文化の源泉をたどる1時間 メタ情報 想定読者:日本文化・アニメ・美術展に関心のある20〜50代 SEOキーワード:新JAPONISM, 東京国立博物館, 体感型展示, アニミズム, 日本アニメのルーツ 想定文字数:約... -
『永劫回帰に横たわる虚無展』──三島由紀夫の魂を現代美術で解剖する
会期:2025年7月15日~9月25日 会場:GYRE GALLERY(渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F) 入場料:無料 企画:スクールデレック芸術社会学研究所 所長・飯田高誉 この展覧会は、三島由紀夫生誕100年、そして昭和100年という節目を記念して開催されている。テーマ... -
【上野の森美術館レポ】『万博の時代』展で見つけた、暑さと人間と芸術のリアル
猛暑の東京。気温は体感で体内まで溶かされるような40度近く。そんな中、私は上野の森美術館で開催されている**企画展『万博の時代』**へ足を運んだ。開催期間はたった14日間(7月13日~27日)にも関わらず、会場は驚くほどの賑わいで、観光客、とりわけ外... -
12歳で世界を動かした少女と、プロ野球の神様が死んだ日──ヒロシマと長嶋茂雄、そして「力」と「平和」への葛藤
「平和は声をあげ続けた者によってしかつかめない」そう語った一人の被爆者がいた。 NHKスペシャル 『シリーズ 核の80年(2) ヒロシマ 世界を動かした2人の少女』 を観た。そこには、広島で被爆した2人の少女――佐々木禎子と中村節子の姿が映し出されていた... -
AI・AGI時代に人類はどうなる? 三島由紀夫『美しい星』の“五箇条”で読み解く3大未来シナリオと課題【2025年最新まとめ】
世界は今、「崩壊」と「希望」の分岐点にいる ウクライナの特殊部隊がロシアの空軍基地を襲撃し、核兵器を搭載できる戦略爆撃機41機を破壊した――このニュースが世界を駆け巡った瞬間、あなたはどう感じただろうか。「世界が崩壊へ向かう足音」が、ピタピタ... -
AIに頼りすぎて不安になる私たちへ――知性と人類の未来を考える
最近、気づけばあらゆる知的作業にAIを通すようになっている。文章を書くときも、本を読むときも、ふとした疑問に対する答えさえもChatGPTに聞いてしまう。 ――でも、ふと怖くなることがある。「今の自分の考えって、本当に自分のものなのか?」 AIが出す答... -
『島田雅彦小説講座・課題7』提出作品と添削全文公開|“劇的シーン”と“ラブレター”で描く人生の深層
― 劇的シーンとラブレターを描く挑戦 ― 島田雅彦氏が監修する通信講座「小説講座」にて、第7回の課題として提出した2作品(基礎編・応用編)を、全文掲載します。あわせて、講師の方からいただいた添削コメントも全文公開いたします。 これから受講を検討... -
島田雅彦の純文学講座で2.5点獲得! 小説をプロが本気で添削した結果が衝撃だった
【島田雅彦の純文学講座 課題受領7】 nyoraikun様 基礎編:2.5点(3点満点) 応用編:2.5点(3点満点) 基礎編の課題『たったいま、座っている場所を描写してみる』と、応用編の課題『行ったことのない場所をひとつ設定し、資料を使って描写してみる』をお... -
三島由紀夫と安部公房――対極なのに惹かれる理由とは?
三島由紀夫と安部公房。右翼と左翼、伝統主義と前衛主義――一見、まったく共通点がない二人の天才文学者が、なぜ現代の読者をこれほど惹きつけるのか? 実は、彼らの魅力の根底には、多くの共通点と深い共感が潜んでいます。 表面的な対極性――政治と美学 ... -
国立科学博物館特別展「古代DNA―日本人のきた道―」でミッドライフクライシス男が人生を考えた。縄文人は現代人にそっくり?
国立科学博物館の企画展は、いつも僕の人生を揺さぶってくる。 今回はなんと、ゲノム研究から「日本人の原型」が明らかになった展示だ。2022年にノーベル賞を受賞したスヴァンテ・ペーボが解き明かした、ネアンデルタール人とホモサピエンスの遺伝的つなが... -
三島由紀夫『接吻』『伝説』――美と幻想の狭間で
三島由紀夫の短編小説「接吻」「伝説」。これらは、彼の代表作ほど知られていないかもしれませんが、実は三島文学の魅力が凝縮された注目の作品群です。この記事では、あらすじや感想だけでなく、作品の背景や読みどころも交えてご紹介します。短編作品の... -
分裂気質の人が、アスペルガー(ASD)ではないかと悩んだ時に読む記事
分裂気質とアスペルガー症候群(ASD)の性格・気質としての違いを比較します。 分裂気質:シュプランガーやクレッチマーによる気質分類に基づくもので、内向的・孤立的・感受性が高い・独自の世界観を持つなどの特徴があります。 アスペルガー症候群(ASD...