奇跡の逆転金メダル——りくりゅうペアに見た「運命」と「愛」のかたち

朝、何気なくテレビをつけた瞬間だった。

イタリア・ミラノで行われている冬季オリンピック。
フィギュアスケートのペアで、日本の「りくりゅう」こと三浦璃来・木原龍一組が金メダルを確定させた瞬間が映っていた。

前日のショートプログラムでは大きなミスをして5位。
ニュースでは、木原選手が涙を流していたという。

もう終わったかもしれない——
そんな絶望の底から、翌日のフリーで世界歴代最高得点を叩き出し、大逆転の金メダル。

合計231.24点。
日本のペア種目史上、初の金メダル。

まさにドラマだった。

りくりゅうペアについて


目次

呆然とした少女と泣き崩れる青年

金メダルが決まった瞬間の光景が忘れられない。

三浦選手は椅子に座ったまま、呆然として目を見開いていた。
木原選手は彼女を抱きしめて泣き崩れていた。

言葉にできない感情。

前日は「悔し涙」。
この日は「歓喜の涙」。

同じ涙なのに、意味がまったく違う。

人間の人生そのもののように感じた。


なぜ人は彼らを応援したくなるのか

二人は実力だけではなく、人柄も魅力的だ。

木原選手は誠実で穏やかな青年。
三浦選手は若いのにどこか姉のような落ち着きがあり、さっぱりしていて純粋。

清潔感があり、見ていると自然に応援したくなる。

スポーツは技術だけではない。

「人間性」が周囲を動かし、チームを動かし、結果を引き寄せる。

年齢を重ねると、それがよく分かる。


命を預け合う関係

ペア競技は危険と隣り合わせだ。

男性が女性を高く投げ、空中で回転し、受け止める。
少しでもズレれば重大事故になる。

つまり、命を預けている。

そこには単なるパートナー以上の信頼が存在する。

だからこそ、リンクの上で寄り添う二人を見ると

「恋人なのでは?」

と思ってしまうほどの親密さを感じるのだろう。


運命の出会い

木原選手は一度アメリカから帰国し、アルバイトをしながら

「もうスケートをやめるかもしれない」

という状況にいた。

その時に出会ったのが、17歳の三浦選手。

そこから7年。

世界の頂点に立った。

運命という言葉を使いたくなる物語だ。


競技がつくる特別な関係

365日近く一緒に行動し、同じ目標に向かい続ける。

普通なら恋愛関係になっても不思議ではない。

しかし、彼らの関係はもっと特殊かもしれない。

競技という媒介があるから成立している関係。

もし競技が終わったら、同じ形ではいられない可能性もある。

それほどまでに、スポーツの頂点を目指す経験は特別なのだ。


ロシア不在の複雑な気持ち

正直に言えば、少しだけ複雑な感情もある。

フィギュアスケートの王国であるロシアが出場していない。

ロシアに勝ってこそ本当の王者——
そう感じる人もいるかもしれない。

政治によって競技者が舞台を奪われる現実もまた、オリンピックの一側面だ。


それでも、奇跡は本物だ

それでも思う。

絶望から希望へ。

どん底から頂点へ。

人間はこんな物語を本当に作れるのだと。

朝から心が温かくなった。

ありがとう、と言いたくなるニュースだった。


そして、少しだけ願ってしまう

競技とは別の世界で、

二人が結婚してくれたらいいのに。

リアルなおとぎ話をもう一度見せてほしい。

そんなことを思ってしまうほど、彼らは輝いていた。

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この記事を書いた人

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