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AIのメカニズム言語で、人間の脳を説明する川上量生が面白過ぎる! 文字に起こしてみた!

「意識は情報処理システムである。そうすると、どういうクラスの情報処理システムであるというのは、何かの情報処理システムに寄生しているというのが、意識という情報処理システムの特徴であるというのが、僕が最近思ったことなんですよね。何が言いたいのかっていうと、意識無意識ってあるじゃないですか?」

「無意識っていうのは、いわゆる動物脳なわけなんですよ。人間みたいな意識を持っているのは、人間なだけで、猿もほとんど持っていない。弱い意識があるとは言われていますけど、ちゃんとした意識を持っているのは人間だけなんですよ。そもそも進化的に後からついたものなんですよ。」

「だからまず、意識しているというのは、寄生しているというのがポイント。そうです。無意識に寄生しているんです。それが自分の意識で、どういうようなアーキテクチャーで、進化で発生したのか? というと、プログラムでキーを押す、一番簡単なデバックなんですよ。」

※デバック→ソフトウェアのソースコードのエラーやバグを見つけて修正するプロセス

「あのプログラミングで、1番簡単な機能追加をしようと思ったら、どうしますか? 普通1行だけですよね。1行で機能追加がしようと思ったら、どんな機能追加が可能ですか?それは、何なのかっていうと、これはよくあるんですけども、何か変数をトラップして、その変数の内容を調べて、ある内容だったら別の内容に置き換えるっていうことなんですよ」

※トラップ→トラップとは、コンピュータのプログラム実行中、何らかの異常が発生した場合、実行中のプログラムを中断し、あらかじめ定められている処理作業へ自動的に制御を移す動作のことである。
トラップには異常の発生した箇所が記録され、そのトラブルの状況や原因を判断する資料となる。 なお、トラッピングは割り込み動作であり、ストップ命令とジャンプ命令を組み合わせたトラブル対策の1つである。 また、インターネット用語としてのトラップは、イベント通知の意味で、ネットワーク上で起きた事象をマネージャに報告するメッセージ送信を指す。

「意識というのは、高度に、その部分が発展したのが意識だっていうのですよ。常に動いているネットワークがあるんですよ。常に動いているネットワーク、すなわち流れている情報、色々な情報が流れるんだけれど、そのうちの1万個に1個だけを見つけて、こういうデータが流れてきた時は、これを書き換える。っていう風なデバックコードがどんどんどんどん肥大化していったのが意識なんですよ」

「という風にすると、色々説明がつく。説明がついた先に何があるかというと、何かに寄生しているネットワークだと思おうとするじゃないですか?何に寄生するかというのが重要になるんですよ。それが人間の身体に寄生することを考えると、寄生する先を代えようと、機械にしようという考えで整理ができる。」

「もしくは、寄生する先が、コンピュータでもいいんじゃないか? という風にも思えるわけじゃないですか? 脳も含めた肉体と、それと、その意識の分が」

「動物って条件反射の連続みたいじゃないですか?それの最適解ですよね。自然にそれが淘汰されていって、一番繁栄されそうなシステムになっているだけですよね。」

「そうです。その時、意識はどうやってやるかというと、蛇に食われる絵を見させるというようなことをやっていて、うわぁ怖いよというみたいな、本来なら条件反射だけで動く動物を、うまいこと誘導してコントロールする回路が進化していったのが意識。」

「火は熱くて怖いから逃げようというのを、なんとかコントロールしようというのかな。火は熱いから怖いというイメージを書き換えて送ってあげればいいみたいな。それだったら自然に進化できそうじゃないですか?だから、意識は、多分そんなものなんですよ。人間が、たとえば手とかを変えたいとか、コンピュータに人間の意識を移すときに、これは自分なのか? という問いと向き合わなければならないじゃないですか?」

「その時に、自分をどう認識するか? という価値観が超重要で、第一ステップというのは、意識と肉体のハードウェア、寄生させる情報ネットワークは別物だっていうような価値観が世の中に広がると、それが交換しやすくなる。それは、当たり前に人間がやっていて、車を運転していると、車が自分だと錯覚しますよね。」

「外部の情報処理に過ぎないから、これは自分だ、自分じゃないとやっているに過ぎないので、そこを変えていくところで、自分の概念も変わるし、それは部品を交換していけばいいのかなと思えるというのが、凄い重要で、そうなった瞬間に、色々なことをするハードルが凄く減る。」

「それをどうやって交換するんですか? 意識は頭に寄生しているわけでしょ。それが頭に寄生していると思っているのも意識だから、VR空間のクラウドの中にいても言い訳だ。いるかもしれないし、コピーを作ってもいいんじゃないんですか?一応、並列で動かしてもいいし。そのうち自分でもあったんだと、自分でもわからなくなるしね。」

「それを移行できないのは、思い込みだよね。思い込みが人間の本質でもあるんだけど」

ここまで、川上量生、AIの第一人者が語る脳と意識の考え方を述べてきた。それは、昔から言われてきたことで、学問は自然と闘い克服し、人為を建設する力、いわば人工秩序への努力、秩序というのは、反自然的企画なんだけれど、それなくては、人類の発展はありえなかったということではないか? 人間の内面の感情こそ、最も近くにある自然の驚異と言えるのである。

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カテゴリ
阪神タイガース・プロ野球・スポーツ