40歳になり、結婚も諦めると、自分の生きている意味がなんだかわからなくなる。本当に価値あるものは何かと問い詰めても、あまり人が好きではないから、自分以外、どうでも良いという気持ちになるものだ。その中で、私にとって、本当にやりたいことは何かと問われたら、人間について知りたい、自分について知りたいということだ。
安部公房、三島由紀夫は、その期待に応えてくれる著作を数多く残した。この2名の著作は今後、多く読んでいきたい。
父親が85歳、母親が75歳になり、身体の不調を訴えることが多くなった。このたび、青梅のかんぽの宿まで、泊まりに行くことになった。
行く途中、あきる野市菅生の交差点でパトカーが6台停まっていた。ワゴン車1台が横転している。反対車線はこのため、渋滞していた。どの車が突っ込んだのだろうか? ぶつかった方の車が無かったから、逃げたのかもしれない。↓
「昭和四十三年の春、青梅市郊外、吉野梅郷近くにある愛宕神社に、見なれぬ軍服姿の男たちが集まった。 作家の三島由紀夫と論争ジャーナルのスタッフ、そして学生たちのグループ十二人である。 社殿を見上げる百尺ほどの石段は、今を盛りの桜の花でおおわれ、その下で一行は記念の写真撮影をした。 この一行こそが「楯の会」創設時のメンバーである。しかしこの時「楯の会」という名前はまだなかった。 」
三島由紀夫が楯のメンバーと一緒に撮影した青梅吉野梅郷近くの愛宕神社↓
石段に座っていると、下から、「大変だぁ」「心臓がパンクして息ができないね」と姉妹らしき2人が上ってきた。
柚木の街並みも綺麗で、また姉妹の底抜けの明るさ、その声を聞くと、自然と笑みがこぼれる。優しい気持ちになれた。トイプードルを肩に担いでいるのも微笑ましい。右側にいる黒い服の長髪の女性に、下で御朱印はありますか? と聞かれた。無いというと、残念そうな顔をした。それほど、御朱印を集めることに意義を見出しているのだろうか?
犬に水をあげているのを見て、彼女達も、トイプードルに、水筒の蓋をコップにして、水を飲ませていた。美味しそうに舌ベロで、吸い上げて飲んでいる姿は可愛い。彼女達も可愛いと何度も口にしていた。
これから10年を考えると、苦難という言葉しか浮かんでこない。ぼんやりとした不安しかない。何かをしたいという強い気持ちがない。いつも頭に浮かんでくるのは、子孫を残しなさいという一念だ。遺伝子レベルに組み込まれている獣性を脱することは、そうやすやすとできることではないだろう。
そうだ! 婚活で出会って手応えがあった2人にいまさらながら、メールを送ってみよう。返事がくるかなぁ!
神宮球場 プロ野球開幕
阪神 ヤクルト
皆マスクをしている。コロナ禍のプレイボール!