
新宿バルボラの長澤まなさんに会ってきた。
店の紹介には、「小悪魔と天使」「恋人モード」「まなさんワールド」といった言葉が並んでいる。
会う前は正直、少し不思議だった。
写真を見ても綺麗な人だと思っていたし、実際に会ってみると、それ以上だったからだ。
目が大きく、顔立ちは華やかで、スタイルもいい。可愛らしさと綺麗さの両方がある。名前から連想する長澤まさみに似た雰囲気もあるし、僕には沢口愛華を思わせるところもあった。
最初に目が合ったときには、ちょっとドキッとした。
だから、
「これだけ容姿がいいなら、そこを前面に押し出せばいいんじゃないのか」
とも思った。
けれど、実際に一緒に過ごしてみると、店が「美人です」「スタイル抜群です」という言葉だけで彼女を紹介していない理由が、少し分かった気がした。
もちろん容姿は大きな魅力だ。
ただ、あとになって妙に記憶に残ったのは、それだけではなかった。
むしろ彼女の場合、外見の美しさの奥にある雰囲気のほうが印象深かった。
僕が勝手に名付けるなら、それが「まなさんワールド」なのだと思う。
何というのだろう。
少しディズニー的というか、可愛らしいキャラクターの世界のような、女性ならではの小さな文化圏が彼女の周囲にある。
それは単に「女の子っぽい」ということとも違う。
自分の好きなものや、自分の感覚、自分なりの美意識をきちんと守っている人の世界、と言ったほうが近い。
男性から見れば、そこにはほんの少し「こちら側からは完全には入り込めない場所」が残されている。
でも、それが冷たいわけではない。
壁を作って拒絶する感じでもない。
むしろ、自分の世界をきちんと持ちながら、その入口ではこちらを柔らかく迎えてくれる。
そこが面白い。
男性に媚びて、自分自身まで男性の側へ寄せてしまうわけではない。
かといって、男性の欲望や照れや緊張を否定するわけでもない。
こちらの男性性をそのまま受け止めてくれるような温かさがある。
僕はそこに、かなり女性的な魅力を感じた。
美しい女性と目が合えば、こちらは当然照れる。
まして、女優のように整った顔の人が目の前にいればなおさらだ。
ところが彼女には、その照れまで含めて「まあ、いいじゃない」と包んでしまうような雰囲気がある。
だから緊張するのに、居心地は悪くない。
むしろその緊張自体が楽しくなってくる。
これが単なる「美人」というだけの人とは違うところなのだろう。
そしてもう一つ、印象に残ったのが謙虚さだった。
最初は本人のほうが「ちょっと緊張しちゃって」と言う。
こちらからすれば、
「いや、こんな綺麗な人が何を緊張するんだ」
と思ってしまうのだけれど、本人には本人なりの基準があるのだろう。
これは少し野球に似ていると思った。
アマチュアの世界では相当うまい選手でも、さらに上のレベルに行けば、「自分なんて全然大したことがない」と思い知らされる。
逆に、本当にレベルの高い世界を知っている人ほど、自分を必要以上に大きく見せないことがある。
彼女にも少しそれに似たものを感じた。
少なくとも僕には、容姿についても接客についても、十分すぎるほど魅力的に見える。
それなのに、自分をこれ見よがしに売り込むような感じがない。
その控えめさが、美貌とのギャップになっている。
ところが、いざ二人の時間になれば、雰囲気は変わる。
こちらを楽しませるところでは、きちんと楽しませてくれる。
その切り替わりもいい。
最初の少し人見知りするような柔らかな印象から、距離が縮まっていく。
この過程そのものが「恋人モード」と呼ばれるものなのかもしれない。
ただサービスがいい、というだけでは説明しきれない。
自分の世界を持った女性が、そこに少しだけこちらを入れてくれる。
その感覚がある。
朝一番、8時からだったこともあって、朝食のことまで気遣ってくれたりした。
そういう何気ない会話も含めて、妙に自然だった。
僕はこれまで、風俗店の紹介文というものは、とにかく容姿やスタイルなど、分かりやすい長所を強く押し出すものだと思っていた。
けれど今回、少し考えが変わった。
長澤まなさんの場合、もちろん「綺麗」「可愛い」「スタイルがいい」と書いても間違いではない。
むしろそこだけ取っても相当に強い。
それでも店側が「愛嬌」「イチャイチャ」「恋人感」「まなさんワールド」といった言葉を使いたくなる理由は分かる。
容姿は、写真でもある程度伝わる。
けれど、実際に会ったあとまで残るものは、写真には写らないからだ。
可愛くて、綺麗で、少し照れさせられる。
でも、その奥には自分だけの女性的な世界があって、それを守りながらこちらを拒絶しない。
僕が今回いちばん惹かれたのは、たぶんそこだった。
「まなさんワールド」という表現。
会う前は少し宣伝文句のようにも感じていた。
会ってみた今は、案外うまいことを言ったものだと思っている。
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