「東京で一番うまい焼肉」との声も多い、鶯谷の名店「鶯谷園」。A5ランクの和牛をリーズナブルに味わえることで、焼肉通の間では伝説的存在です。今回は、予約困難と噂されるその名店に深夜枠で訪問。リアルな体験を通じて、その魅力と実情をお伝えします。



1. 鶯谷園とは?老舗にして“東京焼肉百名店”常連の実力
東京・台東区にある**「鶯谷園」**は、1968年創業の老舗焼肉店。A5ランクの国産和牛を圧倒的コスパで楽しめると話題を呼び、「食べログ 焼肉 TOKYO 百名店」にもたびたび選出される名店です。
場所は、JR鶯谷駅北口から徒歩3分ほど。ホテル街の一角にひっそりと佇むその外観からは想像もできない、肉好きの楽園が中に広がっています。
その人気ゆえに、予約なしではほぼ入店不可能。特に18~20時台は数ヶ月待ちもざらという激戦区。筆者は“夜の10時以降”という深夜枠でなんとか予約に成功しました。
2. 店内の雰囲気:落ち着きと活気が同居する空間
入店は夜10時半。ピークは過ぎているはずの時間にも関わらず、店内にはまだ数組の焼肉ファンが残っており、煙の立ち上る七輪が静かに熱を帯びていました。
店内は落ち着いた木目調の内装で、テーブル席・掘りごたつ・お座敷まで揃い、1人焼肉からカップル、外国人観光客、地元の常連まで、幅広い客層が訪れている印象。
この日は、隣の席に韓国アイドル風の女性とその連れの男性が登場。思わず目を引く美貌に、鶯谷という街の多面性を感じつつ、非日常感が加速していきました。
3. 注文した料理と感想:脂が“こみあげてくる”衝撃の体験
人気メニューは売り切れ続出でしたが、幸いにも以下の品をオーダーできました。
■ 特上ランプ(1,400円)
見事な霜降りが輝く一皿。炭火でさっと炙り、生卵にくぐらせて口へ運ぶと……まるで高級すき焼きのようなとろける旨さ!
脂が甘く、余韻が深く、噛まずに消えていく新感覚。まさに“脂の芸術”。
■ カルビ(900円)
並とは思えないクオリティ。脂のノリと肉の旨味のバランスが絶妙で、「これで900円?」と驚かされます。白飯が止まらない一皿。
■ キムチ盛り合わせ(500円)
白菜キムチが特に秀逸。発酵の深みとほどよい辛さで、焼肉の合間に舌をリセットしてくれます。
■ ウイスキー「竹鶴」ボトルキープ(8,800円)
ウイスキー好きにはたまらない価格設定。定価に近い金額でキープ可能という良心価格。
この夜食べた肉は、これまでの焼肉観を覆すものでした。やわらかさ、脂の甘み、奥行きのある旨味……そのすべてが別格。
「視野の限界が世界の限界ではない」と、焼肉を通して実感する夜となりました。
4. 予約方法・混雑状況・アクセス・注意点
● 完全予約制
予約なしの飛び込みはほぼ不可能です。以下の方法を試してください:
- 1ヶ月前に電話予約を根気強く(かなり繋がりにくい)
- 現地での次回予約がもっとも確実
- 人気時間帯(18~20時)は数ヶ月前からの予約が必要
● 90分制(ラストオーダー60分)
テンポよく注文しないと、名物メニューが堪能しきれない可能性あり。
● アクセス
- JR山手線「鶯谷駅」北口から徒歩3分(言問通り沿い)
- 駐車場なし。公共交通機関推奨。
● 注意点
- 人気部位は早い時間に売り切れるため、深夜枠では選択肢が限られます
- スタッフの多くが外国人で日本語が不慣れなこともあり、丁寧な確認を心がけるとスムーズです
- ホテル街という土地柄もあり、訪問時はややディープな雰囲気も感じられます
5. 総合評価とおすすめポイント
★総合評価:★★★★★(5.0/5.0)
価格、味、空気感、すべてが“東京焼肉の最前線”。
- コスパ重視の焼肉ファンに圧倒的おすすめ
- 希少部位をリーズナブルに体験できる名店
- 予約が取れたら即行くべき、まさに”肉の楽園”
焼肉好きなら一度は“聖地巡礼”すべき場所です。
この記事が参考になった方は、ぜひコメントやシェアをお願いします!他にも東京グルメ情報を多数紹介していますので、下の関連記事もぜひご覧ください。あなたの「焼肉開拓」の一助になりますように。
コメント