社会の羅針盤– category –
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社畜に疲れた44歳が三島由紀夫とAIに救いを求めた理由
「仕事に追われ、疲れが抜けない。自由を願いながらも正社員という安定に縛られてしまう――そんな社畜的な日常の中で、私は三島由紀夫と安部公房の全集、そしてAIに救いを求めるようになった。44歳のいま、文学とテクノロジーの力を借りて『文化的に生きる... -
【退職した29歳女性に会って気づいた】僕らはいつの間にか、何者にもなれないまま年を取っていく。
7年前、新入社員として僕の職場にやってきた彼女が、退職するというので会いに行った。彼女はもう29歳。あの頃は「若い」としか思っていなかった彼女が、もうすぐ30。時の流れが速すぎて、言葉を失った。 静岡出身の彼女は、どこか屈託がなくて、太陽みた... -
広陵高校の勝利が意味するもの──「勝てばチャラ」なのか?
いじめが報道されてもなお、チームが勝ち進めばすべてが正当化されるのか?「勝てば償われる」そんな空気がまかり通るのであれば、それは極めて危険なメッセージである。 スポーツが学校のイメージアップのためのツールになっているならば、今回のような問... -
【宿泊レポ】2025年夏・リニューアル後の「亀の井ホテル青梅」に泊まってみた!気になる食事とサービスの変化
2025年8月初旬、**リニューアルオープンしたばかりの「亀の井ホテル青梅」**へ行ってきました。 1年に3回は通う両親のお気に入りの宿なので、今回の改装には「楽しみ半分、不安半分」。特に、食事の量や質が落ちていないかが一番の関心事でした。 食事はど... -
フィッシング詐欺が身近すぎる時代──家族と自分を守るための“たった一つの習慣!
最近、フィッシング詐欺があまりに身近になってきました。 両親は「NTTからのボイスメール」という偽の留守電に危うく折り返しそうになり、職場でも実際に引っかかった人がいました。その人は普段から周囲に不愉快な印象を与えるタイプなのですが、今回の... -
『見えないもの』を信じる力──SNS時代に星の王子さまから学ぶ5つの視点
「大切なものは目に見えない」――サン=テグジュペリの言葉は、フォロワー数や〈いいね〉が一瞬で可視化される2025年の私たちにこそ響きます。 けれど “見えない価値” はどうすれば無関心な人の心も動かせるのでしょうか? 現代のリアルなデータと事例を手... -
株式会社の社員は、誰のために働いているのか? 〜株主とお客様のあいだで揺れる本質論〜
私たちは、いったい誰のために働いているのふとした瞬間にそんな疑問が頭をよぎることがあります。とくに、株式会社という仕組みの中で働いていると、「あれ、社員って結局、株主のための存在なのか?」という根源的な問いに突き当たります。 この記事では... -
【東横インの夜と、深夜の新宿——鬼滅の刃を観たあとの混沌と自由】
鬼滅の刃の上映が終わったのは、夜もすっかり更けた12時過ぎだった。 興奮と余韻が入り混じる頭の中、目の前にあるのは東横インの簡素で静かな部屋。けれど、眠れなかった。 どうしても街の空気を吸いたくなり、私は夜の新宿に出た。 飲食店はまだまだ賑わ... -
出世とは自由ではない──プリゴジンに学ぶ“構造を知らぬ者”の末路
出世すれば、自由になれるのか? 多くのサラリーマンは、出世することで「自由になれる」と信じている。 役職が上がれば、裁量が増え、収入も増え、自分の言葉が組織に影響を与える──そう思っている人は少なくないだろう。 だが、その幻想はときに残酷な結... -
『永劫回帰に横たわる虚無展』──三島由紀夫の魂を現代美術で解剖する
会期:2025年7月15日~9月25日 会場:GYRE GALLERY(渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F) 入場料:無料 企画:スクールデレック芸術社会学研究所 所長・飯田高誉 この展覧会は、三島由紀夫生誕100年、そして昭和100年という節目を記念して開催されている。テーマ... -
【新宿バルボラ体験記】“元AKB似”の櫻井ひなさんに癒された夜──心までほぐされた、忘れられない出会い
新宿・歌舞伎町の風俗店「バルボラ」で、まるで芸能人のような美女・櫻井ひなさんに出会った──そんな夜があった。 「元AKBの前田敦子さんに似ている」と評されても不思議ではない。むしろ、前田さんよりも透明感があって綺麗。話し方や笑い方、ふとした仕... -
【上野の森美術館レポ】『万博の時代』展で見つけた、暑さと人間と芸術のリアル
猛暑の東京。気温は体感で体内まで溶かされるような40度近く。そんな中、私は上野の森美術館で開催されている**企画展『万博の時代』**へ足を運んだ。開催期間はたった14日間(7月13日~27日)にも関わらず、会場は驚くほどの賑わいで、観光客、とりわけ外... -
【芸術か、孤独か】無料で観られる「落合皎児展」に心を揺さぶられた日——上野の森美術館で見つけた、命の筆跡
「芸術家は、表すために偽る。サラリーマンは、隠すために偽る。」 そう思ったのは、上野の森美術館を出てすぐ、金太郎寿司の前で聞こえてきたサラリーマンの何気ない会話を耳にしたときだった。 「昼間っからいいお店行っても、女房に納得させる理由がな... -
氷河期展でラッコに泣いた日――4万年前の命と今をつなぐ、東京国立科学博物館の衝撃体験レポート
「こんな展示、見逃したら一生の損かもしれない」——東京・上野の国立科学博物館で開催中の『氷河期展~人類が見た4万年前の世界~』。迫力満点のマンモスや洞窟ライオンに目を奪われながら、私はラッコに心を撃ち抜かれた。これは単なる過去の展示じゃない... -
【心のリセット旅】隙のあるエステ、みくさんとの出会い! 仕事漬けの毎日から解放され、上野で見つけた“癒し”と“現実”
最近、仕事のストレスが限界に達しそうだった。 土用丑の日、三連休の初日。うなぎの売上は前年比でまさかの大敗。数字が頭から離れず、今月末の荒利益が異常に気になってしまう。「もう、こんな仕事漬けの毎日は嫌だ」と思った私は、思い切って連休を取得...