悟りの映像– category –
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りくりゅうペアに涙した理由 ― 勝敗を超えた「二人で戦う人生」の物語
4 今回のフィギュアスケートで、日本中が「りくりゅう」に感動した。正直に言えば、私もその一人だった。 かつて浅田真央が現れ、日本にフィギュアブームを起こした。その後に羽生結弦という存在が現れるとは、誰も想像していなかった。 しかし、その次に... -
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映画『ドライブ・マイ・カー』感想|人は傷を抱えたまま、それでも生きていくしかない
映画『ドライブ・マイ・カー』は、評価が極端に分かれる作品だと思う。 「傑作」という人もいれば「退屈」「眠くなる」という人もいる。 私自身、観る前は少し構えていた。 しかし実際に観てみると——とても自分に合っている映画だと感じた。 ただし、それ... -
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映画『罪人たち』感想・考察 ホラーとして描かれた黒人の歴史と魂の物語
― ホラーとして描かれた黒人の歴史と魂の物語 アカデミー賞最有力候補として話題になっていた映画『罪人たち』を観ました。 仕事が忙しく、最近は物語に触れる機会が減っていたのですが、毎年「作品賞候補だけは必ず観る」と決めているので、今回も足を運... -
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奇跡の逆転金メダル——りくりゅうペアに見た「運命」と「愛」のかたち
朝、何気なくテレビをつけた瞬間だった。 イタリア・ミラノで行われている冬季オリンピック。フィギュアスケートのペアで、日本の「りくりゅう」こと三浦璃来・木原龍一組が金メダルを確定させた瞬間が映っていた。 前日のショートプログラムでは大きなミ... -
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『映像の世紀バタフライエフェクト』戦後沖縄、愛と悲しみの女性たちをみて考えたこと
沖縄の夜は、どこか湿っている。 ネオンが滲み、海の匂いが混じり、人の歴史まで漂っているような気がする。 『映像の世紀バタフライエフェクト 戦後沖縄 愛と悲しみの女性たち』を見終えたあと、私はしばらく言葉を失った。 この番組は、戦後アメリカ統... -
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映画『国宝』を観て――芸能はなぜ、これほどまでに血と業を引き受けるのか
12月18日。 クリスマス前の多摩センターは、イルミネーションが坂道を彩り、カップルの姿も多かった。 その中を、嫉妬もなく、かといって救われてもいない、不思議な諦念のような感情を抱えながら歩き、私は「イオンシネマ多摩センター」で映画『国宝』を... -
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日本科学未来館に行って気づいた──「未来」を覗くことは、結局“いまの自分”を見つめる行為だった
ムセス大王展を観た足で、日本科学未来館へ向かった。入館したのは午後1時30分。閉館は5時。「4時間半もあれば余裕だろう」──そう思っていたのは、まったくの誤算だった。 未来館の真骨頂は、後述する巨大な展示だけではない。上階にあるドームシアターの... -
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ラムセス大王展を訪れて──口コミと体験の交差点で見えたもの
ラムセス大王展が話題になっていたので、足を運んでみた。私はもともと、口コミを参考にして出かけることが多い。多くの人が「良い」と評価する展示やイベントは、実際に訪れても外れが少ない。大阪・関西万博もそうだった。人気ランキングや来場者ブログ... -
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【万博ロスの私が、上野で“5つの展覧会”をハシゴした日】
― 孤独と感動の狭間で、人類の美しさに触れた ― 大阪・関西万博の熱気がまだ身体に残っている。あの大屋根リングの下で、世界中の人々が笑い、語り、優しくなれた――そんな空間を失った喪失感、いわゆる“万博ロス”。 その代わりを探すように、私は上野へ向... -
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sora2に触れてわかった──映像の時代は、もう“真実”を映していない。 AIが作る「ホームビデオのような嘘」が、私たちの現実を侵食している
AI動画生成モデル「sora2」に触れて、私は本気でぞっとした。プロンプトを日本語で入力してから、わずか1分もたたないうちに、思い描いた映像が完成する。そのクオリティは、ひと昔前の「いかにもAI」な映像とはまるで違う。もはや、隅に小さく「sora」と... -
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飛田新地と万博──孤独な男が歩いた「人間の欲望と再生」の2日間 一人で歩いた万博の夜明け──20万人の熱狂と、小さな善意の物語(後編)
コモンズD──“食こそ万博の中心” 住友館の予約まで、50分ほど余裕があった。時間は13時10分。万博の来場者数がピークを迎える頃だ。私は軽い気持ちで「コモンズD」を歩いてみた。ところが、入ってすぐに入場規制。間一髪のタイミングだった。 コモン... -
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飛田新地と万博──孤独な男が歩いた「人間の欲望と再生」の2日間 一人で歩いた万博の夜明け──20万人の熱狂と、小さな善意の物語(前編)
2025年の大阪・関西万博が、いよいよ閉幕まで残りわずかとなった。私は、9月16日に訪れたときに20万人の人の波を経験している。その教訓から、今回は「朝9時にトップ入場」を目指し、万全の準備で挑んだ。午前11時を過ぎれば人の流れが膨張し... -
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本田望結さんが、何故、抜けるかについて小川晶市長を絡めての考察
https://twitter.com/KeyserSoze0209/status/1972972189516222965 こんなに下世話なことを書こうという気になるのも、私のブログで、繰り返し読まれているのは、風俗のブログが多数派であり、それを利用しながらの葛藤やジレンマをテーマに書いてあるもの... -
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映像の世紀バタフライエフェクト 9.11 ラストボイス!を観て世界の情勢を思う
NHKの『映像の世紀バタフライエフェクト』では、今回はニューヨーク同時多発テロを取り上げていた。番組は、犠牲者たちが最期の瞬間に家族や関係者へ電話をかけ残したボイスメッセージや、それを受け取った人々の証言を中心に構成されていた。倒壊直前まで... -
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【連載第7回】アースマート──命を食べる、その未来を考える
■ 嵐の松本潤が「いただきます」から始まる 扉の前に立つと、巨大スクリーンに松本潤が現れ、手を合わせて「いただきます」と告げる。すると壁がゆっくりと開き、暗がりの中に広がる展示空間──それがアースマートだ。 このパビリオンでは、「食」が限られ...