婚活を始めた理由として、「甥っ子に彼女ができたから、自分も焦って…」というFさん。婚活をしている女性の中には、彼女のように周囲の影響で急に始めたという方も少なくないようです。しかし、そんな動機で始めた婚活が、本当に結婚につながるのでしょうか?
Fさんは、つつじヶ丘や鬼滅の刃、ドラえもんの話題を交わしつつも、最後にはこう言いました。
「おばあちゃんが新たな結婚相談所を見つけてきてくれ、登録させてもらいました。これからはそっちで探して行こうかなと思っています。やはり、Mさんと何だかんだ関係続けていくのは厳しいかなと思います。申し訳ありません。」
この言葉に、正直ショックを受けました。婚活で会う女性の多くが、Fさんのように外因的な動機で参加していることが多いのは事実。しかし、それが本当に心から結婚を望んでいるのかというと、疑問が残ります。
私自身も、婚活を通じて感じたことがあります。それは、「婚活サービスの薄い関係では、深い絆を築くのは難しい」ということ。Fさんとのやりとりも、その一例に過ぎませんでした。
結局、Fさんには「結婚できた暁には2千万円をお渡しするつもりでした」と伝えましたが、それも虚しく、彼女は去っていきました。婚活において、どれだけお金や条件を提示しても、相手の心が本当にそこに向いていなければ、意味がないのです。
婚活の本当の難しさとは
Fさんとのやりとりを通じて感じたのは、婚活の厳しさと、人間関係の儚さです。婚活サービスをいくつか利用してみましたが、「これは人と人が本来出会う姿ではない」と感じることが多々ありました。切ったり切られたりする関係では、深い関係を築くのは至難の業です。
そんな中で、私は一つの提案をFさんにしました。
「友人に婚活している者が何人かいます。私より誰もが魅力的な人達です。2対2とか3対3とかで、会ってみたりしませんか?」
この提案がFさんに響くことはありませんでしたが、これは今後の婚活の新たな形として一考の価値があるのではないでしょうか。
婚活は、単に結婚相手を探すだけではなく、自分自身を見つめ直す機会でもあります。今回のFさんとのやりとりを通じて、私もまた一歩成長できたと感じています。
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