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Kさんとのデートも、これで8回目。昨夜は、20時に有楽町駅日比谷口のビッグカメラ前で待ち合わせた。彼女が仕事の関係で30分遅れるという連絡が入り、少し緊張しながら待つことになった。
場所は昔、SOGOがあった場所で、フランク永井の『有楽町で逢いましょう』が響き渡るあの場所。私たちはタクシーに乗り込み、日生劇場近くの和食料理店「春秋ツギハギ」へ向かった。静かな店内に他の客は一組のみ。コロナ禍の影響がここにも色濃く残っている。
彼女の表情は、いつもと違い硬く感じられた。笑顔がすぐに消え、会話もどこかぎこちない。何かを抱えているようなその雰囲気に、不安が募る。
「仕事は大変?」と尋ねると、「別に変わりはないよ」と短く返される。その硬さが一層際立つ。
彼女の金銭事情
会話の中で、彼女は「投資に使うのは400万円まで」と話してくれた。彼女の貯金額が1500万円もあることに驚いたが、彼女は「もっと高い人もいるよ」と言って顔を曇らせた。
独立している彼女の仕事は波があり、収入も一定ではない。だが、彼女の金銭的な面には、前の彼氏との過去が関係しているのではないかと考えると、彼女がこれまで私に支払いを求めることがなかったことに、少し不安を覚えた。彼女は、本当に私との結婚を考えているのだろうか?
微笑みの裏に隠された感情
「Mちゃんって怒るとどうなるの?」と私が尋ねたとき、彼女はようやく微笑みを見せてくれた。しかし、その笑顔もすぐに消えてしまう。彼女の心の中に何があるのか、私にはまだ見えてこない。
ディズニーシーに行こうという話になり、9月10日のチケットを購入する計画を立てたが、帰りの電車の中で手続きをすることにした。このデートは、このまま続けていって良いのか、それとももう限界なのか。私は彼女との関係に不安を感じつつも、結婚まで進めるべきか悩んでいる。
最後の言葉
帰り道、有楽町のシネマシャンテ横を通ったとき、彼女が「ありがとうね」と二度も言ってくれた。その言葉には、何か深い意味が込められているように感じられた。私はこの言葉の裏に、彼女の過去の傷跡が垣間見えるような気がしてならない。
彼女は、私にとって最後の女性だ。たくさんの傷を抱えていても、私は彼女と向き合い続けるつもりだ。この心の戦場から逃げることなく、共に戦い続ける覚悟がある。