明日、私は早稲田大学大学院を卒業している女性とツヴァイ日比谷店の前で会う予定です。時間は午後3時。彼女は地方自治体に勤務し、趣味は読書、史跡巡り、ジョギングと、知的でアクティブな印象を受けます。しかし、その上品でおしゃれな写真からは、少し高嶺の花のようなイメージもあり、結婚相手としての可能性は低いのではないかと思ってしまうのです。
未来がないとわかっている相手に会うことは時間の無駄なのでしょうか?そんな疑問が頭をよぎります。しかし、NHKの「プロフェッショナル」で特集された引きこもり支援の石川さんの話を思い出しました。
引きこもり支援のプロフェッショナル、石川さんの勇気
石川さんは引きこもり支援の仕事をしており、特集では彼が引きこもりの男性を韓国旅行に連れて行ったシーンが映し出されました。その男性は、自由に買い物をさせようとするとお腹が痛くなり、すぐに逃げようとします。厳しい親のもとで育ち、自分で自由に行動することが難しくなってしまったのです。42歳ということで、私と同じ就職氷河期世代です。引きこもりになる人々の共通点は、家族以外の人と会うことを極度に恐れる点です。
[プロフェッショナル] ひきこもり支援 石川清 | 人を癒やし、人に癒やされる | プロフェッショナル 仕事の流儀 | NHK
出会いの価値を見つめ直す
この番組を通して私は勇気をもらいました。他人と会うことに怯え、何とか外に出ようと努力する人が日本には百万人もいるという事実。扉の外に出るということが、彼らにとって当たり前ではないのです。そして、明日会う女性は、私に会いたいと思ってくれたのですから、それ自体に感謝すべきことなのです。
人と会う勇気とその価値
私たちのように新たな出会いを求めることも、勇気のいることです。彼女との出会いが未来の結婚につながるかどうかはわかりませんが、その出会いを大切にし、人との通路を開く努力をすることは、無駄ではありません。むしろ、勇気ある行動なのです。
人に会うこと、他者との関係を築くこと。それが私たちの未来を切り開く一歩となるのです。明日の出会いがどのような結果をもたらすかはわかりませんが、その一歩を踏み出す勇気を持ち続けたいと思います。
このように考えれば、未来が見えない出会いも、決して無駄ではないのです。皆さんも、新しい出会いを大切にして、一歩を踏み出す勇気を持ち続けてください。
このブログ記事が少しでも皆さんの心に響き、励みになれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。