自宅でネットサーフィンをしているだけでも、世界観が広がっていくのを感じる。ChatGPTに「アカデミズムの評価が高い歌を教えてくれ」と質問をしたら、すぐに答えが返ってきた。
アカデミズムの評価が高い歌は、その歌詞やメロディ、テーマが深い意味を持ち、社会的、歴史的、哲学的な視点からも評価されるものが多い。以下はいくつかの例です。
アカデミズムの評価が高い歌
ボブ・ディラン(Bob Dylan)の「風に吹かれて(Blowin' in the Wind)」
この曲は公民権運動の象徴となり、ディランの歌詞は詩としても高く評価されています。彼は2016年にノーベル文学賞を受賞し、その評価をさらに高めました。
www.youtube.com
ジョン・レノン(John Lennon)の「イマジン(Imagine)」
平和とユートピアを描いたこの曲は、そのメッセージ性と美しいメロディで広く認知され、社会的なインパクトを持っています。
www.youtube.com
レナード・コーエン(Leonard Cohen)の「ハレルヤ(Hallelujah)」
この曲はその詩的な歌詞と深い宗教的、哲学的テーマで知られ、多くのアーティストによってカバーされています。
www.youtube.com
ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の「ボーン・イン・ザ・U.S.A.(Born in the U.S.A.)」
アメリカの労働者階級の現実を描いたこの曲は、その誤解されやすいタイトルにもかかわらず、深い社会的メッセージを持っています。
ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)の「奇妙な果実(Strange Fruit)」
黒人リンチをテーマにしたこの曲は、その衝撃的な歌詞とホリデイの力強いパフォーマンスで歴史的に重要な位置を占めています。
www.youtube.com
これらの歌を考えると、歌の内容がいいというよりも、どれだけ社会に影響を与えたかが重要であるとわかります。表現は影響力が大切で、それがなければ、内容がいかによくても、飛べない鳥のようなものかもしれません。
英語のイントネーションや言葉への感情の込め方が、日本人とは異なるため、細かいところまで鑑賞できない自分がいるけれど、聴いてみるといい歌ではあります。でも、また聴きたいかというと、首を傾げてしまいます。ドラマの主題歌が売れるのは、その歌を聴いたり歌うことで、その場面をもう一度想起させるからでしょう。その歌にまつわる多くのメディアに触れ、自身の魂を奮い起こす役割を果たしているのです。
私の兄は7歳も離れていますが、「スクールウォーズ」の歌を聴くと奮い立つものがあると興奮します。しかし、私がその歌を聴いても、首を傾げることが多いのです。
ブルースの傑作
B.B.キング(B.B. King) - 「The Thrill Is Gone」
www.youtube.com
B.B.キングは「ブルースの王」として知られ、この曲は彼の代表曲として多くのファンに愛されています。
[Verse 1]
The thrill is gone
スリルは 去ってしまった
The thrill is gone away
心震えることは 無くなってしまったんだ
The thrill is gone, baby
スリルは 去ってしまった
The thrill is gone away
心震えることは 無くなってしまったんだ
You know you done me wrong, baby
俺にひどいことをしたって 分かってるよね?
And you’ll be sorry someday
きっといつか 後悔するだろうよ
[Verse 2]
The thrill is gone
スリルは 去ってしまった
It’s gone away from me
もう 僕から去ってしまったんだ
The thrill is gone, baby
スリルは 去ってしまった
The thrill is gone away from me
もう 僕から去ってしまったんだ
Although I’ll still live on
それでも 俺は生き続ける
But so lonely I’ll be
寂しさを抱えながら・・・
[Instrumental Bridge]
[Verse 3]
The thrill is gone
スリルは 去ってしまった
It’s gone away for good
もっと よい暮らしができるようにと
Oh, the thrill is gone, baby
スリルは 去ってしまった
It’s gone away for good
Someday, I know I’ll be over it all, baby
いつか 俺も全てを終わらせなければならない
Just like I know a man should
一人前の男が そうするように
[Verse 4]
You know I’m free, free now, baby
今 俺は自由だ 自由なんだよ
I’m free from your spell
お前の束縛から 解放され
I’m free, free, free now
自由だ 自由 自由!
I’m free from your spell
お前の束縛から 解放され
And now that it’s all over
やっと 全てが終わったんだ
All I can do is wish you well
あと、俺に出来ることは おまえの幸せを願うだけ・・・
歌詞を和訳してみると、黒人の差別を知る人でなければ、いかにメロディーが良くてもブルースの王様の歌だということにはならないでしょう。差別を受けてきた気持ちに共感できる人々の土地の上に咲いた花であるのがゆえに偉大な歌なのです。歌が無くなれば、人の良心が失われ、人心は荒廃してしまう。詩のように純粋でなくてもいいから、せめて、歌を歌ういい人でありたいと思います。
都知事選挙について
都知事選挙が始まる前に、裸のポスターを掲示板に貼ろうとして、都の迷惑防止条例に引っかかり、警察から注意を受けて、当事者が剥がしたそうです。売名行為以外何者でもなく、ただ馬鹿をしているだけでしょう。しかし、個人名を売ることでSNS界隈で影響力を強める狙いがあるのかもしれません。ただ、記事に取り上げられたのは、彼にとって嬉しいことでしょう。そのためにやっているのですから。
小池百合子も、子宮を全摘出したのが40代に入った頃で、母親が産むために悲しい思いをしないような社会を目指しているという話は、有権者の心を打つものでした。3期目も小池百合子であろうと思わせるに十分です。蓮舫議員はありえないでしょう。東京都に住む私が、何を歌えば都民の心に響くのだろうか。この人物のごった煮と言われている都は捉えどころのないもので、その地盤に咲く花(詩)を私はいつも探し求めています。