婚活サポートのツヴァイを通じて女性と会うのも、今回で8人目になります。いつも多摩センター駅から日比谷まで行き、30分のセッティングサポートを繰り返すのはしんどいものです。今日は帝国タワーの近くにあるすしざんまいで、マグロの初競りで最高値を付けたお寿司を食べることにしました。
今回の相手は香川出身の早稲田大卒で、人材派遣の仕事をしている女性。インプレッションマッチング(顔写真で選ぶ形式)での出会いだったため、事前の情報が少なく、うまく会話ができるか不安でした。彼女は時間通りに現れましたが、沈黙が続くとすぐに終わってしまいそうな雰囲気だったので、意図的に質問を続けることにしました。下手に話すと意味不明なことを言ってしまうため、慎重に進めました。
彼女はミュージカルが好きで、中でも『キャッツ』が好きだそうです。早稲田のミュージカルサークルで1年間舞台に立ったことがあるそうで、その話をすると少し打ち解けた感じがしました。しかし、深い話を引き出すのは難しく感じました。私が禿げていなくて、若くて、爽やかで、社会的地位の高い仕事をしていれば、もっと簡単に心を開いてもらえるのかもしれませんが、私には人生経験と言葉の力があります。
目を細めて笑う彼女は挑戦的な可愛さがあり、油断すると彼女のペースに乗せられてしまいそうな警戒心も抱きました。
彼女は東野圭吾の『手紙』という映画が好きだそうで、犯罪加害者の家庭を描いているとのこと。話題が途切れないようにするため、プロ野球で阪神を応援している話をしましたが、彼女は東京なら巨人を応援すべきだと言います。幼少期から父親の影響で阪神ファンになった経緯を話しましたが、あまり理解してもらえませんでした。
彼女が韓国での食べ歩きの話をしてくれましたが、衛生面について心配ではないかと尋ねました。私は、横浜中華街で常温で肉まんを販売しているのを見て食べるのをやめた話をしました。このような不衛生な光景があると、他の店の衛生管理にも不安を感じてしまいます。東京湾で潮干狩りをする人々を見て生牡蠣を取って中華煮にしているのではないかと疑ってしまうと笑いながら話すと、彼女も食品を販売する仕事をしていることに納得してくれました。
食生活について話題を振ると、香川から来て食生活に戸惑いがあったかという質問がきっかけで会話が弾みました。食べることに関する話題は普遍的で、旅行先で食べたものや食生活の違いなど、話題が豊富です。本場の讃岐うどんを食べたいと言う彼女の笑顔が印象的でした。
旅行の話では、昨年と一昨年に京都と奈良に行ったことや、日帰りで鎌倉と江戸東京博物館に行ったことを話しました。特に飛鳥時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、江戸時代の史跡を巡る旅行が印象深かったです。しかし、彼女の興味を引く話題を提供するのは難しいものでした。
言葉に詰まったとき、彼女が左手の小指に指輪をはめているのを見て褒めました。右手にも指輪をはめると幸せが逃げないと言う話に、冗談が浮かばなかった自分が少し情けなく感じました。
帰り際に上野駅でパンダを撮影し、夜9時頃に再度LINEを送ったが、今回も既読スルーで終わりそうです。
この記事は過去の記事をリライトしたものです。読者の皆さんに楽しんでいただければ幸いです。