nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

ツツジをググると万葉集の魂に触れ、キンモクセイは、職場の加齢臭問題にゆきつく不思議!

ウクライナが、また米国からの追加支援をもらい戦争を継続するらしい。負けるわけにもいかないし、勝たせるわけにもいかないという支援の仕方が、支援というのか疑問である。西側諸国とロシアの間に、ウクライナがあることの方が、クッションになっていていいというのもあったのだろうけど、戦争になったのだから困ったというのが実情なのだろう。

能登半島地震の復興支援へ1389億円の税金がかかるということ、ガザの病院敷地内から200人の遺体が出てきたということ、米利下げは市場暴落シグナル「ブラックスワン」ファンドが指摘、不倫で大問題だった広末涼子が爽やか最新ショットで復活をアピールしていることが、本日のyahoo newsの話題である。

色々と、このご時世の話題を書き殴ってみたが、私には、あらゆるものの値段が高くなっていく現状に辟易しているぐらいで、日常は何も変わらない。遠い世界の人を考えても、日々の仕事における役割を守って、週に一度美味しいものを食べてを繰り返して生きていくだけで精一杯である。

自宅前の太陽を求めてピンと張った活きのいい葉を目にした。日々、鮮魚を目にして働いているが、神の創造した葉一つにも、偉大な神の働きを感じる。この葉に惹かれ、私は、すぐさま、yahoo知恵袋に質問をした。隣の生垣に目を移すと、白い炎のようにふわっと意味ありげに存在している花がある。これも、写真を撮り、同じく質問をした。

花の名称の答えはすぐにでた。つつじである。地下から根を通じて養分を吸って自発的に呼吸をして、これだけ精巧な花を咲かせている。つつじが丘駅が京王線にあるけれど、駅から見える光景は、東京郊外でひかえめだけど華やかな印象をもっていた。花言葉が、慎み、節度、節制、自制心、努力というもので、どこかおしとやかな印象がある花の名前にあった街づくりをしてきた思いが、私の心の琴線に触れるのかもしれぬ。

風早(かぜはや)の美保(みほ)の浦廻(うらみ)の白(しら)つつじ見れどもさぶし亡(な)き人思へば
訳(風早の美保の浦の白つつじを見ても楽しめないことだなあ。亡くなった人を思うと…)

この詩が出来た経緯↓
姫島の松原で行き倒れになっていた娘子に「風早の美保の浦の白つつじを見ても楽しめないことだなあ。亡くなった人を思うと…」と詠い掛けて、その死を悲しみ悼んだ挽歌となっています。
万葉の時代、死は穢れであり死者のいる場所にはその怨念が居ついて人々に災いを為すと信じられていました。
それゆえに、このように旅の途上で行き倒れの死者に出会った時には、自らに災いが振り掛からないようにかならずその死者の魂をなぐさめる挽歌を奉げてから通りました。
この歌が風早の美保の浦で詠まれたものであるのなら、よく似た景色の中で姫島の松原の死者の無念を思い出してふたたび鎮魂の歌を奉げたといったところでしょうか。

姫島の松原とされた場所↓

万葉集の時代には、死者には怨念がとりついていて人々に災いをもたらすと信じられていたというから、やはりわからないものを恐れる心理は、我々現代にも通底していて、死の側から今をみることができれば、きっと世界中の人達が戦争のは馬鹿らしいと理解できるはずなのに、知るよしもない。この詩を音読してみると、昔の人は、言葉を今の数倍も大切に扱っているなぁと感心する。言霊があるなぁと思う。私はブログで沢山書きなぐってきたけど、魂はあっただろうかと自問自答せざるをえない。

不思議だなぁ。自宅前にツツジを目にしたところから、ググり続けると、万葉の頃に生きていた人の魂に触れることになるなんて……。魂はあるかないか? あるに決まっているじゃないか! ツツジを見て、愛をささやいたこともあっただろうし、私が幼い頃に、おさなじみとツツジの花にとまる蝶々をつかまえるために遊んだことがあった。その女性とは、29歳の時に、私が一方的にハガキを送りつけ、デートにこぎつけて、結果、お付き合いすることにまで発展したのに、別れてしまった。理由は、私の一方的なわがままによる。

葉の名称を質問していて、たった今、回答がきた。キンモクセイである。9月~10月にオレンジ色の花をつけるそうだ。樹高が5~6メートルで、花の香りが名高いそうだ。秋の代表的な植物のひとつらしく、造園業の人が、マンションの前に植える木として、秋の訪れを感じさせるこの木を選んだのだろう。会議で話している人がいたのだろう。その気持ちに気づかずにいた。近くにあるものでも、配慮に気づかない人間の浅ましさが、私にも多分にある。もっと勉強して、人よりも多くの心を知ることができるようになりたい。しかし、職場の人達は、現場労働者なので、基本的に無学である。より浅ましい人達に見えてきて、話が合わなくなるのではないかと不安になった。

キンモクセイは、低血圧の改善、不眠症、健胃作用、口臭を予防が期待できるそうだ。身近な医学もここにある。キンモクセイの橙色の濃い花は香りが強く、行きは秋の香りを胸一杯に吸い込んで1日頑張り、帰りはほのかに漂う甘い香りに癒されてみてはいかがですかと、日本薬学会が進めている。職場に、腋臭の人、加齢臭の人もいる。普遍的人間性を頼りに、より良い社会をすすめていくことが、ダイバーシティなのか疑問はつきないけれど、私が、多数派であることを祈って、秋口になったら、キンモクセイの花の芳香を、心おきなく胸一杯に吸い込んでやろうと思う。

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