毎日、ブログを書くことを自分に課していたが、自分の経験を書かないといけないと思うようになった。知識なんて、どこにでも書かれているものだから、行動により得た何かを伝えること、その内容に価値を感じてもらわねば、ツイッターのリプライ機能の方が、数倍面白いことになる。日記ブログではダメだというけれど、実感が常識を突き破るぐらいのものになれば、大切な時間を割いて、目を通してくれている方へのご恩返しになると考えることにした。
今日、仕事終わりに、フードワンのスーパーマーケットに立ち寄ることにした。自動車のフロントガラスに、桜の花びらが1枚とまった。薄紅色が綺麗で、内側が濃くて、外側にいくほど薄くなっている。レンゲショウマの花びらに薄紅をひいたように儚い。青梅の桜並木で、1枚の花びらを、見つめていた老婆は、今頃、天国にいるだろうけど、その魂は、どこにいったのかと脳裏にひらめく。この記憶は、いったいどこからきて、どこにいくのだろう。
何度も美しさを写真におさめようとしたけど、花びらを感知しないのか、鮮明になるのは、向かい側になる自動車と、スーパーの文字ばかりだ。三島由紀夫の『鏡子の家』に書かれていた、童貞の画家が、精神が危機的になり、ニヒリズムの沼に落ち込みそうになった時、救いだしてくれたのは、1本の水仙の花であった。その描写が浮かんできて、無性に読みたくなった。
すべてが虚無に属する物事は、ああも思われこうも思われるという、心象のたよりなさによって世界が動揺する、その只中に現われるものではないだろうか。僕の目が水仙を見、これが疑いもなく一茎の水仙であり、見る僕と見られる水仙とが、堅固な一つの世界に属していると感じられる、これこそ現実の特徴ではないだろうか。するとこの水仙の花は、正しく現実の花なのではないか。
そう考えた僕は、一瞬言おうようない気味のわるさにかられて、花を寝床の上に放り出そうとしたぐらいだ。僕にはその花が急に生きているように感じられたのである。
夕食を買いに、フードワンに入る。海鮮丼を買ってみた。夕方作り立てということで、鮮度がとてもいい。美味しかった。キリンビールを売るのに、今田美桜の等身大のパネル。これも桜のように美しい。
そして、極めつけは、ビーフシャリアビンステーキである。これは、美味しい。身がやわらかく、玉ねぎとトウモロコシが、甘味を香ばしくする。
wikipedia シャリアビンステーキとは↓
当時歯痛もしくは入れ歯の不具合に悩まされていたシャリアピンの、柔らかいステーキが食べたいという要望に応えて、帝国ホテル「ニューグリル」の料理長だった筒井福夫により考案された[1]。
肉を柔らかくするためによく叩いて薄くした牛肉をタマネギのみじん切りに漬け込む料理法が特徴である。タマネギに含まれるタンパク質分解酵素の作用で肉が柔らかくなるとされている。筒井はタマネギを使用する調理法の発想を、すき焼きから得たという説もある[3]。
スーパーで買い物するだけで、これだけの感動があった。今日のわかったブログというのが、一時期流行っていたけれど、本日も、たった数分だけでも、これだけのわかったが、世の中にあることがわかった。明日は、どんな感動と、どんなわかったがあるだろう。It Gets Better(イット・ゲッツ・ベター)