nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

坂根千里が、スナック水中にかける!一橋大学社会学部を卒業してまで!

コロナ禍で、廃業や倒産をよぎなくされたスナックやバーの事例は多すぎるため、数値で何件とでるだけで、実に残酷なものだと感じていた。中小企業の会社に勤めていたとき、近くのバーのママが、会社にパートできていて、会社のものを盗んだことで首になり、数ヶ月後に飛び降り自殺をしたことがあった。実に、愛想のいいひとで、今思えば、彼女の表情に世間ずれによる疲労を読み取ることもできる。

盗んでいることが、防犯カメラにしっかりと写っていて、店長が彼女を掴まえた。言い訳はすることなく、後日、返金すると、すべて正直に話したそうだ。彼女が死んだと知った時、もうこの世の中にはいないということはなんとなくわかったが、また、どこかで彼女に似た人が現れるにちがいないと変な気持ちになったことがある。

今回、ご紹介するのは、東大の経済学部と言われる一橋大学を卒業して、なんと、斜陽といわれるスナックで、100店舗拡大を目論むという話なのだ。下記の写真を見ていただくと、色気はあるものの特別に綺麗というわけではない。枕営業に応じるのか? というエロ親父にとって感興は湧きそうな奥深さがある。才知というもの、下心を理解してくれる安心感とでもいうのか、微笑みには、何か意味深なものがある。手を握っても、適度にあしらってくれる安心感だ。

坂根千里さんが、成功していると言われているスナックは、東京都国立市の谷保近くにある「スナック水中」である。写真をみても、ニット系のボディラインがあらわな黒い服をきて、男性に満面の卑屈な笑みで酒を渡している。スナックの儲けは、なんだかんだいって場所代が含まれて、値段が高くついていて、あまり健全な環境ではないのだが、週刊誌で紹介される時には、たくみな印象操作が働き、清楚な雰囲気すら帯びるからいただけない。グラスを渡される時に、男が手を添えたら、どんな顔をするのか?なんて考えるだけで、私も立派にエロい。

実は彼女は、大学時代に遊び人で、結構な体験人数ではないかと予想する。本人に回答をいただけたら嬉しいが、こんなブログに書き込むほど、暇ではないのだろうな。こんなHなコメントを残している。

「衝撃でしたね。初対面のお客さんがいきなり会話に割り込んできたり、デュエットを誘ってきたり。離婚話を替え歌にして歌っている人もいました。これまで経験したことがない空間に驚きもしたけど、一気に人との距離が縮まる体験に、なんだか心も軽くなる。最高だなって思えたんです。」

戸惑いつつも場に溶け込む坂根さんに興味を示すママから、その日のうちにバー「せつこ」でのアルバイトに誘われた。「まさか初めて入ったスナックで働くことになるとは思いもしませんでした。お店に立つと本当にいろいろな人に出会います。でもみなさん品のいい方ばかりで、せつこママにも守られて、イヤな思いはあまりしませんでした」

ここでいう、あまりイヤな思いはあまりしませんでしたということは、少しはあったということだろう。中年のストレスに侵されたエロ男に、酒が入ると、どんなことをするか想像がつくし、それを解放させることで、収益を発生させる店に、綺麗ごとはないだろう。

1年後、坂根さんは高齢のため引退するママから「店を継いでほしい」と相談された。葛藤の末、「自分が救われた場所を残したい」とバトンを受け継ぐことになった。

私の上司にも、居酒屋を1000万円の借金をして、事業を継承した男性がいる。酒と寿司のコラボで商売をしていたが、1年ももたずに潰れてしまった。借金とりから逃げるべく、沖縄にいるという噂である。もともとは、懇意にしていた居酒屋の主人から持ち掛けられた話であった。これは、詐欺じゃないかと直観したが、立地条件も悪く、集客に限りがあり、散々な目にあって、倒産である。金が絡んでくることは、誰も信頼できない。人は、たった数万円でも、人格すら変えてみせることがある。お金は、人を変えるのだ。女は金で買えると、ホリエモンが言っていたけど、そんな姿を沢山見てきたのだろう。

しかし、坂根千里は、改装し、2年で売上は1.6倍にしたそうだ。さすが、一橋の頭脳だ。お金になるのは、なんらかの知能なのだ。半地下に沈み、場に漂い、明日へ向かって再浮上するという思いをこめて、「スナック水中」と名づけたそうだ。えっと思ったけど、看板が実にしゃれている。このイメージから、名前が浮かんだというのが、出色なところだろう。

「女性ひとりでも入りやすいようい、店内の様子が見えるガラス扉にしました。焼酎水割りしかなかったメニューは、地元のクラフトビールやジンを取り揃え、スタッフには男性も採用しています」
スナック水中はバーのような瀟洒な店内で、若い世代も入りやすい。ママを中心に常連客も新規客も会話が弾む。

この女性客に目をつけたところが、逆説的で素晴らしい。スナックというありふれた業態が、一気にブルーオーシャンに見えてくる。しかし、昨年11月から彼女は産休に入ったそうで、裏方に回っているそうだ。新店舗もオープンさせ、ママを2交代制にして、チェーンストア展開も視野に入れているという。スナックはファンビジネスの側面もあり不安だそうだ。

実に多店舗展開は危険であるけど、一橋と聞くと、成功しそうな気もする。実際、行ってみようかと思うけれど、ママがいないので今はやめておこうかとも思う。妊娠して産休とは、随分とノンキであるけれど、それも、ファンをつける要因なのかもしれないし、ロスジェネ世代の無理をする働き方が当たり前の間隔は過去のものとして、現在を見ていかないといけないのかもしれない。

水中にいて酒に酔ったようなふらふらした文章になってしまった。坂根千里に会える日を楽しみに!

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