nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

お問い合わせフォームはこちら

水原一平通訳も、神戸大学バトミントン部も、手にしたものが虚妄に見えた!

昨日、大谷翔平の奥さんである田中真美子さんのことについて考えを述べたが、今朝起きると、水原一平通訳が、違法賭博の事実によりドジャーズを解雇されたとニュースが流れていた。温厚そうな、人の好い印象があり、韓国の空港では、大谷コールの後に、一平コールが流れたほどである。大谷が球団からもらえる給与の2パーセントが支払われているから、4千万円から6千万円ぐらいを1年間でもらっていたそうだ。大谷がそれを気にして、大谷事務所から、1年2億円を支払っていたというし、この度は、大谷の年俸が100億円に跳ね上がったこともあるし、こんなにいい境遇を、一生安泰な身分をドブに捨てる真似をして馬鹿ではないかと、ヤフコメに多くあがっている。
金が空から次々と降ってくる環境で、英語のできない大谷に代わって給与の振り替えなど、行っていると、欲に目がくらんだということか。絶対バレないから、少しぐらい大丈夫だと、本人も一攫千金を目論んで、賭博に興じていたというのだろう。人間は、あまりにも欲深いものだ。これほど恵まれた環境を捨てることに、なんとも思わないのか? これが凡人の意見だろうけど、かえってあまりにも世の中がつまらなく見えてきたのかもしれない。人が得たいと考えているものを手にした時、つまらなく見えて、お金儲けが好きな人は、いかに100億円あっても、それを200億に増やしたいと思うもので、欲望に限りはないとは昔から言われている。
ゲーテの『若きウェルテルの悩み』で、遠くにリンゴの木のあるいかにものどかな木漏れ日に溢れた丘があるから、そこにいけばさもいい景色が見られるだろうと行ってみたら、思ったほどではなかったということを一生繰り返すものかなという類いの言葉があった。当時、大学で野球をやめたばかりの頃だったから、胸にささるものがあり、私は高校野球でレギュラーになって、2流進学校から、それなりの大学まで現役でいけて、当時の学友から羨ましがられたりもして、さも私は幸せだったかというと地獄であった。野球しか価値観をもてないできた自分が、いまさら何をしようかもわからなかったし、目標の無いところに幸福はないというのを身をもって実感した。
この心の奥底から理性をぶち壊すほどに湧いてくる性欲はなんであろうと悩んでいたし、将来、サラリーマンになる人生なんて考えられなかったから、いつも物思いに沈んでいた。本屋に入り、手にした本が三島由紀夫著の『金閣寺』で、それを読んでから、文学にはまることになり、人生の目標、生きる意味について考えることをライフワークにしようと決めた? 今でも、あらゆるものに価値をもてなくなっていて、これが高じてくるとヤバイと、自分自身を警戒している。あまりにも世界が虚像に見えてきた時、人が命を絶つというのもうなずける。
閑話休題。話が脱線して申し訳ない。水原一平通訳をみて、一般人からすると、望んだものがなんでも手に入るのに、何をしているんだろうという言葉しかでないけど、フェイクかどうかしらないが、松浦勝人安楽死をしたいとXで述べているのも、普通は理解できないだろう。人間は、目標を失うやいなや、すべてが虚無になってしまう。
昨日のニュースで、神戸大学のバトミントンサークルの生徒が、合宿先の旅館で破壊行動を行った。障子をカッター等の凶器で幾重にも切り裂き、天井に穴をあけ、壁には、赤いペンキのようなもので汚して、平気で笑っている。まるで覚せい剤常習者の集まるパーティーのようだ。厳しい競争を勝ち抜き公立大学に通うものが、理性をまるで失い、一生を棒に振るかもしれないことを平気で起こしてしまうことに衝撃を受けた。スシローのぺろぺろ男ナメローこと高井十蔵のような境界知能の人達が、平気でやっていると考えていたことを、最高学府の偏差値エリートが行っているとは、日本も終わりではないかと身に染みて思う。

www.youtube.com

www.youtube.com


www.youtube.com

www.youtube.com

ドストエフスキーに出てくる人物のように、どこか壊れてしまう人が多い世の中になってきているのかもしれない。大学生になって、この先やりたいことが見いだせず、目標もなく、その場その場の快楽、快感に溺れてしまう現象なのだろうか。まさしく、これも私が大学入学時に覚えた虚無感と近しいものがあると思える。
水原一平は家庭を持っていて、メジャーリーグの遠征は日本よりももっと距離が遠い場所に行くこともあり、しばらく家族に会えない日も出てくる。そんな一平さんのことを気遣って大谷翔平は「遠征が多くて家に居られないことが多いので、なるべく家族といっしょに過ごしてくださいね」などと声掛けしていたようで、一平からすれば、こんなに都合の良い金づるは、もう二度と会えないのに、一平は欲に負けたのではなく、虚無に陥っただけのことだ。一平はエンジェルスでも大人気で、それぞれが一平Tシャツをきて練習をしている光景が映されていた。日本のスポンサーによるものかもしれないが、金だけでなく、人気や地位も大谷によって手に入れたものである。それをドブに捨てて、金だけ残ったのだ。
アメリカにいる大金持ちの男が、所有する豪華船から、ろかい客船でふざけて遊んでいる若者をみて、あれを見て幸せだと思うと、何が幸せだかわからなくなると呟いている光景がテレビで映されていたが、本当の幸せとはなんであろうか?
ただ、ハッキリ言えるのは、資本主義の国において、お金があると無いでは、ある方が何をするにも有利であるということである!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ こころの風景へ
にほんブログ村
カテゴリ
阪神タイガース・プロ野球・スポーツ