nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

彼女に子供を授けたい!

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↑血液提供を求めて声を荒げている人がいる。ある人にとっては、^_^精子だって同じだろう。

 

新宿のホテルのラウンジ前で待ち合わせた。彼女は、13時15分キッカリに現れた。背が170センチあり、スマートで、黒のロングヘアはナチュラルで艶があり、話し終わるごとに、愛想笑いを浮かべる。笑みを絶やさない性格で、よっぽど、ツヴァイの婚活で会った人達の方が、どうかしている感じである。婚活の場合、会って振られてを、大体の方は繰り返すから、心が屈折してくるものがあるのかもしれぬ。

彼女は、以前、本当に大好きな男性と結婚したが、嫌いになり離婚した経験を持つ。そのため、結婚するという選択肢は、出産のタイムリミットを考えてだけでなく、抵抗があって、持てないそうだ。両親とも死別し、血のつながりは妹だけであって、その話をする時は、表情が硬くて、目は大きく黒くよどんだように見えた。すなわち、孤独感が溢れているということだ。

今年の1月に、ある男性から精子提供を受けて、膣に1度入れたことがあるらしい。妊娠はしなかったということだ。

「シリンジですか、タイミングですか?」 

と突っ込んだ話をしてしまった。そのせいか、私が薄毛のせいか、私の顔を見て、怒りに似た表情を浮かべた。私は、口を真一文字に結んで、真剣な面持ちでいた。

「シリンジです」

 と女はようやく笑顔を取り戻した。

彼は、転勤になり、なかなか会うことができなくなったので、また、このサイトで探したということだ。

私を選んだ理由を聞いてみると、彼女も野球が好きだということ、また、読書が好きな人に魅力を感じるということだった。随分と無邪気な、婚活でもしているのかというような内容である。

彼女からの質問は、お仕事は何をしているか? 差し支えない形で教えて欲しいということ。排卵日前の1日を利用する形で妊娠するわけだから、それに合わせて来てくれるのか? ということ。タイミング法もシリンジ法も出来るか? ということだった。子供を持ちたいと真剣に向かってきている姿は美しい。私も真剣に応えようと思った。

1時間も経っていないけれど、私が珈琲代を支払って、ホテルの前でお別れした。

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精子提供を受けるには、公的機関では、男性と結婚していることが必要である。また、精子提供をボランティアでしていて、しっかりしているところでは、書類や、子供が産まれた後に、育てていけるかどうかの審査もあるから、彼女の選択肢は、思っているよりも少なく、自覚の無い精子提供者を相手にするしかないので危険であるのはいなめない。その点、私は良い方ではないだろうか?

面談を終えて、ホテルの前で別れる時、最寄り駅が調布だよね? 新宿から特急で1駅だったじゃないのと、彼女は千葉県から来ているのに、あなたはいいわねという皮肉が、背後にあるような言い方だった。

女「もとより様

本日はお時間を作って下さりありがとうございました。

なかなかの決断になるので、じっくり考えてまたご連絡させていただきます。

お気をつけてお帰り下さい!」

私「みゆき様

今日はお疲れのところ、日程を合わせてくださり、ありがとうございます。

お会いすると、美しく綺麗な方で、大変驚きました。メールの文面のように気性がしっかりしている印象で、人は外見ではわからないものですね!

緊張されていたというから、もっと私も世馴れて、気のきいた一言でもあれば良いのでしょうけど、逆に、明るくて気配り上手なまりさんに励まされたようでした。
お子さん思いの良い母親になるでしょうね!

ゆっくり考えていただき、ご希望でしたら、まりさんがお子さんをご懐妊し、ご出産されるまでのサポートを真剣に、妥協なく、全身全霊でやりますので、よろしくお願いします!
本日は、本当にお疲れ様でした!」

私は、滋賀県石山寺で、懐妊と安産のお守りを買った。もし、彼女が提供を希望するなら、このお守りを渡そうと思う!

みゆき! 待っているぞ! 

 

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