nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

お問い合わせフォームはこちら

初めてのディズニー! Kさんのもやもやが消えますように!

夏にお別れ積乱雲f:id:nyoraikun:20200914114101j:plain
千葉県のイメージぴったりの本八幡駅から見える光景
f:id:nyoraikun:20200914114107j:plain
前回の記事↓
www.xn--fhq32lm4eoko24c48b.com

9月10日(木)にKさんとディズニーシーに行ってきた。ランドもシーも行ったことのない私にとって、初めてのディズニーであった。駅を降りると、若い男女が多い。平日ということもあろうけど、20代の女性が圧倒的に多い印象を受けた。ぬいぐるみ付カチューシャをつけた若い女性が、甘い蜜に吸い寄せられる黄金色のカナブンのように、舞浜駅から降りて、シーの方へ、ランドの方へと散っていく。
Kさんは時間ぴったりに来た。彼女は、久しぶりだなと感慨深げに周囲を見渡した。
「どのぐらい来ていなかったの?」
「今年は初めてだから」
毎年、結構の頻度で、ディズニーを訪れているようだ。ディズニーシーへ向かうモノレール内で、何に乗りたいの? と興奮して尋ねてくる。彼女は、インディージョーンズの乗り物には絶対に乗りたいそうだ。私は何もこだわりがないので、彼女を優先すればいいと思っていたから、まず、それに乗ろうよと口にした。待ち時間が、90分ということだ。コロナ禍で入場制限している分、ファストパスを停止していることを確認すると、多少不機嫌になった。
 f:id:nyoraikun:20200914114044j:plain
シーの中に入ると、有名な巨大地球儀にぶつかる。近くのベンチで、涙を流している女性が腰かけていた。そばの男性が、話を聞いてあげているようだ。プロメテウス火山に向かい進んでいくと、大きな湖が広がり、左手には、オシャレな街並みが続いている。
イタリアの街中に迷い込んだような気分だ。ベネツィアとはさもありなんと思わせる光景が広がっている。小型の船に乗って、河を巡っているのを、橋の上から、カメラを構えて、熱心に写真を撮る男性もいた。彼は、そのためにきたのだろうか。
f:id:nyoraikun:20200914114236j:plainf:id:nyoraikun:20200914114241j:plainf:id:nyoraikun:20200914114247j:plain
 インディージョーンズを待つ人の列は長く、気の遠くなるほどであった。その間、携帯のアプリを起動して、以前は、寿司ロールを食べたから、今回は、ふっくらマンが食べたいとうなずいている。真面目な顔を可愛いと思った。私もアプリを起動して、待ち時間を見ていくと、人気のアトラクションは、どれも1時間近い。ディズニー遊びは体力がいるなぁと思う。周囲を見渡すと、若い女性が特に多く、男性は、大体カップルで来ているのが多い。飛田新地遊郭街が男のディズニーランドというのは、当を得た比喩であろう。
「初めて来た時、友達が、これ怖いよと散々脅かされて、嫌だなぁと思っていたら、全然怖くないから、なんだぁと思ったよ」
とKさんが笑っている。私は、おどろおどろしい音楽と周囲の雰囲気から、怖い感じがするもんねと相槌を打った。
 実際に乗ると、車が凄いスピンをしたり、暗くなったり明るくなったり、岩が転がってくるのに潰されそうになったり、とっても怖いアトラクションであった。
 彼女は、館を出ると、すぐにトイレに向かう。ヘアメイクの仕事をしているから、見た目を凄く気にするのだろうか。何度もトイレに行っては、戻ってくるのが遅い。
次はニモ&シーライダーに行くことになった。待ち時間が45分ということで、Kさんが待っている間、私がふっくらまんとお茶を買いに行く。彼女に教えて貰った店には並んでいて、商品は、寿司ロールであった。アプリでふっくらまんを調べると、離れた場所にあった。戻ると彼女の姿が見つからない。もう中に入ってしまったかもしれない。スタッフに聞くと、親身になって話してくれる。10分前ならまだ後ろの方ではないかというから、もう一度、気を取り直して探してみると、Kさんは携帯を悲しそうに見ている。声をかけると、電話番号を書いたメールを送ったよと寂しそうに笑った。
ニモのキャラについて何も知らない私でも、このアトラクションは面白い。魚サイズに縮むことができる潜水艇「シーライダー」で広い海を冒険するというものだ。目の可愛い海底生物が次々と登場して、小型の魚になったように、画面に合わせて、客席が細かく動くようになっている。たった5分の遊びのために並ぶ価値はあると思った。
外に出ると雨が降り始めた。折りたたみ傘を広げると、浜風が強く、吹き飛ばされそうになる。注意しながら、彼女に雨がかからないようにゆっくり歩く。プロメテウス火山の麓で雨宿りをして、次はトイストーリーに行くことになった。これも待ち時間が、1時間である。
綺麗に着飾った女性が、気を許して待ちぼうけしている姿は、意外とセクシーで、変に興奮した。
トイストーリーは、トラムに乗って画面に出てくる的に向かって玉を撃つシューティングゲームである。点数が逐一出るため、彼女が私の方が上だと喜んでいたので、負けていいと思った。当たらないだろう1番ポイントの高い高得点の的だけを狙っていた。最後の結果発表では、私のポイントが上であった。彼女は、的中率は私の方が上だとつまらなそうにしている。わがままなところが可愛い。
彼女のバッグを持つと、重くないの? 次どこに行くの? とふてくされている。
エレクトリックレールウェイに彼女と並んで乗り、道行くぬいぐるみ付カチューシャをつけた若い女性達数人と目が合うと笑顔で手を振ってくる。天国に来た気持ちになる。
f:id:nyoraikun:20200914114315j:plain
アクアトピアで水上散歩をし、アラジンを前に見たのだから、アラビアンナイトの世界に行ってみようということになった。シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジというアトラクションは、伝説の船乗りシンドバッドと、虎の子どもチャンドゥと一緒に航海の旅をするというもので古代アラビアの出で立ちのあらゆる年代の男女、猿、巨人すべてが、小型の人形ではあるけど、リアルに生々しく動くのには目を見張る。怒り猛った猿が動いているのを目にして、彼女は怖いねと呟いた。
f:id:nyoraikun:20200914114322j:plain
 外に出ると暗くなっていた。2階建てのメリーゴーラウンドが美しく目を射る。そばにある土産物屋に入る。彼女は宝物を物色するように、興味深く何かを探している。化粧品売場で買い物をする彼女も、同じようであった。それほどディズニーが好きだとは知らなかった。タオルのようなものが欲しいと笑う。
f:id:nyoraikun:20200914114330j:plainf:id:nyoraikun:20200914114334j:plain
 ミラコスタのレストラン『シルクロードガーデン』の予約時間18時50分が迫っていた。いつもは、夜の花火であったり、イベントがあったりするから、そこらへんのレストランで軽食をとってという感じなんだよねと、まだ遊んでいたい感じであった。不満そうにミラコスタへ向かう道で、プロメテウス火山が噴火した。雷でも落ちたと思わせる音が世界に響き渡ると、皆、火に包まれた山頂を眺めた。カメラを向けるものがいる。
 レストラン内では、20時からの花火は中止になったと聞いた。それをトイレから戻ってきたKさんに告げると、良かったぁ見れないかと思ったらからとぶすぶすしている。欲求不満耐性が弱いのだろう。
会話については、いつも何で会ってくれているのかわからないなぁ? とKさんが聞くから、毎回、結婚したいと思って、結婚してくださいという思いで来ていますが、それをしょっちゅう口にしていたら、相手の状況を何も考えない人だと思われて敬遠されるだろうと考え、遠慮していますと応えると、笑っていた。がんばりますと言うと、何に頑張るのと不審がるから、Kさんの幸せだけを考えて頑張りますと率直に話した。彼女は、顔を硬直させて、目を私から逸らさなかった。これは、彼女の心に幾分か届いたはずだ。
「なんかもやもやするのよね。本当なのかなって……、たとえば犬を飼ったことのない人が、飼いたいと言っているのと似ているんじゃないかと思ってね」
「あるよ、子供が犬の世話は僕が何でもする。小遣いはいらない、いい子にする、言われたことは何でも聞くようにすると言って、実際に飼い始めると、我慢の限界を超えて、親がほとんど世話をしているなんかあるあるじゃん。おもちゃが欲しいと泣きわめいて、買ってもらったら、しばらくすると、籠の中に、ゴミのように突っ込んであったりなんかも良くあるでしょ。自分はそんな頭は悪くないよ。
もやもやするのは、結婚直前で、1つの認識によって、すべての見え方が一変した経験からくるものなんじゃないかな。」
帰りの電車で、誕生日が近いと聞いた。プレゼントをあげないとねと言うと、そうなると思ったから、言わない方がいいかなと困っていた。
かなり高価なプレゼントでもすれば、もやもやは消えるんじゃないかなと話すと、ないねと怒った。厳しいねと呟くと、受けると言って笑った。
9月17日(木)に誕生日前に会いに行くことにする。プレゼントは、タオルのお土産を買おうとしていたから、ディズニータオル付Happyギフトセット12000円のものにした。喜んでくれると嬉しいな。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ こころの風景へ
にほんブログ村
カテゴリ
阪神タイガース・プロ野球・スポーツ