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1月23日(木)に、ツヴァイの日比谷店で待ち合わせをした。1時間早く着いたので、パソコンの画面で、以前にお会いした会員の画像をみていた。キャッツへ一緒に行った、まだ未練のある女性の画像は変わっていなかった。
後ろで、大声でスタッフに相談している女性がいた。結婚したいと焦ってくる男性がいる。その人が在日であることから、実際のところどういう人だかわからないという悩みらしい。しばらく違う人達と会って、様子をみてから考えてみればというアドバイスをスタッフがしているようだった。
待合室に戻って、彼女が来るのを待っていた。先ほど話し相手をしていたスタッフが戻ってくるなり、Nさんをお待ちでしたよねと聞いてくる。
もう来ておりますのでというから驚きだ。在日の男性の求婚に迷う女性と、これからティータイムということになるなんて。とりあえず他の男性と会ってみるということだから、私も気楽に構えよう。
1階の喫茶店はどうかと聞くと、あそこは高いから駅に向かう通りに、いい喫茶店があったと思うと言う。
いつかポケモン好きな女性と出会いのセッティングサポートの後で話した珈琲館というCAFEに入ることにした。
ケーキが美味しそうだと、メニュー表をじっくり見ては、興味や関心を執拗に抱いているのをみて、頭が良い人だなぁと思った。
早稲田大学の大学院を出ているというから学歴ロンダリングだと誤解していた。実際、早稲田の教育学部で考古学に目覚めて、大学院で26歳まで研究していたらしい。ロシア、沖縄、北海道、東北の各地に実際に行き、発掘調査を行った。土器等の生活の断片が出てくる興奮がやみつきになるという。
斎藤佑樹と同級生で、同じ学部にいたから4年間一緒だった。野球で忙しいから、勉強はほとんどできず、ゼミの友人から借りて提出する生活といった感じだったらしい。
2ヶ月で会った男性は3人で、1人は50歳の編集者の仕事をしている方で、明智光秀の話で2時間経ったという。もう1人は警察官の機動隊に所属していて、いつ出動の連絡が入るかわからない、早く交番に戻りたいと嘆いていた。昔付き合った彼女に似ていると言われたと暗い表情で話していた。
兄が大阪の大学に通っていたが、奨学金の返済が出来ず、親の退職金でまかなったという。
Nさん本人は、好きな勉強をしたいから、バイト漬けの日々だった。随分と親に援助してもらったから、今は、給料から7万円ずつ返している。
小さい頃は、兄がファミコンを独占しているから、彼女は、攻略本を読み込んでいたようだ。実際にやると、スイスイとうまくいくから兄が驚いた。ドラクエ3を自分がやった時は、クリアしたけど、人数を一人で出来ないかと考えた。でもラスボスだけが倒せない。あるところで気づいたのは、攻撃を受ける的が一人必要だということ。二人だとクリアできることがわかったと笑っていた。天使2人を連れていくのに、1人を無視するとどうなるかやってみたら、エンドロールでその天使が出てきて、連れていってくれないなんてと嘆きの姿で現れるというので、細かいところまで巧く作っていると感心して笑っていた。
お別れに、駅まで歩いた。これから兄と上野で会うと嘘を言った。私はハニーコレクションというソープランドの送迎者が17時40分入谷口発ということになっていたから、内心、焦っていたのだ。私は最低の人間なのだ。糞なのだ。カスなのだ。腐っているのだ。それでもキャッツに一緒に行ったYさんへの恋心が尽きず苦しんでいる。2ヶ月生きた心地がしない。いっそ死にたいとまで思う。自分の身全てを捧げたいと嘆く自分ももう一方でいるのだ。
でも、このトルコ風呂で、私の心は大分癒された。次回、そのことについて書きたい。