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追撃メール↓
「明日は雨が降るそうで、今日より冷え込むようですね。今年も早いもので、後2週間になります。「気付いたら年を越すね」と駅前の雪の結晶の形をしたイルミネーションを見ながら、感慨深げに君が呟いたのを思い出します。
良く考えてみれば、初めてお会いした時から恋していました。席に着いてすぐ、お綺麗ですね、何で婚活しているんですか? なんて普通、聞きませんよね。アウトレットパークで、服や財布を探すのに何時間も迷って、自分を良く見せることばかり考えていました。もっと悩みに寄り添ってあげられれば良かったです。いつも君のすべてが愛しかったです。
2000年以上前の古代ギリシャの学校の授業は、詩と音楽と体育だけでした。パルテノン神殿にいる女神アテネを守り、その愛を得るために、より強く、より美しく生きようというモラルがそこにはありました。
19歳の恋心はそれに似ていて、相手を得ようとするのではなく、いつの日か彼女に見合った人になろうと、夢のために頑張っていました。
38歳の恋心は、現実に結婚して、君のために立派になりたいと願っています。これが本当の初恋なのかもしれません。
昔と違うのは、恋する家の窓明かりを見にいくような少年の心だけではなく、もう一人の老成した自分が心の中にいます。
兄弟姉妹に恋心を抱かないように、相手を知るほど、幻が消えていくことも理解しています。私が駄目だとしても、君のことを本当に受け入れてくれる強くて優しくて誠実な男性が、携帯を片手に参加するゲームのような婚活の場所に現れるのかと不安になります。音楽を愛してきたのに、オーストリアに行けなかった話を聞くととても辛いですし、この先は、より良い生き方をして欲しいです。
Yさんは、人生で一番好きになった人です。仕事が大変なら、週2回の休みに、ボランティアで何かできることがあればやりたいです。落ち着いて余裕がある時に、いつかもう一度チャンスをください。お願いします。」