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婚活 ラストミューズ(最後の女神)

(殺処分されている犬を救えと騒いでいる眼鏡男子。大声を張り上げているからチョット怖い!)

11月13日(水)に郵便受けに封筒が1通入っていた。ツヴァイからの連絡で、もうすぐ入会1年になりますという案内だった。
当初の3ヶ月で彼女をつくるように努力してくださいということからはほど遠い婚活であったが、今、私は幸せだ。当初は闇雲に女性を探していたけれど、今は経験を積むことで、自分を受け入れてくれる女性の見分けが数倍できるようになった。

そして、この度、お会いした女性は、私の理想とも呼べる姿であった。何故、このような女性が婚活しているのかという一抹の不安が脳裏をよぎる。しかし、今の私は、恋のエネルギーで体内に力が溢れてくるようだ。
 ドイツの独裁者であったヒトラーの著書にこんな一節があったのもうなずけるほど、私はこれからやろうとすることがすべてうまくいくという高揚感に包まれている。
 「この世界は力に満ちた『完全な人』のものであり、弱々しい『中途半端な人』のものではない。もし、自己のために闘争する力が存在していないとするならば、この闘争の世界において生きる権利は消滅する」
 池袋東口の交番前で待ち合わせをした。会うと早々、私の顔色を何度かうかがう。オシャレで綺麗な女性であるから、私の容姿が意に沿わなかったのかもしれないと不安になった。しかし、相手の女性の立場からすると、どういう風に私のことを思ったのかなという勘を働かせたのかもしれない。私からすれば若くても、33歳の女性の立場からすると、おばさんよねという自己卑下も無いわけではない。
 数ヶ月前に婚活で利用した
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服部珈琲舎を利用する。1フロアにおける席数が少なく、数階建てになっている構造は、落ち着いて話ができたから、この度も、ここで話そうと当初から計画していた。
 席について、注文でもとりましょうかとメニュー表を渡してすぐに、「お綺麗ですね」と声をかけた。ふいをつかれたのか、彼女は床に手荷物を落とした。それからは、話ながら笑みが増えて愉快になるようで、不必要に話し掛ける必要もなく、私の心は静まった。

学生の頃、一番楽しかった思い出は何ですか? 
ブラスバンドの部活動ということだった。金管楽器のフルートが主だったから、夏の高校野球にも借り出されて、応援したことがとても楽しかった。幼い頃にエレクトーンを習っていたことで、楽器に興味を持って、学生時代はずっと吹奏学部だったそうだ。みんなで力を合わせてひとつのものを形づくっていく喜びは何にも代えがたいという。
正月は鎌倉女子大学近くの鶴岡八幡宮で巫女のバイトをしていたという。

何で正月からバイトしていたのですか? 旅行にいくからですか? と聞いた。その通りで、卒業旅行で友人とヨーロッパのドイツ、フランスを観光してきた。ドイツの隣のオーストリアモーツアルトシューベルト、ベートーベンと音楽の聖地とされる場所を旅したかったけれど、友人がいるから、日程を考えて、ドイツとフランスに落ち着いたようだ。友人の幸福感のために、我慢をする人なんだなぁ。ヒトラーが憧れていた街、フランスのパリの街並みは美しかったと話していた。
勤め先の近くに荒川が流れているというから、台風の時はどうだったかと聞いた。大丈夫だったけど、茨城の実家近くの民家が流されたり、裏山が土砂崩れをしたりと、大変だったそうだ。
茨城の実家には、猫が2匹、犬が1匹いるということ。祖母の実家にも犬が1匹いて、一人暮らしの自宅には、つい最近までウサギを飼っていたというから、ペットに囲まれて生活するのが当たり前の環境だったのだろう。妹は、名古屋のペット関連の業者で働いている。大変だけど、希望した職場だから幸せということだ。

 3時30分から始まった珈琲とケーキを前にしただけの会話は、午後7時を回っていた。段々と疲れてきて話題が尽きてきた。近くに、初荷のまぐろを、2年連続最高値で競り落とした寿司屋があるからいきませんか? お腹も減ったでしょうと話し掛けると、頑強に首を振る。すしざんまいの木村清の両手を前にして迎え入れるポーズを真似てみせると、わかったような気がすると顔を横に向けてみせた。

池袋東口のイルミネーションは雪の結晶❄️のイルミネーションが綺麗だった。もう気付いたら年越しねと彼女が呟く。「学生の頃、ベートーベンの『田園』を聴きに初台の劇場に行ったことがあったけど、演奏が始まると場内が静まりかえって、私がちょっと衣服をこすった音を立てると、隣の人が鋭い目をむけてきたことがあったよ。」「改札口で、切符を買うものですから、今日はありがとうございました」と言うと、切符売場まで笑顔でついてきてくれた。とても気持ちの暖かい人である。私にはもったいないなぁ、無理かなぁと思ってしまうほどだった。
職場の店長は今日のことを聞きたがるだろう。
なんて答えよう。店長の言う通り
「君の悪いところはハゲているだけだから、ズラをつければ上手くいくよ。相手がオシャレで来たのにこっちがハゲていたら失礼じゃないか」
モラハラだと思って、笑うだけだったが、今度はつけて行こうかなと考えるほどステキな方だった!

追記
28日(木)にキャッツを一緒に観に行くことになった。どうなるのだろう?

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カテゴリ
阪神タイガース・プロ野球・スポーツ