nyoraikunのブログ

日々に出会った美を追求していく!

婚活! 初めてのディズニーは彼女と行きたい!

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日比谷公園で気を休めてから行こうと思い池水を覗き込むとゴミがいくつも沈んでいる。

ツヴァイの出会いセッティングサービスで初めての好感触を得た。相手は28歳の女性である。私より10歳も若い。相手の希望年齢外であったから、無理を承知で申し込んでみた。ソフトボール部というから、野球部だった私と気が合うのではないか? 容姿も写真を見る限り、普通である。

また日比谷の支店で会うことになった。始まって数分で会話が途切れて、やきもきするうちにサヨウナラということにならなければいいがと不安の中、彼女が到着した。その30分前に、トイレに行く際、彼女とすれ違ったのだ。気づいたが、知らんぷりして通り過ぎた。便器に座り踏ん張りながら、考えた。容姿も悪くない。何故、アラフォーの私と会ってくれるのかわからなかった。この時、いきんだことが原因かもしれない。翌日、いぼ痔になって病院に行った。

会うと彼女は気だるい口調で話し始める。

「スーパーのことよく知っているよ、私の両親はスーパーで働いていたから、それにしても疲れたね。新橋からここまで歩いてきたから」

新橋から30分もかけて歩くのだから健康なのだろう。それにしても、だるそうに話し始めるのだから、この場にくること自体、不本意なのだろうか? 皆、そうだろう。私も自然に出会えるのが良かったけど、そういかないから、時短を求めて、ツヴァイのサービスを受けているのだ。

「写真はオランダで撮られたんですか」

「えっ」

「オランダの風景かなと思ったから」

「ディズニーシーを知りませんか?」

私はディズニーランドにすら行ったことがないのだ。行きたいから一緒に行きませんかと聞くと、いいよと二つ返事で受け入れる。ポケモンの映画が観たいからというので、一緒にぜひ行きましょうよと聞くと、いいよと首を少し動かす。どんなことを頼んでも承諾してくれそうな雰囲気、これは初めての経験である。

30分が経過した。番号を教えて欲しいというと、何を教えればいいのとダルそうに聞いてくるから、電話番号を交換した。

外に出て、東京駅までタクシーを拾おうとすると、勿体ないからと私の肩に手をやる。

有楽町駅までの高架下を、彼女と肩を並べて歩いた。途中で、お茶でもしないとたずねると、任せるということだから、先にあった珈琲館に入った。メニューの数が多くて選ぶのに迷った。ちょうど、隣の席では雑誌の取材が始まっていた。オシャレなケーキやパンを、様々な角度から撮影している。

彼女はココアを、私は豆乳を注文した。

好きな本は『カシオペアの丘』、好きな映画は『泣くな赤鬼』ということ。ハリウッド映画のピカチュウも面白かったそうだ。backstreetboysの日本公演が10月にあるから、埼玉、大阪の2枚のチケットを予約したけど、もっといい席だった良かったとしんどそうな顔をする。チケット流通センターで高額になるけど、いい席がゲットできるよと言っても、そのサイトすら知らないということだ。転売の禁止法もできたし、大阪まで行って入れなかったら元も子もないからねということで意見の一致をみた。

他の会話がかみ合っていたとは言えない。休日は、録り溜めたドラマを観て楽しんでいるようだけど、私は高校の頃、反町隆史主演のGTO以来、テレビドラマを観たことがない。

三島由紀夫が好きで、ドキュメンタリー番組なら観ると恥ずかしそうに言うと、難しいのが好きなんだねと険しい表情をする。緊張すると水を飲み過ぎるから、3度もトイレ休憩に立った。3度目、席に戻ると、彼女は帰ろうとバッグを懐に抱えていた。

隣で取材班と店主の話声が大きく響いてくるように感じた。

会計の席で、私が払うと手で合図をすると、また嫌な顔をする。また無理かなと思った。

東京駅まで一緒に行く間にも、彼女はずっと黙っている。とにかく悩み疲れているようなのだ。私のブログに書いた『蒋麗』のように!

 

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彼女とディズニーランドに行ける日は来るのだろうか?

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