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日々に出会った美を追求していく!

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三島由紀夫『絹と明察』 考察:彦根城

 

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40代になって、未来・将来よりも、過去の自分が未知なるものに感じてきて、そのいくつもの事実を、まとめてみたい欲求が高まってきた。そして、いつ死ぬかわからないという思いも強まってくると、ますます破廉恥になってきている。この滋賀県琵琶湖周辺の旅で、高級ソープランドに2度顔を出した。未発射は無かった。最近、逝けないのは、相手の女性に色気がないからである。

 

 新幹線米原駅で降りて、彦根駅に行くために電車に乗ると、ベンチに若い女性が座っている。携帯電話を前かがみで見ている光景である。後の世で、この時代を振り返った時に、この姿は、一つの象徴になるだろうか? 

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彦根駅に昔の戦場で用いた武具が飾ってあった。科学技術の発達により、戦争はより高度になり、過去の遺物といった様子で、私達に何かを問いかけている。

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「岡野は駅からまっすぐの道の突き当りの、護国神社にまず詣で、深い杉木立を背にした茶いろの簡素な社を美しく見た。戦死者はすべて、彼には、愛らしく親しみのある存在と感じられた。彼はあの『祖国』という言葉のパセティックな響き、その言葉にこもる杉の香のようなものが好きだった。」

護国神社は太平洋戦争で亡くなった兵士を祀ってある神社で、また、彦根は戦果にさらされていないし、日本の歴史的風土を色濃く残した土地であるから、日本的心情をもとにした企業と西洋的知性の対決を描く上で、滋賀県を選んだのであろう。また自身の小説が、より多くの人に伝わり、多く売れることを願ったのではないだろうか。

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「神社の左方には観光バスの群がる広場があり、大ぜいの人が壕ぞいのいろは松の並木のほうへ、だらしのない歩調で流れた。壕の対岸の苔むした石垣には、蔦紅葉があざやかで、黄緑色の堀の水に、あたかもサングラスに映った景色のように、その色が変色して映っていた。」

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いろは松とは、かつて47本あったことから、そう呼ばれている。根が地表にでてこないことを特徴としている。彦根は、江戸幕府において信頼を得ているということで、参勤交代の時に、各国の殿様が立ち寄るらしく、根が出ていない道にする必要があった。四国の方から取り寄せたというから、その時代の彦根城主井伊家の威勢が知られる。

開国に導いた井伊直弼は、桜田門外の変で暗殺されるが、その時代における先見の明があったともいえるだろう。『絹と明察』で西洋的知性の代表者としての岡野が、この場所を訪れた描写を、物語の初めにもってきたのは、とても深い内容があるといえる。

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「城は一歩々々岡野の前に懐をひらいた。表門橋を渡り、ひろい石段を上って、通路の頭上をよぎる廊下橋の下へ出ると、右手に高く天秤櫓の隅櫓が、日を受けて温かい白を湛えた。石垣の高みに澄明な空があり、岡野のまわりにはたまたま人影が絶えたのに、廊下橋を渡る多くの靴音だけが、幻の谺のように空に響いた。」

 


入口から、ひろい石段というか、でこぼこ道を上がってきて、吐く息が荒くなる。5月末であっても、額に汗をかくほどだ。天秤櫓の白は、私の心までを、明るく優しく迎えてくれるように満ちている。コロナ禍の平日であるし、観光客は、中南米系の外人3人と、その他、犬の散歩できているような人達で、靴音は聞こえなかった。三島由紀夫が取材できたときは、靴音が谺していたのだろうか? ここで、音がなるという芸術上の効果を狙っているというのもあっただろう。実に美しい描写である。

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岡野は団体見物を避けてわざと遅く歩き、橋をわたり、櫓を抜け、さらに石段を昇って、太鼓楼門の前ではじめて空に浮かぶ天守閣の、晴れやかな白に接した。気高く首を立てた白馬のような姿である。螺旋状に昇ってここへ近づいてゆく人の心に、たえず鳴りひびいていた主題の予感をついに成就させるその姿は、建築の頂点でもあり、音楽の頂点でもあって、目にしただけで、そこまでのすべての過去の時間や場所が、実はもともとこの一点へ集約されていたのだという発見をさせるような力があった。岡野はしばらくそこに立ちつくして見とれ、多数の人間を統括する精神の形にあらわれた美をさとった。最上階の唐破風と、その下の千鳥破風との間の白壁に、穿たれた優雅な華頭窓は、この城独特の意匠だと岡野は知っていた。

 暗黒の力よりも、こんなに晴れやかな闊達な力で、人々を支配するのは、さぞ愉快だったにちがいない。彼は天守閣にちょっと嫉みを抱き、太鼓楼門の内の広庭をいそいでよぎって、沓脱ぎにごたついているがさつな民衆と今度は一緒に、大きなばからしい感嘆の声と一緒に、天守閣の中へ紛れ入ることに喜びを感じた。」

気高く首を立てた白馬のような姿というのは、的を得ている。YAHOOの口コミでは、以外と小さくてガッカリしたというコメントもあるが、私も小さいと思ったが、タイムスリップしたような気分を味わった。急に江戸時代に引き戻されたかのようで、主題予感をついに成就させる力を、天守閣の姿に感じた。

昨日の仕事の疲れもあって、ベンチに座って、城を見上げると、私は、人生で初めて城を前にしたと思った。昔は、これで、国を守れると信じていたのだろう。素朴な戦争への郷愁を誘われる。

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「暗い階段をいくつも昇る。鉄砲狭間の三角四角、矢狭間の短冊形の、小さな光りの破片がいくつも足もとに落ちる。ついに最上階に来て、人ごみを分けて西の窓を覗くと、琵琶湖はうららかに展け、網代の小柴が転々と見える。」

 


「もっとも佳いのは、南の窓である。岡野はその窓辺を離れる気になれなかった。一望の下にある犬上平野は、芹川の川向こうから、徐々にまばらになる人家のあいだに、冬菜の畑や刈田のひろがりを際限もなくつづけ、観音寺山の霞む山頂に、いくら巻いてもはねかえる卒業免状の紙のような、固い冬の雲の幾巻を置いていた。

 窓のすぐ上の空を鳶がめぐり、窓框に光る雲の巣がきちんとした綻びのない図形を掲げていた。その蜘蛛の網までが、追憶の正確な形を保っているように思われたので、岡野はヘルダアリンの「追想」の一節を口ずさみ、こんな小春日和のなかで、詩が突然、鋭い殺人の道具に変貌するさまを思い描いた。」

 

詩が殺人の道具に変貌する、認識が人々が築いている世界を破壊する、すなわち、破壊の哲学という訳である。私が文学を一所懸命にやっていく先に何が残るのか? それは哲学的志向であり、それは、和より破壊である。

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鳶が天守閣の周りを巡っている。三島由紀夫は現地に足を踏み入れ、しっかり調査した上で小説を書いたことがわかる。

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芸者菊乃の世話をすると見せかけて、駒沢絹紡会社を破壊していくキーマンに、本人の気付かないところでさせられていくのが、ミステリータッチで面白い小説である。紅葉の美しいとされる西の丸跡の広場を菊乃とそぞろ歩くあいだに、岡野は、日本的心情主義経営を掲げる駒沢社長の破壊を決意する。

「遠いところで、多分湖の霞んだ沖で、彼のいつもあいまいな、それでいて破壊的な、野心と詩がはためいていた。彼は別に誰を憎んでいるのでもなく、愛しているのでもなかった。ただ無意味な根深い公明正大な情緒の持主だけは、こなごなにしてしまいたかった。……すると突然、彼の脳裏に駒沢の顔が浮かんできた。」

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山崎郭で、組合運動のリーダーとなる大槻と、その彼女である弘子と偶然、岡野と菊乃は出会った。ここでの出会いが、会社との組合との全面闘争へと発展していく導火線のようになる。

また、初夏ということもあり、雑草が多く茂っており、人影が少ない。大槻と弘子が、初めて性交をして、愛を確かめあったのも、この場所である。

 


「大槻は去年の秋、はじめて弘子と、彦根城土佐郭の、人目に隠れた一隅の叢で、結ばれた時のことを思い出す。2人は唇が乾き果てるほど、何度も長い接吻をつづけて、腕はお互いに、着ているものの下から素肌に巻いていた。弘子の肌の感触は、彼の掌、彼の指先の一つ一つに、野火のように燃えひろがった。許しを与えるしるしに、弘子の脚の力が柔らいだ。

大槻は彼女の小さな草花の縫取のある半透明の下穿きが、きついゴムで腰に食い入っていて、それを彼の肉刺だらけの掌が巻き下ろしたとき、彼女のまどかに白い下腹に、くっきりとゴムの環の跡をのこしているのを、えもいわれず可愛らしく思ったのをおぼえている。

 

このくっきりとしたゴムの跡という表現は、処女を扱う生々しさが現れている素晴らしい表現法である。あたりの雑草を見て、三島由紀夫も生命力を感じ取り、若者の性交をこの場所に設定したのだろう。


「『あ、水上飛行機だわ』

と湖のほうを見ていた菊乃が言った。皆はそのほうへ目を移した。

湖は眼前にあるのではない。家並のむこうに、高低の屋根々々に劃されて、ひろがっているのである。すると小型の水上飛行機が今し離水しようとしているのは、かなりの沖合である。小豆地に銀線を配したその飛行機の、操縦士の姿はむろん見えないが、水しぶきを上げて滑走している銀いろのフロートや、翼の古風な木組は、日を受けて、くっきりと見える。弘子はいつのまにか摘んだ白い野菊の残花を、指さきに挟んで、丁度デッサンをとる人が鉛筆を構えて構図をとるように、滑走している水上機のほうへ横にかざした。水しぶきは連続して、ついに機が離水するとき、機に縋って一瞬ひろがった水の幕が、鮮明な虹を宿した。

岡野は弘子の動作に興味を持って、彼女の肩ごしに眺めていたから、小さな白い野菊の花が、飛び翔つ水上機と、その水しぶきの虹とに十分拮抗する大きさで、ほんの刹那の遠近法の魔術を演ずるのを見た。水上飛行機は、白菊の花によって、虹と固く結び合わされ、この三つのものが、同じ力で引き合っていたのである。……

 こんな幻も忽ち消え、機は離水直後、左へ翼を傾けて左旋回すると、対岸の方角へまっすぐに飛び去った。」

 

三島由紀夫が訪れた当時は、民家や住宅の屋根も低く、ここから湖を眺めることができたのだろう。ほとんど見えないが、この場所から、4人の会話が聞こえてくるようだった。

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彼女に子供を授けたい!

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↑血液提供を求めて声を荒げている人がいる。ある人にとっては、^_^精子だって同じだろう。

 

新宿のホテルのラウンジ前で待ち合わせた。彼女は、13時15分キッカリに現れた。背が170センチあり、スマートで、黒のロングヘアはナチュラルで艶があり、話し終わるごとに、愛想笑いを浮かべる。笑みを絶やさない性格で、よっぽど、ツヴァイの婚活で会った人達の方が、どうかしている感じである。婚活の場合、会って振られてを、大体の方は繰り返すから、心が屈折してくるものがあるのかもしれぬ。

彼女は、以前、本当に大好きな男性と結婚したが、嫌いになり離婚した経験を持つ。そのため、結婚するという選択肢は、出産のタイムリミットを考えてだけでなく、抵抗があって、持てないそうだ。両親とも死別し、血のつながりは妹だけであって、その話をする時は、表情が硬くて、目は大きく黒くよどんだように見えた。すなわち、孤独感が溢れているということだ。

今年の1月に、ある男性から精子提供を受けて、膣に1度入れたことがあるらしい。妊娠はしなかったということだ。

「シリンジですか、タイミングですか?」 

と突っ込んだ話をしてしまった。そのせいか、私が薄毛のせいか、私の顔を見て、怒りに似た表情を浮かべた。私は、口を真一文字に結んで、真剣な面持ちでいた。

「シリンジです」

 と女はようやく笑顔を取り戻した。

彼は、転勤になり、なかなか会うことができなくなったので、また、このサイトで探したということだ。

私を選んだ理由を聞いてみると、彼女も野球が好きだということ、また、読書が好きな人に魅力を感じるということだった。随分と無邪気な、婚活でもしているのかというような内容である。

彼女からの質問は、お仕事は何をしているか? 差し支えない形で教えて欲しいということ。排卵日前の1日を利用する形で妊娠するわけだから、それに合わせて来てくれるのか? ということ。タイミング法もシリンジ法も出来るか? ということだった。子供を持ちたいと真剣に向かってきている姿は美しい。私も真剣に応えようと思った。

1時間も経っていないけれど、私が珈琲代を支払って、ホテルの前でお別れした。

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精子提供を受けるには、公的機関では、男性と結婚していることが必要である。また、精子提供をボランティアでしていて、しっかりしているところでは、書類や、子供が産まれた後に、育てていけるかどうかの審査もあるから、彼女の選択肢は、思っているよりも少なく、自覚の無い精子提供者を相手にするしかないので危険であるのはいなめない。その点、私は良い方ではないだろうか?

面談を終えて、ホテルの前で別れる時、最寄り駅が調布だよね? 新宿から特急で1駅だったじゃないのと、彼女は千葉県から来ているのに、あなたはいいわねという皮肉が、背後にあるような言い方だった。

女「もとより様

本日はお時間を作って下さりありがとうございました。

なかなかの決断になるので、じっくり考えてまたご連絡させていただきます。

お気をつけてお帰り下さい!」

私「みゆき様

今日はお疲れのところ、日程を合わせてくださり、ありがとうございます。

お会いすると、美しく綺麗な方で、大変驚きました。メールの文面のように気性がしっかりしている印象で、人は外見ではわからないものですね!

緊張されていたというから、もっと私も世馴れて、気のきいた一言でもあれば良いのでしょうけど、逆に、明るくて気配り上手なまりさんに励まされたようでした。
お子さん思いの良い母親になるでしょうね!

ゆっくり考えていただき、ご希望でしたら、まりさんがお子さんをご懐妊し、ご出産されるまでのサポートを真剣に、妥協なく、全身全霊でやりますので、よろしくお願いします!
本日は、本当にお疲れ様でした!」

私は、滋賀県石山寺で、懐妊と安産のお守りを買った。もし、彼女が提供を希望するなら、このお守りを渡そうと思う!

みゆき! 待っているぞ! 

 

精子提供を出来るのか? 悩む彼女は何を思う?

 前回の記事↓

 

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 実際に、精子ドナーとして女性と会うことができて、正直、嬉しい。本来、私が望んでいたのは、婚活ではなく、特定の女性に、遺伝子を受け継いで欲しいということだった。早く気付くべきだったのかもしれない。

 明日から、三島由紀夫『絹と明察』の舞台である滋賀県を訪れる。帰りに日本三大ソープである雄琴のフォーナインに行こうと決めていた。6日前にNO1嬢を予約した。2日前予約で初回限定の場合、8万円を5万円で楽しむことができる。だから、一端予約をキャンセルして、別の携帯電話で予約をかけると、私であることがバレてしまった。最初に予約をかける時に、すべて偽名と偽住所にして、次に、実際の本名と住所にすれば良かったのだ。残念だけれど、取り返しのつかないことをした。フォーナインを出禁になってしまったのだ。

免許証を10万円ぐらいかけて偽造すれば入ることができるけれど、そんなことをしたら本末転倒である。

たった今、2日前の夜中の8時に、電話をかけてみたら、まだ、20時15分で羽根田美月さんの予約枠が空いていた。何も見ずに、2日前に予約をすれば良かったのである。結果論ではあるが、後悔している。しかし、それほど、人気がないのかもしれない。

私は、変わりに同じく雄琴の高級店である皇帝別館のランキング2位の女性である泉のあの予約をとった。彼女は2019年から働いているということだ。風俗で働く年月日が長くなると、ストレスからか、獣じみたオーラを身にまといだすもので、うまく逝けるか不安である。

前置きが長すぎたけれど、今日、精子提供のドナーとして、ドニー(精子提供希望者)の女性と会ってみて、長年、私の心に蓄積していたモヤモヤが晴れた気がするのだ。

私は、秋の川を逆に昇る鮭のように、精子卵子に撒き散らして、遺伝子を地球に遺せたと、脳の記憶に刻めば、今後、仕事、文学等、社会的に価値の高い活動に精進できるだろう。

私は結婚して所帯を持って安心等、ましてや、それを生き甲斐には出来ない男である。しかし、すべての動物は、遺伝子を後世に繋ぐために、命懸けで生きている。私も、例外ではなく、結婚をあきらめるほどに、遺伝子を遺せていないという焦りや憤り、やるせなさが、脳のすべてを覆っていくのだ。そのためには、誰かに精子提供をして、妊娠させればいいとのことだ。

 彼女と話すうちに、自分の本当に望んでいることがわかってきたのだから感謝しなければならない。気が晴れたようだ。なんだか、帰り道、とっても嬉しかった。でも、彼女に断られたら、また、それは随分と辛いな。頭が禿げているからだとしか考えられない。

 CAFEでお茶をして、相対した時に、私の頭部を凝視して、怒りとも悲しみともつかない大きな目をしたのだ。私がじっと彼女の顔を見ていたから、単純に怒っていただけと思いたい。次回の記事は、30分近い会話の内容をここで記したい。

精子提供希望者に、木漏れ日あふれる真昼間の新宿で会う!

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いよいよこれから↑の女性と、精子提供の有無についての面談をしてくる。場所は新宿にあるホテルのラウンジだ。
その後のメールのやり取りは、内容の重複したものばかりだが、回数は多い。きっと、彼女は、不安になっているのだろう。あまり、すれた方ではないのだろう。メールの文面を読む限り、言葉遣いがとても丁寧だ。
女「MI様

こんにちはお疲れ様です!

今月は外せない予定が多いのですね。
そんなときにお時間を取らせてしまいすみません。。

ではお言葉に甘えてしまいますが、予約をお願いいたします!

外回りの時間がかたまり次第ご連絡させていただきますね^ ^

よろしくお願いします!」
私「A.M.様

こんばんは! お疲れ様です!

いえいえ、こちらこそ、ご都合を合わせていただき、ありがとうございます!
AM様も、お仕事、大変そうですね!


予定時間のご連絡、お待ちしておりますね。

よろしくお願いします。」
女「MI様

お疲れ様です!

26日(水)なのですが、
午前中に外回りに行くことになりました。
13時前には新宿に戻ってこれる感じです。
なので13時以降でお会いしたいなと思ってるのですが、いかがでしょうか?

もうちょい遅い方が良いとかありましたら遠慮なくおっしゃって下さい。
新宿ぶらぶらしてるので大丈夫です!

よろしくお願いします!」
私「A.M.様

こんばんは! お疲れ様です。

ご連絡ありがとうございます。

私h公休日ですので、お時間は大丈夫です。

13時以降に下記の〇〇ホテル
〇〇〇ラウンジはいかがでしょうか?↓
予約は、しなくても平日は空いているそうです。

よろしくお願いします。」
女「MI様

お疲れ様ですこんばんは^ ^
ステキなラウンジですね〜
ここにしましょう!

平日は予約しなくても大丈夫なのですね、承知しました。
ラウンジ平日は13時からみたいなので、13時からでも大丈夫ですか?

よろしくお願いします。」
私「A.M.様

こんばんは。お疲れ様です!
ご返事が遅れてすみません🙇‍♂️

本当にステキなところであるといいですね!場所が決まって良かったです。

そうですね。少し遅らせて、13時15分にしましょうか?

よろしくお願いします。」

女「MI様

いえいえ、ご連絡ありがとうございます。

13時15分ですね、承知しました!
お店というかラウンジの前で待ち合わせみたいな感じで良いでしょうか?」
私「A.M.様
おはようございます!

そうですね。
ラウンジの前にしましょう!
そのような感じで、大丈夫だと思います。
よろしくお願いします。」
女「MI様

おはようございます!
では26日(水)13時15分にラウンジ前で待ち合わせですね、承知しました。

何だか今からすごく緊張しますが…よろしくお願いします!」
私「A.M.様

こんばんは!

私も、想像しているのとあまりにも違くてガッカリさせたら悪いと不安にもなります。
A.M様からすれば、精子提供を受けるかどうかを考えるだけですから、緊張しなくても大丈夫ですよ。

お互いの人生、これから上手くいくと良いですね!

当日はよろしくお願いします!」
女「MI様

お疲れ様ですこんばんは^ ^

お心遣いありがとうございます。
ネットで知り合い実際に会うことなんてないのでそこから緊張しております…

会ってお話する機会を設けて下さりありがとうございます。

こちらこそ、当日はよろしくお願いします!」
私「A.M.様

こんばんは!

私もネットで連絡をとって会うことがほとんどありませんし、今まで経験したことのない話ですから、不安はあります。
けれども、お会いできることを嬉しく思います。

明日はよろしくお願いします。」
女「おはようございます!
今日も良い天気ですね^ ^

本日は予定通りで大丈夫でしょうか?」
私「おはようございます!
そうですね!いい天気ですね。過ごしやすい陽気で良かったです。

私は全然大丈夫ですよ!
A.M.様は大丈夫ですか?」

女「MI様

わたしも大丈夫です!
外回りも時間がかかるようなものでもないので、待ち合わせにも間に合うと思います。

待ち合わせの際、何てお呼びしたら良いでしょうか?
MIさんだとちょっと呼びづらいかなというか声をかけづらいかなと思ったのですが、何かありますか?
(MIさんて言えないわけではないので、それでも全然大丈夫です!)
わたしはみゆきです。

よろしくお願いします^ ^」
私「私は公休日ですので、ゆっくりお仕事をされて結構ですよ。

それは呼びづらいですよね。
もとゆきと呼んでいただけますか。
みゆきさんですね。わかりました!

よろしくお願いします。」
女「もとゆき様

教えていただきありがとうございます。
これでちょっとは声がかけやすくなりますかね!

今向かっておりまして、13時15分には間に合いそうです。」
私「みゆき様

私も、もう少ししたら着きそうなので、1時15分にはお待ちしております。

よろしくお願いします!」
女「ちょっとお待たせしてしまいますかね!?
ごめんなさい。。

ラウンジの前とかってたくさんひとがいたりするのでしょうか?
服装とか伝えといた方が良いのでしょうか??

わたしは上下ベージュっぽい感じで紺色のカーディガンです!」
私「いえいえ、大丈夫です。勝手に早く着いただけですからお気になさらないでください。

ラウンジ前は数人が腰かけているぐらいで空いていますよ。

私の服装は、下が紺で、上が白です!
ごゆっくりどうぞ!」

同じ内容を何度も書いてくるのだ。彼女の動揺が見える。

私も朝から非常に緊張して、興奮していた。
エロい妄想もさることながら、女性が精子を受け取りたくなるというのは、どういうことなのか? どういう会話が正しいのかわからなくなるのだ。
婚活なら、ひとつ屋根の下で一緒に一生を共にしていく上で、外見や頭の良さ、運動神経だけでなく、自分の気質や性格面も同じくらい大事になるだろう。
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私の精子の市場価値は、どうなのだろうか?
お会いするまで、後5分だ!何を話せばいいだろう? 相手は何を私の面上に何を見るのだ?
世界的に有名な精子バンクのクリオスでは、精子の価値は、精子の運動量によるという。
そんなもの、外から見えないじゃないか?

同じ結婚詐欺被害にあった人から、また、メールがきた!

f:id:nyoraikun:20210524214645j:image同じく詐欺の被害者からメールがきた。個人情報にあたるので、投稿は差し控えるが、私の返事だけを、ここに掲載する。下記のブログを読んで、同じ結婚詐欺師だとわかって、メールがきた。

相手のメール文を掲載すると、個人情報にあたるので、差し控えるが、その返事をここに掲載することにした。これで、同一の詐欺師からの被害者が3人になった。他に何人いるのだろうか?

 

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「ご返事ありがとうございます。時系列に状況を素直に書かれていて、とてもわかりやすかったです。そして、彼女への真剣さを感じ、目頭が熱くなりました。誠実な人柄が行間に垣間見えて、Aさん以外に、探せばいくらでもいそうに思えます。おそらく、婚活アプリでやり取りする中で、特定の男性に絞り込むのでしょう。

きっと、詐欺グループのマニュアルがあって、デートの回数や期間で、その日にやるべきテーマがあるに違いありません。デートを重ねるごとに、彼女とのやり取りで、気になっているところは、私と酷似します。

同一期間にそんなに多くの男性とお付き合いはしていないと思います。あなたがAと別れた後に、YOUBRIDEで私とのやり取りが始まっているということもあるのか、あなたの影響を色濃く残している印象を受けます。有楽町マルイ前を通る時に早歩きになって、前を急いで歩きだしたので、どうしたの? と声をかけると、「食事をして、挨拶もしないで出てきたね。ありがとうね」と彼女が涙ぐんでいました。うつむいて、話す声もかぼそくて、今にも倒れそうな姿に見えました。きっと、あなたのことを思い出していたのかもしれません。

お台場のチームラボの光のトカゲを踏む無邪気な一面は、ディズニーのトイストーリーのシューティングゲームで夢中になっている彼女と重なるようで、微笑ましくも悲しくなりました。赤木美帆は、ナイーブで、純情で、優しい人なんだと思います。しかし、心身共に弱く、務まる仕事が無く、屈折する中で、心に如夜叉の面が現われ、詐欺師として生きざるを得なくなったのかもしれません。

詐欺を働こうとして近づいたけれど、彼女の表す好意の半分は、真実であったと思います。F 会社の住所まで訪れて、有楽町マルイ前に立ちつくし、愛のありかを探そうとする真摯さは美しいですね。あなたのような方が世の中にいるなら、もっと生きていようという気持ちになりました。そして、この上ない励みになります。ありがとうございました。」

精子の提供希望の女性からの誘い!真偽は?

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↑ノートパソコンの天板を上から肘で圧迫してしまった。読書をしたのが馬鹿だった。これで2度目である。いくらかかることやら……💦

 

精子バンクに登録したら、ある女性から連絡が来た。名前や素性をお互い名乗れないだけで、婚活とやりとりは変わらない感じだ。

からして、この人は私のことを大事にしてくれるだろうか? というニュアンス無く、遺伝子🧬だけで考えたら、どえらい欠点がひとつある。それは、薄毛ということだ。カツラでも買おうか?と考えたが、時間と労力、出費を考えるだけで、まぁいいかぁとなってしまう。髪をより短くしておけばいいやぁ!

女「MI様

こんにちは。
MI様のプロフィールを拝見してご連絡しましたAMと申します。
わたしは都内にある会社に勤めております36歳で、1度離婚歴あります。
選択的シングルマザーを希望しております。

ただいま緊急事態宣言下ですが、ドナー活動は行ってらっしゃいますか?
お忙しいとは存じますが、ご返信いただけたらなと思います。

よろしくお願いいたします。」

 

私「A.M様

ご連絡ありがとうございます。
精子提供は宣言下でも行いたいと考えています。
私も都内の会社に勤めております。
お会いしてお話致しますか?

よろしくお願いします。」

 

女「

MI様

ご返信ありがとうございます!
緊急事態宣言下でも活動はされてるのですね、
ご連絡を差し上げて良かったです。

一度会ってお話しする機会を設けてくださるなら嬉しいです。
当日そのまま会ったバキバキに緊張してしまいそうで…

MI様のご都合の良い場所はどのあたりになりますか?
わたしも都内勤めなので、MI様のご負担にならない場所に伺えると思います。
ちなみに千葉の北西部に住んでおりますので、都内に出やすいです。

よろしくお願いします。」

 

私「

A.M様

こんばんは!

私も調布に住んでおりますので、都内でしたら大体の場所にうかがえます。新宿、池袋、日比谷、品川などはいかがでしょうか?
A.M.様の都合の良い場所でも構いません。

私も一度お会いしてお話出来ることを嬉しく思います。都合の良い日は、やはり土日になるのでしょうか?

よろしくお願いします。」

 

女「MI様

お疲れ様ですこんばんは!

調布に住んでらっしゃるのですね。
学生時代によく遊びに行きました。
とても便利なとこですよね。

わたしは土日休みの仕事なのですが、
MI様のご都合がよろしければ平日でも全然大丈夫です。
たまに残業があるのですが、調整します。
勤め先は中央区なので、
会社帰りでも候補にあげて下さった場所ならどこでも伺えそうです。
MI様のご都合が良い場所でどうぞ。

よろしくお願いします。」

 

私「A.M.様

お疲れ様です!
ご返事ありがとうございます!

6月15日までの予定が、○○○になっています。
土曜日が休みの時もあるし、休日の数も普段はもっとあるのですが、申し訳ないです🙇‍♂️
時間は何時でも構いません。
大丈夫ですか?
場所は新宿でもよろしいでしょうか?
よろしくお願いします!」

 

女「MI様

ご連絡ありがとうございます。 

場所は新宿で構いません!

6月15日までで上げてくださった日はMI様のご都合の良い日程(休日?)という解釈でよろしいでしょうか?

よろしくお願いします。」

 

私「A.M.様

都合を合わせていただき、ありがとうございます。
要領を得ず、すみません!
休日ということです。1日、どの時間でも対応出来る日と解釈して頂いて構いません。

よろしくお願いします。」

 

女「

MI様

おはようございます!
休日をあげてくださったのですね、
ありがとうございます。

では、5/26(水)はいかがでしょうか?
ちょっとした外回りの予定があり新宿方面に出やすいです。
あと1日どの時間でも対応できるとのことですが、午前中とか午後2〜3時でも大丈夫なのでしょうか?

よろしくお願いします^ ^」

 

私「A.M.様

おはようございます!

5月26日(水)に新宿でお願いします。日程を合わせていただき、ありがとうございます。

どの時間でも大丈夫です!
場所ですが、話がプライバシーな件でもあるので、ホテルのラウンジがいいですか?↓
https://goodluckstage.jp/entries/1248
気軽にCafe でとお考えでしたら、それでも構いません。

よろしくお願いします。」

 

私「すみません。こちらでした!
https://goodluck-stage.jp/entries/1248

 

女「MI様

こんにちは!
確かに話す内容があれなので、ホテルのラウンジとかの方が良さそうですね。
ご提案ありがとうございます!

貼ってくださったリンクから確認しましたが、わたしは普段あまり新宿に行く機会がなくどこも行ったことがないのですが、
MI様は普段からこのようなラウンジを利用されているのでしょうか?
ここがオススメ等ありましたらそこにしましょう。

よろしくお願いします。」

 

私「A.M.様

こんにちは!

お気遣いありがとうございます。

普段はホテルのラウンジを利用することは、ほとんどありません。
都合の良いお時間で予約できるラウンジも変わるでしょうし、時間が決まり次第、予約をしてみます。

A.M.様にとって、良い出会いになれば嬉しいです。よろしくお願いします。」

 

女「MI様

こんばんは!

ホテルのラウンジは普段なかなか使う機会ないですよね。
でもガヤガヤしてなくて良さそうな感じがします。

外回りの時間は週末には確定させます。
ホテルのラウンジは予約しないと入れない感じなんですかね?
ご予約までお願いしてしまって良いのでしょうか…?

MI様はとても優しい対応をしてくださいますね。
お聞きした休日が変則的な気がするのですが、仕事はお忙しいのでしょうか?
そんな中、面談の機会を作ってくださってありがとうございます。
お会いできるのを楽しみにしております^ ^」

 

私「A.M.様

こんばんは!

ホテルのラウンジは、入れない場合もあるそうで、予約しておいた方が無難だそうです。
私の方でお好みの時間で予約いたします。

そう思って頂けると嬉しいです。
際立って忙しいわけではないですが、今月は、普段と比べて、外せない予定が多く入っている感じです。

こちらこそ丁寧にご対応頂き、ありがとうございます!お会いできるのが楽しみです。

よろしくお願いします。」

 

     僕の遺伝子

 

 青空に漂う雲のような精子

 誰に差し上げる望みもなく過ごしてきた

 明るい光が雲間から解き放たれたと

 想う時も、ただ手を空に大きく差し出す

 それは自分のめくるめく希望と

 すべてが徒労に終わる寂しさが常に

 同居していた

 

 あなたの精子が欲しいと考えている

 選択的シングルマザーを考えた経緯も

 前の旦那と経験した辛いことも

 何も聞くことはないけれど

 この世に産まれた限りは

 子孫を残していきたいと焦らなければ

 人間じゃないのだろうね

 

 僕に会ってくれてありがとう

 遺伝子が欲しいとうなずいて

 生まれてくる子供を愛してくれるかな

 私は遠くに消えて いつかどこかで

 我が子に めくるめく時の旅を超えて

 会える日がくるのだろうか

 天から降り注ぐ光を浴びて場所で

 

 

歌舞伎町の詩

 f:id:nyoraikun:20210514114204p:plain私は俗世に適応しようと疲れてしまった。完全に染まらないものが、私の心の中にあるようだ。それを詩で昇華するようにしよう。

歌舞伎町コマ劇場前

 生垣に腰掛ける
 隣に座る黒いブルゾンを着た若い女はうつむいている
 青い帽子に白いマスクをした黒人の男が言い寄り小声でささやく
 男はうなずく 
 女はかしげる
 蜜蜂が夏菊により そっと離れるように
 昼下がりの時間は過ぎていく
 コンビニの前 緑、青、赤に染めた男女5人が
 地べたに座り 完全なサークルを夢見ている
 私は時計を見る
 形だけの女を抱くまで 後三十分
 女が離れたところに 紙袋を2つ提げたおばさんが座る
 私と目が合う それは つけまつげをしているおじさんだった
 彼のはかなげな視線を向ける先に ゴールデン街が見える
 私は立ち上がる
 形だけの女を抱くために
 歩きだして 忘れものをしたような気がして 振り返る
 ビルディングの壁に大きく 明るく 正大に 描かれた
 「I♡歌舞伎町」が美しい血潮のように燃えていた

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カテゴリ
阪神タイガース・プロ野球・スポーツ