先日、11月に入ったばかりだというのに、久しぶりに風邪らしき症状が現れた。熱はないものの、喉の痛みから始まり、次第に鼻水が止まらなくなり、気管支がゼェゼェと苦しい。そんな状態で仕事に向かう日々は、なかなか厳しい。風邪の症状が出ると、体調管理や環境への敏感さが、どれだけ仕事のパフォーマンスに影響するかを改めて実感する。今回は、熱の出ないインフルエンザも流行していると聞き、自分も同じではないかと疑っている。
仕事はスーパーの現場で、現在、パート化が進められている。以前は社員2人で分担していた作業を、1人で回せと言われるようになった。上層部は、日々現場にいるわけではないからか、「誰かパートさんをリーダーに据えれば、何とかなるだろう」と軽く見ている。しかし、その候補とされたパートさんは、少しのプレッシャーでも折れてしまいがちなタイプだ。
リーダーシップの重圧と職場の葛藤
実際、そのパートさんが他部門と兼業していることもあり、今は表面的には問題がなくても、リーダーに立たされると立ち行かなくなるのは明白だ。また、自分から協力しようという意識が低く、他人にやらせようとする傾向が強い。そのため、現場を任されると状況がさらに悪化するのではと感じるのが現実だ。こうした環境下で、喉の痛みは増し、体が疲れていくのがわかる。
健康への影響と職場ストレスの関係
この風邪が何を象徴しているのかと考えると、働く環境が私たちの心身にいかに影響を及ぼすかが浮き彫りになる。仕事は人生のバックボーンであり、長時間そこに身を置くほどに、その影響は大きくなる。特に窮地に立たされ、無理難題を押し付けられる状況にあると、体調不良がストレス反応として現れることも少なくない。
気持ちの浄化、修善寺温泉への想い
ふと、漱石が修善寺で吐血した時の心境に思いを馳せた。心が病んでしまった時、適切な環境で休むことがどれほど大切かを感じる。あの静かな温泉街で、何かが浄化されるような気持ちを抱き、自然と惹かれる。すべてが清められ、心が軽くなる瞬間が、あの地にある気がしてならない。