上野駅アメ横近くの通り。午前中、ホテルで朝食ビュッフェを食べた後、国立科学博物館の「海」展と、古代メキシコ展を観て、その後、ルピナスというソープ店に行くという計画だ。知的なものは、低級なものと高級なもののカクテルだというと、私の奇怪で、人から見れば醜悪な行動も説明がつくというもの。千里香という看板にふさわしく、この上野の少し違う風情、歴史的情緒を感じてしまう。空室とあるから、私もこういう安宿で泊まるのも良かったかもしれない。
よし寿司は、上野の老舗寿司屋で、コスパも良く良質な寿司ということで人気を博している。待ち時間３０分ということだが、スマホでネットサーフィンをしながら待つことにした。寿司のネタも銀蔵ぐらいの内容で、私としては、ムードは満点であるが、味はそんなところだった。
漫画喫茶、ネカフェ難民という言葉が流行った時期がある。上野駅でここを巣にして、仕事を探すことがあるのかもしれない。入谷ブルースの現代版か？
ふぐ料理の店だ。やはり人間の欲求はまず視覚から。人間は目が発達した動物だ。ふぐのふっくらした姿をみて、食欲を喚起せよ。
上野駅に最も近いホテルのルームキーは世界的な浮世絵で有名なこの絵である。海外の求める観光用の美術である。
はやぶさが小惑星りゅうぐうに降りて、採取したサンプルは、ただこの１粒であるのに、ここから原始地球が想像できるというのだから、人間の科学的能力は無限な可能性がある。私も普段何気なく手にしている、周りから見たらただ石のようなものに、想像を無限に搔き立てるロマンがあるのだろう。
生命の起源を、こんなに軽々と事実であるかのように示していいものだろうか？証明は不可能であるはずなのに、消去法でいくと、この説になるとのことだろうか？家族連れで、こういうものに興味をもってもらおうと教育を施している家族を多く目にする。親の年収と学力が類縁関係にあるというのもうなずける。フランス等、学費の無償化が進んでいるけれど、日本も遠い未来、そういう公平性のもとで、子供が育つ仕組みが進んでいくのだろう。
奨学金問題で、ソープで働く女子大生を私はお金をつかってＨしてきたことも少なくないけど、１００年後、この国があった時に、今の話を聞くと、吉原に売られて娼婦をさせられる少女の話と同じように驚かれるに違いない。
魚屋で働く私としては、この黒潮と親潮に福島の汚染水が流されることが、不安で仕方ない。私の職を追われる理由になりはしないか？
深海の夢を見た
マリンスノーが宙を舞っていて
綺麗なものは綺麗なだけじゃないと
君もきっとそうなんだろう
世界の終わりの歌詞。深瀬の詩的発想は天才だと思う。
