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20年振りに出会った佐野元春!

新宿のバルト9という映画館で、1993年の佐野元春フィルムコンサートが上映された。その前座で、佐野元春爆笑問題の田中が話をするというもので、会場は満席であった。さすがに年齢は私より上の方が多く、佐野元春が登場する時の歓声は凄いものがあった。目の前の席の男性は、両手をあげて手を振っていた。
爆笑問題の田中は、普通に話しているようにみえるけれど、声のトーンの変化が巧みで、聞いていて飽きないのだ。ファンである佐野元春を前にして、気弱に振舞っているけど、伝えたい時の声は、強く張っていて、耳に残ってくる。実に伝え方がうまい。
学生の頃に聞いて、武道館のコンサートや、立川市民会館のコンサートなど顔を出した。20年前になるけれど、毎年のように出すアルバムを、聴くようにしていたけれど、首を傾げるものが多くなって、しまいに縁が遠ざかってしまった。
しかし、今回のコンサートアルバムを観るにつけ、どれも知った曲であるけど、新しい曲のように考えられて、もう一度佐野元春を聴いてみたいと思うようになった。今、ブログを書きながら、佐野元春1981年から1989年までのベストアルバムを聴いている。
彼のポリシーが私は好きだ。
現代詩が廃れたのではなく、無くなったのではない、今、みんなが口ずさんでいる歌が現代詩なんだ。だからいつの時代も、人々にとって詩はいつも始まりにあるものだという信念が好きだ。その分、言葉の遣い方も難しく、同年齢の桑田圭介のように大衆受けは難しい性質のものかもしれない。ヘルマンヘッセの詩に曲をつけたいという佐野の幼少期の動機は、そのまま彼の創作の原体験といえるものになったのだろう。
フィルムコンサートを終えて、外に出ると、おばさんといえる4人グループで話している。佐野と目が合ったと1人のファンが興奮して熱心に話しているのをみた。とても若々しく、元気で、佐野元春との出会いが、人生の支えとなってきたと伝わってくる。

↑近くの楽器屋の店頭を巨大なエレクトリックギターが飾られている。観光客の外国人が熱心に写真をとっていた。私もそれに倣って、写真に収めた。

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カテゴリ
阪神タイガース・プロ野球・スポーツ