nyoraikunのブログ

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映画『MINAMATA』は、水俣で生きる人々の闘う美しさを描いている!

水俣病が取り沙汰された1970年の熊本県水俣に、世界的に著名な写真家ユージン・スミスが来て、公害汚染との闘いを描くという内容の物語である。チッソの工場から海への水銀の流出が、20年以上も続いたことで、近隣の住民に深刻な中毒患者が現われたのである。
今から50年前に、わが国にであった事件なのであると思うと、今現在、放射性物質を海に流すことに決めたことで、その後、大きな健康被害が出なければいいと思う。私は、今の日本は大丈夫だ、科学が発展しているからそんなことはないと楽観的にとらえていた。しかし、小室圭と眞子の問題について、世論操作が歴然と行われていて、マスコミ各社、まさか朝日新聞までが、事実を捻じ曲げて、問題追及もせずに、2人の祝福ムード一色にしようとして、国民を欺こうとしている。
上級国民は、何をしても許され、守られる図式は、現在に存在していると、目を覚まさせてくれた気がするのだ。
この映画は、水俣病の患者を守ろう、もう一度、公害汚染の被害者に目を向けて、それを取り沙汰し、今でも苦しんでいる患者や遺族に哀悼の意を手向けようという類の感情を与えるというものではない。
スミスが水俣に来て、写真に収めるものは、公害に負けないで生きようとする人達の健気な美しさなのである。
水銀中毒で各指があらぬ方に曲がっていて、両足には、補助器具が固定されている青年が、雨の中、アコーディオンを無心に弾いている姿であり、母親が、目も見えず、ほぼ植物状態になった少女を、風呂場で笑顔に介抱している姿であった。↓
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芸術家の視点を通した水俣病であるから、私も、一個人として表現することで、社会の悪や醜さと闘い、美しい世界秩序を築く力でありたいというモラルを喚起する強さがある。1枚1枚の患者の写真、争議の写真は、闘おうとするモラルを、問いかけられる。
私は正直感動したが、大きな映画館に、私を含め3人しか観客がいなかったのは寂しい。コロナ禍で、暗い世相であるから、実際に流行る映画は、現在、上映している『イン・ザ・ハイツ』のような、移民街の貧しいが、彼女に恋をして、夢を叶えようとする姿を明るく歌ったミュージカル作品のようなものだろう。↓

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ゲームセンターから出てきたカップル。女性はジョーズの大きなぬいぐるみを抱いて笑顔でいる↓
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遠くから旅行できたのか?
これから遠出するのだろうか?↓
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カテゴリ
阪神タイガース・プロ野球・スポーツ