緊急事態宣言が、東京都では21日出されるということである。また、食品スーパーの仕事が忙しくなるであろう。仕事があるだけで幸せなことなのだろうけど、正直、心身共にシンドイ。休日に勉強を計画しようにも、睡魔が襲ってきて、寝ていることが多い。今日は本を読む気になれず、NHKオンデマンドで気になる動画をいくつか見ていた。
天文学の天才と称されるハッブルの伝記を紹介している番組があった。彼は幼い頃から、夜空の星を眺めることに、異常なほど興味を持ち、一生涯をそれに費やした。彼が最新式の天体望遠鏡で発見したことは、銀河系の外にも銀河が存在すること、宇宙が膨張していること掴み、現代の宇宙論の基礎を築いたそうだ。ハッブルの生き方から考えられることは、何事を成し遂げるには、あまりにも短いから、物事に一途に取り組まなければならないということだ。
何かを理解しようと思ったら遠くを探すなとゲーテは言うけれど、自分の感情の源泉を探れば、宇宙の仕組みに近づくような気がしてならない。
時間と相対的関係にあるものは生物ではないか?
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2つ目は『男と女』の解釈について、映像を交えて分析していた。女性はX染色体が2つあり、男性はX染色体、Y染色体が1つずつある。このY染色体を持つのが男性であるが、長い年月をかけて、Y染色体が短くなっていき、500万年後には、無くなるということだ。その時に人類があるのかすら疑問である。しかし、学問とは、そういったことを予想できるのだから凄い。
女性のX染色体は2本あるから、どちらか1本で補えるけれど、Y染色体は1本しかないから、仕組みに損傷がでると補うことができずに、すり減っていったという。このY染色体がないと、胎児のための胎盤が出来ない仕組みになっているから厄介だ。その頃に、人類が残っていたとすれば、ポケモンのような生命工学が現実のものとなって、このような悩みがあったことすら、未来の人類は笑っているはずだろう。
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3つ目は不妊治療の患者が、現在の日本では、6人に1人ということだ。一番の原因は、卵子の老化ということだ。30代になって、子供を望む女性が多くなり、なかなか妊娠できないために、病院に訪れると、卵子が老化していて、不妊治療を始めるというパターンが、75%にのぼるというである。
保険がきかないため、1回の人工授精が何十万円というお金がかかり、6回繰り返すと、130万円かかっていると紹介していた。中には、結婚して、家を買い、子供部屋まで用意して、不妊治療に臨む女性がいた。何度治療しても無理で、医師に子供を授かることを諦めたことを告げ、泣き崩れている場面には、胸が締め付けられる思いがした。
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それぞれに人生があって、私の人生は何だろうと考えてしまう。毎日、魚を売って、余暇は眠気と闘って、安部公房、三島由紀夫の文学作品を数ページ読んで、ブログを書いて寝るという繰り返し。夢の小説家、脚本家どころか、日々の生活に追われ、スコレー(暇)が持てない。結婚もせず、子供もいない。もうここまで来たら、孤独を貫こう。残りの人生で、何かためになるような、燃え上がるような充実感を味わえる経験がしたいと願っている。