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映画『ロボットドリームズ』:AIがすすめた“切ない友情”の傑作を観た


映画『ロボットドリームズ』が日本で公開されるのは、新宿と渋谷の限られた劇場のみ。こんなに評価が高い作品なのに?そう思って調べてみたところ、映画批評サイト「ロッテントマト」で驚異の**トマト指数98%**を獲得していることが判明!批評家がこれだけ絶賛しているなら、観るしかないと即決。駄作に時間を費やしたくない私にとって、このサイトはまさに信頼の指標です。

【あらすじ:動物たちが紡ぐ“言葉のない物語”】
物語は孤独な犬(ドッグ)が、偶然見かけたロボットを購入するところから始まります。全編にわたり台詞は一切なく、登場キャラクターはすべて動物。名前も「ドッグ」「キャット」などそのまま。ディズニー作品を彷彿とさせる愛と平等を描くこの設定は、まさに万人受けを狙ったもの。しかし、そこで終わらないのがこの映画のすごさです。

ドッグは、魚を釣っても目を見てリリースするほど優しい、不器用なキャラクター。その愛らしさに感情移入せずにはいられません。ロボットと心を通わせるものの、海で遊んだことが原因でロボットが壊れてしまう…。この別れが切なく、再会を夢見る2人(正確には“ロボット”と“犬”ですが)の姿に、観客は心を揺さぶられることでしょう。

【新感覚のアニメーション:絵画のように美しい映像表現】
特筆すべきはアニメーションの描写。ロボットが見る夢のシーンはまるで一枚の絵画。こんなにも美しく、切実な夢をアニメで表現した映画は初めてです。これが高評価を得ている理由のひとつでしょう。

【解体、再生、そして新たな愛…心をえぐるラスト】
物語のクライマックスでは、ロボットが解体されてしまいます。ドッグが執念で探し出しますが、見つかったのはロボットの足だけ。夕暮れ時まで掘り返す姿に集まる動物たち、注意を促す象の監視員…。動物たちの性格を象徴的に描いたユーモアも、この映画の魅力です。

ロボットは狸によって修理され、新しい家で愛される生活を送り始めます。一方のドッグも、新たなロボットと友情を深めます。しかし、再び交わることのない2人の関係に流れる切なさは、『ラ・ラ・ランド』を思わせるものがありました。このもどかしさと美しさが、多くの批評家から絶賛される理由でしょう。

【一生に一度の“映画体験”をあなたに】
『ロボットドリームズ』は単なる友情物語ではありません。愛、不器用さ、別れ、再生…人生の普遍的なテーマを新感覚で描いた本作は、映画ファンなら見逃せない一作。ぜひ劇場で体感してください!

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